渡辺由佳里のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
‹内容紹介より›
ある殺人を犯した罪で死刑囚となった少女イレーナ。ついに絞首台へと送られる日を迎えるも、そこで思わぬ選択肢を与えられるー今すぐ絞首刑か、それとも、っ国の最高司令官の毒見役となるか。だが毒見役を選んだイレーナを待ち受けていたのは、逃走防止の猛毒だった。かくして少女は毎日与えられる解毒剤なしには生きられぬ身体に。わずかな生きる希望に賭け壮絶な日々に立ち向かうが…。
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久しぶりに、読み応えがあってハラハラしながらも暖かい読後感のファンタジーに出会いました。
獣の奏者や守り人シリーズに近い感じもします。
主人公の少女が、逆境のなか決して負けずに立ち上がり成長してゆく正統派の物語 -
Posted by ブクログ
米国の政治の大統領選の仕組みをおさらいし19世紀の南北戦争(ここに現在の共和党と民主党の立場が逆だったという衝撃の事実あり!)を振り返り、トランプ、サンダース、ヒラリーとその支持者により米国の分断を説明し、予備選、本選とその著者が足を運んだ演説会やマスコミ報道をその背景から詳細に説明していて、トランプ大統領誕生の軌跡がとても良く分かります。ただ、堤未果氏のように、オバマ大統領は『薬価交渉権を取り戻す』ことを公約に掲げたにもかかわらず取り下げ、オバマケアでもうけたのは保険会社や製薬会社ばかりとの批判もあるなか、オバマ大統領を継承するヒラリー支持が濃厚にでている著者の姿勢にはやや疑問が残ります。
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Posted by ブクログ
ネタバレ面白かったーー!
長さがあるものの一気読み。展開もどうなるかわくわくさせるし、途中からロマンス小説感が高まってきてテンションが上がる。若干漫画的なのもあって読みやすい。いっそ漫画化したら面白そう。
主人公はたくましい所もあるけど、弱さもあり、人間的で頑張れ!って思える。
ヴァレク最高。途中から、絶対イレーナの事好きだよね~っていう目で見てた。ヴァレクのすべての行動を、これは好きだからに違いない、と思って読むと更にときめく。
毒見の部分は少ないので、物語の取っ掛かりとしてあるって感じ。(でも終盤の『マイ・ラブ…!』の所は良かった)ファンタジーでロマンスで、魔法もどうなっていくのかって感じで -
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Posted by ブクログ
どうしても読みたい!って訳ではなかったんだけど、なんとなくずっと気になっていた本。
お店で手にとって気づいたのは、祖父江慎さんによる装丁ってこと!
人間味あふれる装丁で、読んでいて滋味があります。
肝心の内容ですが、夢をもっている人におすすめしたい!
というのも、私自身1年ほど前から、小さなスタートをしたのですが、そこそこ褒められたり、評価いただいたりやっぱりするものの、やっぱり不安になったり、心細くなったりするものなのです。
そんなとき、この本を読むと励まされます。
グレイトフル・デッドの大らかさに癒されるのもあるけれど、特に最後の章の言葉に励まされます。
信じて行動すること。 -
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Posted by ブクログ
ネタバレある事件で殺人を犯し、死を待つイレーナが、とうとう死刑執行になった日に、言い渡された死か司令官の毒見をするか選択を迫られる。毒見を選んだことにより、ロマンス、じゃなくて運命に翻弄されていきます。途中まで読んでいるときには、ヴァレクがお父さんにしか見えない保護者ぶりにやにやして外で読めず、さらに進むとだんだんと、あれ、これお父さんというか、イレーナもしかして好きなの、ヴァレクも?からの怒涛のような恋の駆け引きに、別の意味でにやにやが止まりませんでした。アーリも内心はお兄さんというより、な三角関係にまたにやにやします。ディラナの勘は凄い。アクションや心理戦なども、一緒にはらはらどきどきさせられ、読
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Posted by ブクログ
あまりビジネス書は読まないのですが、それでも読んでみると、
本書は、非常にユニークなマーケティングの本だなあと思えました。
バンドのグレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶんですよ?
ともすれば、ちゃらんぽらんにすら思えるちょっとサイケなバンドにです。
そんなバンドがビートルズやローリングストーンズよりも儲けてしまったんですって。
はじめは、たぶん結果からひも解いて論理づけるとこうなったっていう
成功例なのがこのグレイトフル・デッドのやり方なんじゃないのかなと、
たまたまうまくいったんじゃないのかなと邪推してしまいましたが、
そこのところっていうのは実にどうでもいい問題であって、
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Posted by ブクログ
ネタバレtwitterのマナーについて詳しく書いている。
「コーピング」という言葉が分かりにくい。
「対処」でよいのではないだろうか。
twitterの負の面も丁寧に記述している。
アカウント乗っ取り
twitter中毒
など、気をつけることを書いているのがよい。
課題としては、
インタネットがネットワークの相互接続であることなど、
基本的な原理について説明していないことだろう。
原理がわかっていないと、作法(マナー)や、負の面への対応も
表面的なものになるか、人間固有の問題になるかのどちらかに振れてしまう可能性がないだろうか。
インタネット固有の問題への対応にも目を向けるようにするとよかっ -
購入済み
様々な要素が入り混じったファンタジーで面白かった。色恋や性的な拷問の描写の生々しさはやはりこれが大人向けの作品であることを思わせるものの、心理戦や戦いの描写は子供の頃に読んだファンタジーのドキドキ感を思い出させてくれました。
一点、誤字ではないかと思いますが、95%くらいのところにある「マーレンでさえ気難しい姉のような存在になっている」のマーレンはマージの間違いではないでしょうか。 -