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2016年11月、アメリカの大統領にトランプが選出された。メディアや専門家の予想を大きく覆すものだった。これから世界はどのようになっていくのだろう。日本にはどのような影響があるのだろうか。本書は、予備選からはじまる、この長い選挙のレポートであり、アメリカで何が起こり、何が分断を生んでいるか分析していく。
著者の渡辺さんはボストンに長く暮らし、民主党、共和党の両陣営のイベントに参加し、さまざまな人にインタビューを試みた。SNSの動向などにも目を配りながら、ナマの声をひろっていく。また大統領選の仕組み、南北戦争時からオバマまでのアメリカの大統領選の歴史、人々の投票行動、どんな利害関係や、思想的心情などがあるのかを分析。専門的には見えない、極めてリアルなアメリカの一側面がわかる。
トランプの支持者は、プアホワイトのほか、高額所得者の白人も多いという。1950年までのアメリカの栄光を忘れられない人々がトランプを支持している。反トランプ派にしてみれば、暗黒の時代が始まろうとしている。そのような状況下、リベラル派はどのように希望を抱いたらいいのか、対話の可能性はどこにあるのか。一市民であり、移民である著者は全編にわたって問いかけている。
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Posted by ブクログ
米国の政治の大統領選の仕組みをおさらいし19世紀の南北戦争(ここに現在の共和党と民主党の立場が逆だったという衝撃の事実あり!)を振り返り、トランプ、サンダース、ヒラリーとその支持者により米国の分断を説明し、予備選、本選とその著者が足を運んだ演説会やマスコミ報道をその背景から詳細に説明していて、トランプ大統領誕生の軌跡がとても良く分かります。ただ、堤未果氏のように、オバマ大統領は『薬価交渉権を取り戻す』ことを公約に掲げたにもかかわらず取り下げ、オバマケアでもうけたのは保険会社や製薬会社ばかりとの批判もあるなか、オバマ大統領を継承するヒラリー支持が濃厚にでている著者の姿勢にはやや疑問が残ります。 いやー、米国のことはよう知らんけど。。。
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