ミラン・クンデラのレビュー一覧

  • 不滅

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    ネタバレ

    【概要・粗筋】
    「私」がプールサイドで友人を待っているときに見かけた初老夫人の魅力的な仕草から生まれた主人公アニュス。彼女の愛と悲しみと戦いの人生を描く物語(粗筋を書けるほど理解できていない・・・)。


    【感想】
    非常に難解な小説。断片的に理解はできるものの、一読しただけでは大まかにも把握はできなかった。それでも、語りの巧妙さから600ページものの長さを感じないほどどんどん読み進めてしまうほど不思議な魅力を持っている。

    この小説の主要人物はアニュスを中心とするその家族たちなのだが、そこにゲーテやヘミングウェイ、実在の人物なのか架空の人物なのかわからないアヴェナリウス教授、ルーベンスというあだ名の男などが脈絡が不明なまま登場してくる。ところが、それらの登場人物の関わりが要所要所で明らかにされていくのだが、そこがまた面白くて感心してしまう。

    この作品は理知的小説なので、読む上で想像力よりも知性や理性を駆使しなければならない。一方で、第三部最後のシーン(P307~P308)のように鮮烈な印象を残すような場面もある。さすがだな、と思ってしまう。

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    2011年06月19日
  • 不滅

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    うまくいえないですが、この人の小説に、シンクロする瞬間があります。それがなんとも心地よくて読んでしまう。文化も歴史も違う国の人なのに、それを感じつつも同化する瞬間。いろんなシーンが交差しながら、最後はしゅっとさりげなくまとまるあたり、心地よく読みました。

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    2010年03月12日
  • 不滅

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    小説の醍醐味を教えてくれる作品。クンデラは一貫して人間とは何かを問い続けています。彼は自らの知性によって、一人ですくっと立っている人なのでしょう。

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    2009年10月04日
  • 存在の耐えられない軽さ

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    チェコスロバキアの作家ミラン・クンデラによる恋愛小説。社会主義時代を背景とし、愛に揺れる4人の男女模様を描く。ある時は交わり、またある時は離れる各人の行動を視点を変えて描くことで、その時の行動が相手からはどう見えていたのか、を浮かび上がらせる。冗長な文体だけあって好みが別れるが、ある人物の結末が確定している(別視点からその終わりが観測されている)うえで描かれる、終幕に向かって走るラスト50ページほどは圧巻と言っていい。

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    2026年05月19日
  • 存在の耐えられない軽さ

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    面白かった、けど、全然消化できておりません。
    まとまってないので箇条書きの感想になる。

    ・恋愛小説というより哲学書
    ・軽いと重いはどっちが良い?軽く生きる方が楽ではありそう(人に対してということではない、生き方や死に方)
    ・自分の生き方、欲求を捨て、愛する人のために生きるのは難しい、重い
    ・重さを受け入れるのは難しい、けど本当は重さを受け入れて生きていきたい
    ・母からの女としての生き方の呪縛
    ・俗悪なもの(キッチュ)とは偽善、まがいもの(デモ行進、カメラを向けられると子供を抱きかかえる政治家、お涙頂戴)
    ・途中で著者の思想が突然介入してくるのが面白い
    ・詩的、メタファーを感じさせる女性が、特別な存在となる(情事中の雷のくだり)
    ・幸福とは繰り返しへの憧れである

    最終章はボロボロ泣きながら読んでしまった。
    今までのドロドロした気持ちとか陰鬱さとか全部吹き飛ぶくらい暖かくて幸福だった。

    印象に残っているのは、
    「Einmal ist keinmal(一度は数のうちに入らない)、一度だけ起こることは、一度も起こらなかったようなものだ。人がただ一つの人生を生きうるとすれば、それはまったく生きなかったようなものである。(中略)」との文。
    これが本当ならば、人生がこんなに軽いものならば、とても楽だろう。
    実際は人間は歴史を生きて、思想を持ち、人と衝突し、悲しんで、苦しんで生きている。
    これのどこが軽いんだろうか。人生は結局は重いものだと思う。

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    2026年04月28日
  • 存在の耐えられない軽さ

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    ネタバレ

    軽さ(自由)と重さ(愛と責任)への考察と、自己欺瞞的な俗悪と、弱さの強さがこの本で一貫して強調されていた。

    登場人物が基本的に自分の行為に意味付けをしたり、自分の思想と行動との首尾一貫性を省みたり、内省的で読み応えがあった。
    共産主義国が故の監視社会から誘発された神経症くらいにしか、あまりプラハの春は関わっていなかったように思う。舞台移行の装置としては機能してたけど。
    夢診断も急に入ってきたり、特にテレザに関しては他人のノートを覗き見しているかのような気持ちになった。
    犬飼ったことないけど、犬が死ぬシーンでいちばん感動したかもしれない。
    そこで二人の関係の不安定さと、テレザの生き物に対する公正さを表したんだろうな。
    この本はテレザが魅力を発揮出来るように他の登場人物を出しつつ、作者がテレザには見合わないが描きたい思想を他の登場人物や舞台に合わせて露出しているように思えた。


    トマーシュ
    外科医 女好き 肉欲と愛情は別だという思想を持っている "そうでなければならない"という強迫観念に囚われていたが、最終的に使命だと感じていた外科として神秘をメスで暴くのも、女性の根本的なところを性的関係で暴くのも、手放した。

    テレザ
    マザコン持ち 依存的 文学的 トマーシュのみに固執し、他の写真家としての道や交友関係は全てとマーシュのための手段として扱っていた
    性的なものを軽く扱い、テレザの若々しい女性性を低俗なものへ陥れる母親との関係が悪い
    トマーシュへの愛情と献身を自覚していたが、最後田舎でエリート街道から落とされ老いぼれたトマーシュと象徴的な夢を見て、トマーシュと自分のパワーバランスを均等にしようとトマーシュの胃痛や愛情に漬け込んでいたこと、トマーシュを愛しているなら外国に留まったままでいればよかったことを自覚した。重さ側

    ザビナ
    画家 性に開放的で他人に執着しない 刺激と軽さを求め放浪する 罪悪感と暴力性の美徳に囚われている
    トマーシュと性的関係、フランクと恋人関係にあったが、トマーシュはテレザと消え、フランクとは安定が見え始めた頃にかんけいをたった。軽さ側

    フランク
    善良で誠実なエリート 妻子を持っていながら刺激的なザビナに傾倒する ザビナと別れ学徒と付き合い愛し合いながらも、ザビナを内面で規範化、神格化し、"ザビナのために"紛争地域へ政治運動をしに行き現地民に殺された



    改めて振り返ってみると、こんなにもメタファーや哲学が詰め込まれた重厚感のある作品なのに、なんであまり没入も共感もできなかったんだろうと思うと、テレザやザビナの女性特有の弱さを美徳や武器として扱う自己欺瞞的な所に同族嫌悪があったのかもしれない
    フランクのヒロイズムな自己欺瞞にも辟易とした
    テレザの夢診断やヒステリックなどの弱者を利用しつつ暗い顔で自己分析をする所は、まるで受験期の自分を見てるみたいで不快だった

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    2026年03月20日
  • 存在の耐えられない軽さ

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    ​『チ。』の魚豊先生の生涯ベストの本とのことで(更新された?)手に取ってみました。

    哲学系かな?と思ったら、ストーリーが展開されて掴めるような掴めないような、不思議な読書感。
    ハッとするような、書き留めておきたいような核心を突く部分があったり、気が抜けない面白さがありました。多分本質は掴めてない気がする…。

    知ってるか知らないか、の
    オイディプースの話興味深かった。

    いいなと思ったところ↓
    P112 
    「人がまだ若いうちは、人生の曲はまだ出だしの数小節のところなので、それを一緒に書き、(トマーシュとサビナが山高幅のモチーフを交換したように)そのモチーフを交換できるが、もう年がいってから出会うと、二人の曲は大なり小なりできあがっていて、一つ一つのことば、一つ一つの対象がそれぞれの人の曲の中で何か別な意味を持つのである。
    もしサビナとフランツのあらゆる会話を注意深くたどるとすると、二人の間の誤解から大きな辞典を作ることができるであろう。われわれは小さい辞典で満足するとしよう。​」
    →樹木希林を思い出した。

    P169
    「傘がぶつかりあった。男たちは礼儀正しく、テレザとすれ違うとき、傘を頭上高くあげて、その下を通り抜けられるようにした。しかし、女たちは避けなかった。じっと正面を見つめたまま、誰もが自分の弱さを相手が認めて、避けるのを待っていた。傘の出会いは力の測り合いであった。テレザは最初のうちは避けていたが、自分の礼儀正しさにけっしてなんのおかえしもないことを理解してから、他の女と同じように傘を手にしっかりとにぎりしめた。何回も激しく相手の傘とぶつかったが、誰も「失礼」とはいわなかった。たいていは何のことばもなく、二、三回「ばかったれ」とか、「くそ!」と、いうのを耳にした。」
    →なんかわかる。

    P264
    ​「愛はメタファーから始まる。別なことばでいえば、愛は女がわれわれの詩的記憶に自分の最初のことばを書き込む瞬間に始まるのである。」

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    2026年01月27日
  • 誘拐された西欧、あるいは中欧の悲劇

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    「存在の耐えられない軽さ」の著者ミラン・クンデルによる。
    ローマ帝国の時代から東西冷戦など、ヨーロッパの中心にあるがゆえ翻弄された中欧。
    日本にいるせいか、アイデンティティはなかなか意識しにくい。

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    2026年01月04日
  • 存在の耐えられない軽さ

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    ネタバレ

    プラハの春に参加していた作者が、(おそらく)自身の経験を元に、その時代の中で愛し合う男女を描いたクンデラの代表的な小説。トマーシュとテレザの深いけど苦しい愛、トマーシュとサビナの良好で軽い愛、フランツとサビナの始まりと破局、他にもトマーシュと元妻、息子等、人間関係が多岐に渡って描かれている。
    特にトマーシュとテレザの愛は多面的に描かれていて読み応えがあった。本当に愛しているけど、トマーシュは女漁りをやめられないし、テレザもそれは分かっている。読んでるこっちは「そんな男やめなー?」て思うけど…
    一人ひとりの人間の精神の深さ、意外性が緻密に描かれているところは好きなんだけど、比喩が多いしそれが私の直感と噛み合わないので咀嚼するのに結構疲れた。重さと軽さに関しての話もそういう比喩の中で語られていくので頭に入らなかったな〜。

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    2025年12月24日
  • 誘拐された西欧、あるいは中欧の悲劇

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    読むべきとされた本である。150ページの薄い新書のなかで、クンデラの講演はわずか50ページである。ソビエトとハンガリーの関係を中心として、ポーランドやチェコの話もある。現在のウクライナ侵入にも通じる話である。

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    2025年12月23日
  • 存在の耐えられない軽さ

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    チェコの大変な時代。
    哲学的な部分は完璧に理解しようとしたら
    難しいので斜め読みした。
    トマーシュがチャラい。
    何故かデルタの匂いって
    フレーズが頭から離れなかった。
    サビナは帽子を被って興奮する。

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    2025年12月10日
  • 誘拐された西欧、あるいは中欧の悲劇

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    戦前まで西欧の一員でありながらスラブ世界としてどこか別扱いされ、戦後ワルシャワ条約機構に組み込まれたが、ソ連崩壊後はNATOに加盟。でも国境を接するロシアの脅威からは逃げられない。それでも独立国家として生きていかなければならない。これってまさしく中欧のアイデンティティの問題と言える。

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    2025年09月21日
  • 存在の耐えられない軽さ

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    かなり良い評判ばかりなので読んでみました。
    小説というより哲学でした。
    私にはまだ早かった、理解しようとできませんでした。ただし、登場人物がどんな人物で、何に苦悩し、何を訴えようとしているのかはわかりました。
    哲学が好きな方はガチっとはまりそうな内容。

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    2025年03月24日
  • 存在の耐えられない軽さ

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    冒頭からニーチェの永劫回帰が出てきて哲学的な内容。一度しかない人生の軽さ、選択の難しさ、人に対する愛と動物に対する愛の違いだったり考えさせられました。

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    2025年02月23日
  • ほんとうの自分

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    途中まではとても面白く読んだ。なんだろう?本当に最後、ロンドンのあたりから、さっぱりわけがわからなくなってしまった。それも含めての面白さ、なのかしら。不思議な読後感。

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    2024年10月14日
  • 緩やかさ

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    嫌いではないけど、苦手。色んなことが錯綜する物語は、場面変化についていけず、あたふたしながら読む。本当に錯綜しているのかも理解できていないくらいの、翻弄され具合。だけど、所々の描写がとてもグッときて、全然理解できていない割には嫌いじゃないを通り越して好き。読書に分かりやすさを求めるのだけど、自分の知的世界を広げるために、読みたくなる理解できなさ。私の知的世界はまだまだとても小さいことを実感。

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    2024年08月10日
  • 冗談

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    プラハの春(1968年)より前の1965年脱稿の作品。「存在の耐えられない軽さ」に続いてクンデラ作品を読んでみた。
    身も蓋もない要約をすると、
    自分の不用意な手紙がもとで共産党から除名された男が、数年後に、処分の判断をした委員長の妻を復讐のために寝取ったが、委員長はもっと若い愛人とよろしくやっていて復習は空振りに終わりました、
    というお話。

    ヒロイン的なルツィエさんの過去が突然明かされる場面は衝撃が大きいが本人の内面は殆ど明かされることはない。

    終盤に登場するエレナの助手の青年の薬の話(鎮静剤と見せかけて実は下剤で、エレナはそれを知らずに大量服用する)は、全体の暗い色調の中で最も喜劇的な場面だった。

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    2021年11月03日
  • 不滅

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    キッチュKitsch のことを頭の片隅に置きながら読んだけど、やはりここにもそのテーマが存在してた。

    死後、私たちの人生は美的な嘘によって語られる
    有る事無い事言われても
    死んでるから自分にはもうどうしようもない
    本当の真実は永遠に語られない

    真実な生はその肉体の死と共に滅びるけど、死後美的に飾られた自らの人生は"不滅"。その事への恐怖。

    クンデラはどうしてこうも
    真実にこだわるのかなあ
    きっとあの時代に、たくさんの悲しい嘘、怒りたくなるような嘘、空虚な嘘を見てきたんだろうな

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    2019年04月24日
  • 笑いと忘却の書

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    何度か投げ出そうかと思ったくらいつかみどころがなかったのだが、六、七部で、すぅっと収まるべきところに収まるような印象。何が収まったのかはさっぱり不明なのだけど。

    チェコでかつ共産主義という幾重にも知らない文化を背景としてるため、徴みたいなのはほとんど拾えてないのだろう。しかし、よくわからないけどなにか好い感じの余韻がある。

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    2015年02月12日
  • 笑いと忘却の書

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    笑いと忘却に関する思索的小説、あるいは小説的思索。
    二つの主題が形を変えながら繰り返し語られる形式と、
    その上作家自らの過去を取り込んだり、それを詩人たちの隠喩で示したり、歴史について評論してみたりと、まさに超絶技巧の変奏曲である。超絶技巧過ぎてわけが分からないよ。

    解説読んでいろいろ納得できた。
    あのような過去と歴史があって初めてこの小説が書けるのだとしたら、僕はもう読む前からこの小説を理解できないということになってしまう。
    こういう小説を読む時にこそ、必要なのは納得することの読解力ではなくて、想像力のほうだろう。

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    2014年02月07日