外山薫のレビュー一覧

  • 君の背中に見た夢は【電子特典付き】

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    兼業作家でタワマン文学の外山さんの第2作
    サラリーマン作家さんとの事で、この方はその生活スタイルを変えないだろうなと思う

    今回は小学校受験がメインテーマ
    都内に住む大手化粧品メーカーで働くワーママと
    テレビ局記者の夫婦
    いわゆるパワーカップル
    その妻がちょっとしたきっかけで長女の小学校受験を目指す
    とても現実的で具体的なエピソードに溢れていて
    楽しく読みました
    著者が優しい方なのか、厳しい中でも小学校受験の良い側面を読めて小説の中の子供達を応援したくなりました
    やり直せるものなら私も参戦したいかな笑
    とはいえ東京の富裕層は子の両親のパワーだけでは決まらない
    実家の太さと協力も必要事項なのです

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    2025年04月17日
  • 君の背中に見た夢は【電子特典付き】

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    ネタバレ

    家族と子どもの小学校受験のお話。

    こんな小さいうちから受験かあ、、、
    こどもがかわいそうだなあ、、
    なんて先入観を持って読み始めました。

    私にとって小学校受験なんて未知の世界。
    でも、都市部では本当にこの世界があるんですね。

    この作品を読んで、
    果たして小学校受験する(させられる?)子どもはかわいそうなのか。。

    実際かわいそうなところはあるんですが、
    やっぱりそれだけじゃない。

    マイナスの面も確かにあったと思うけど、
    それ以上に、目標に行き着くまでの過程や経験が
    確実に子どもにプラスの面をもたらすこともあるんだな
    と思えました。

    そこまで頑張った子どもたちの未来が、
    少しでも素敵な

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    2025年04月17日
  • 息が詰まるようなこの場所で

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    どんなに羨ましく見える人でもその人にしかわからない地獄がある。羨んでも仕方ない。自分の人生に集中しよう。情報がリアルで現代の東京の歪さがよく表現されていた。

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    2025年04月06日
  • 君の背中に見た夢は【電子特典付き】

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    受験を扱った小説が好きなので楽しく読んだが、まー小学校受験は過酷だこと。子の意思よりも親の意向が圧倒的に占める小学校受験に関して賛否があるのは致し方ないだろう。親がレールを敷いてあげることが子どもにとってどれだけ正しいのか。それは結果論でしか語れないような気がする。この作者の他の作品でも受験を扱っていたが、共通しているのは子どもが優秀で手がかからないこと。母親の苦悩はじゅうぶん伝わったが子ども側のストレスも深堀りしてほしかった。とはいえ受験にはまる気持ちもわかる。努力が報われると達成感が得られるから。

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    2025年03月26日
  • 息が詰まるようなこの場所で

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    優越感とか妬みとか嫌な感情を持つことはあるけど、それぞれの人の角度から見ると各々悩みがあると気づける本やった
    ネガティブな感情を他人に対して持った時には、一度立ち返って相手の立場で考えてみようと思った

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    2025年02月24日
  • 息が詰まるようなこの場所で

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    「タワマン文学」 
    というジャンルができているらしい
    タワマン文化は現在進行形
    およその街の出来事と読む方もいれば
    その渦中の方も居ることでしょう

    タワマンの入居者は 資産家、パワー系サラリーマン、そして地権者
    子供の中学受験の葛藤を中心に
    子供達の不安、母親達の苦心、父親達の苦悩
    そして 本音と未来
    楽しく読ませていただきました
    小説はタワマンが舞台といえど
    地方都市でも似たようなマウント合戦はあります
    このマンションの入居者達は、それぞれ
    差こそあれ自分達の根ざす生き方を見つける事ができたようです

    私は、切り替えの早かったお祖母ちゃんが好き

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    2025年02月24日
  • 君の背中に見た夢は【電子特典付き】

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    小学校受験をリアルに描いた小説。
    中身に触れない感想としては、子供を育てる上で一番大事なことは子供にどんな人になって欲しいかということなのかなと思いました。
    中学校受験がやだから小学校受験をさせるとか、うける学校も偏差値や進学実績できめたりするのは、子供にどうなってほしいかという観点がないわけですよね。逆に言えば、そこがしっかり言語化できて明確になっていて、その方針とあった進路になっていれば、小学校受験も中学校受験もする必要ないのかなと思いました。
    大学受験が目的であるならば、わざわざ小学校受験する必要はない、目的、教育方針を考え抜けっという大道寺先生の言葉は胸に響きました。
    読む前は小学校受

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    2025年01月25日
  • 君の背中に見た夢は【電子特典付き】

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    東京の理想に向けて背伸びをする人をリアルに描く今作。「息が詰まる」に引き続き、面白かったです。
    自分は受験らしい受験を受けてこなかった人間なので、共感という面ではありませんが、非常に興味深い内容でした。
    一般的に義務教育が終わる高校進学の段階で受験が始まるものですが、今の時代は中学受験、況してや小学受験を当たり前とする東京の新しい在り方を目の当たりにしました。実際の東京子育て現場ではやはり"上の階級"の人々の世界の話なのかなと思ったりもしますが、自分の生い立ち、そしてこれからの家系を考えた時に自分の代で由緒を築きたいと思うものなんですかねえ。
    小学受験をしたい子供はいないわ

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    2024年12月02日
  • 君の背中に見た夢は【電子特典付き】

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    もっとドロドロ昼ドラ的でドロドロした展開を予想していたけど、割と淡々とサラッと物語が進んでいった。
    ワーママの主人公が持つ、キャリアと家庭の優先順位に関する葛藤を、ビシッと言語化していて共感できた。

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    2024年11月04日
  • 君の背中に見た夢は【電子特典付き】

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    ネタバレ

    バスで立ちながらこの本を読んでいる若い男性がいて(そんな面白いんか....)となり、自分も購入した小説です。
    お受験の世界というテーマでヘビーなところもありますが、文章が読みやすくて内容も面白くてサクッと読み終わりました。

    印象に残ったのは、大道寺先生の教室に通わせるようになってから、唯衣が「できる子」だったことで、母親の茜が優越感を感じるところ。教室のママ友となった麗佳が子育てに悩んでいるという話を聞いて余計に歪んだ自尊心が高まる。もちろん、母親の茜は、子どもは自分の所有物ではないということを理解していて、その後すぐに優越感に浸った自分を浅ましさを思い知る。親の虚栄心を満たしたりする存在で

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    2024年10月26日
  • 君の背中に見た夢は【電子特典付き】

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    登場人物全員が全く私とは別世界の人ばかりだけど
    みんな素敵な人ばかりで一気に読めた。
    子育てってあの時こうしたらって思うのは誰でも同じなんだろうな。
    それぞれの親の気持ちがすごく共感できた。
    うちは高校まで受験なんて関係ない田舎だけど読んで良かった!

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    2024年07月31日
  • 君の背中に見た夢は【電子特典付き】

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    一気読み

    だんだん
    小学受験を通して
    呑み込まれいく様子がわかりやすい

    母親として、すごくわかる気持ち。
    ただただ、
    人生は今から。
    まだ親に左右される年齢のこどもたち。
    よく考える機会になった。

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    2024年07月02日
  • 君の背中に見た夢は【電子特典付き】

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    電車の窓に貼ってあった広告をみて
    気になった本。

    すごいテンポ良く読めて
    小学校受験も子育てもしたことないのに
    感情移入のあまりのめり込んで読んでしまった。

    今まで親子が出てくる本を読んで
    親の余裕って大事なんだな、
    そこが難しいんだろうけど…とか思ってたけど
    その限りではないんだとも思った。

    たまにカフェで小受対策して教えてる親子をみるけど、どんな道を進むんだろうって思う。

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    2024年06月22日
  • 君の背中に見た夢は【電子特典付き】

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    小学校受験をテーマにした小説。著者は、X(旧Twitter)上でのタワマン文学で名を馳せている外山薫氏で、前作の『息が詰まるようなこの場所で』と本作の世界はつながっている部分がある。
    幼い息子はいるものの地方在住の自分にとって、小学校受験はほぼ確実に縁がないが、こんな世界があるんだなぁと知ることができ、興味深かった。本作は、著者の前作ほど毒はないが人間のリアルな感情が描写されており、また、家族の成長物語としても楽しめた。

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    2024年05月18日
  • 君の背中に見た夢は【電子特典付き】

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    異世界で、おそらく出会わないであろう親子の話。
    小学校受験のための莫大な費用、労力。
    合格したとして、その後に続く道。

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    2024年05月04日
  • 君の背中に見た夢は【電子特典付き】

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    小学校受験どころか2人の子どもを塾さえ通わせなかった私ですが、子どものことを考える気持ちはとてもよくわかりました。また、うちも上が娘なので、娘の幼かった頃を思い出さずにはいられませんでした。

    「桜葉ってさ、『自分で考え、自分で判断して行動し、その結果に責任を持つことのできる人間を目指す』っていう教育理念があるんだよね。小学校から高校までずっとそう言われて育ってきたし、自分で決めたことは貫きたいなって」

    そう言われて育ってきたわけではありませんが、私の理想であり、そう生きているつもりです。

    「合格や不合格という結果よりも、そこに至るまでの過程や、積み重ねてきたことのほうがよほど意味があるこ

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    2024年04月10日
  • 君の背中に見た夢は【電子特典付き】

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    子供の能力以上に、親の狂気じみた熱意と一時の運がその結果を左右すると言われる「小学校受験」。
    ふとしたきっかけから有名小学校を目指すことになったある家族の奮闘を描く。

    小学校受験を経験した親ならつい共感してしまうような「あるある」エピソードの連続に、ため息をつき続ける事必死。
    受験を決めた家庭同士の付き合い方や、ママ友関連ののエピソードなんかも非常にリアルで、時に心を抉られながらも楽しく読めた。
    実在する学校が多く出てくるので、小学校受験の雰囲気をつかむという意味でも一読の価値があると思う。

    我が家も、一昨年都内にて娘の小学校受験に挑んだ経験がある。当然良いことも悪い事も沢山あって、今では

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    2024年02月10日
  • 君の背中に見た夢は【電子特典付き】

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    2024年 13冊目
    都心の小学校受験をテーマにした家族の物語。
    「小学校受験で試されているものは、子供でなく家族です。」というキャッチコピーの通り、家族が受験に翻弄されるリアルな模様が描かれていた。
    子供がいる身として受験は避けて通れないイベントであるが、何が両親、子供双方にとって最善な選択なのか、これからしっかり考えていきたい。

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    2024年02月08日
  • パパたちの肖像

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    子育てに関するパパ(ママも)の苦悩の短編集。
    「俺の乳首からはおっぱいは出ない」がお気に入り。上手く子供をあやす事が出来ない。筋肉を鍛えておっぱいを出すチャレンジ。物凄い馬鹿馬鹿しいけど、妙なリアリティがある。
    他もほぼハッピーエンドだし、面白く読めた。

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    2025年11月20日
  • パパたちの肖像

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    ネタバレ

    【収録作品】
    「ダディトラック」 外山薫 
    「俺の乳首からおっぱいは出ない」 行成薫 
    「連絡帳の父」 岩井圭也 
    「世界で一番ありふれた消失」 似鳥鶏 
    「息子の進学」 石持浅海 
    「髪を結ぶ」 河邉徹 
    「そういう家族がそこにある」 カツセマサヒコ

    それこそ多様性を認め合うことが大切だと思わされる。自分の意識も更新しないといけない。
    家族の形に正解はない。
    今うまくいっていても将来的に良い関係が続いているとは限らないし、どんなに大切に育てたつもりでも思うとおりに子どもが育つわけではない。
    せめて、今自分ができる最善と思うことを誠実にするしかないのだろう。

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    2025年10月08日