木原浩勝のレビュー一覧
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暴れん坊で悪行三昧の中学生に行われた懲らしめの方法とは。――『眼』
家族の周囲で突然起き始めた怪異。そのきっかけは、ある一つの行為だった。――『竈』
その主婦は、夫ともその母親ともとても仲が良く、諍い一つなく同居していた。会社からの辞令で二人は母親から離れて暮らすことになったのだが、しばらくすると、いるはずのない人が現れるようになる。――『姑』
高熱を出して寝込んだ父の元に現れた白い着物姿の女。父が当てられた“忌”とは。――『鏡』
小さな雑居ビルの三階にあった会社が突然引っ越した。二階の工務店に勤める社員の一人は「幽霊が原因では」と言うが社長は意に介さない。だがそれをきっかけに複数の -
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現代百物語の第4巻。基本的に取材や体験談などを99話集めている本なわけで、おもしろいかと聞かれたら、「取り立てておもしろいわけではない」と応えてしまう、そんなシリーズのひとつ。
一番怖いと言われている「山の牧場」が読みたくて購入したけど……。「不気味っちゃ不気味だけど、怪談か、と言われるとどうなのかな……」という感想。UFOにまつわる話が前段にあるからこそ“ぞッ”とするエピソードかと……。
中には「おぉ、これは」と思う話も収録されているので、興味ある人はどうぞ。でもこういう怖い話ってのは、夜中に友達と雰囲気を盛り上げて語るのが楽しいわけで……。 -
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様々な人々の奇妙な体験談を蒐集し、読み物らしく整えた怪談シリーズ。
一冊に100のエピソードを収録して百物語仕立てにすべきところを、
怪談を百話語り終えると怪異に出会すという古来の通説に従って、
危険(?)を回避するため、巧妙に「99話しか収録していない」体裁を取っている。
ハッキリしたオチのない、もやもやした気持ち悪さがウリなのだが、
残念ながら巻を重ねる毎に、
前にも似た話があったなぁという印象を受けざるを得なくなり、飽きてしまった。
エピソードは一見ヴァラエティ豊富なようでも、
人が怖いと感じるポイントや気色悪さのツボというのは、
実はザッと何パターンかに分類可能らしい――と思いつつ、
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「新耳袋第八夜」3
著者 木原浩勝、中山市朗
出版 角川文庫
p268より引用
“「ついつい」とか「どうも億劫で……」といったケースは、
我々自身にとってもちっとも珍しくない。だがそれが昂じると、
いつしか正常の領域を踏み越えてしまう。”
怪異蒐集家である二人による、
現代に起こった不思議で奇妙な話を集めた怪談集。
本シリーズにまつわる話からとある事件に関する一連の話まで、
読みながら何度も後ろを振り返りそうな話が、
99話収録されています。
上記の引用は、
解説の中の一文。
自宅に37年間閉じこもっていた男性の話。
面倒くさいという考えも、
積もり積もるととんでもないことになっ -
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「新耳袋第三夜」3
著者 木原浩勝、中山市朗
出版 角川文庫
p150より引用
“「幽霊の上に、プロレスラー並みの力。
アメリカの幽霊はちょっと怖いで」とはH社長の弁である。”
怪異蒐集家である二人による、
現代に起こった不思議で奇妙な話を集めた怪談集。
子供の頃の話から天狗さんの話まで、
読みながら何度も後ろを振り返りそうな話が、
99話収録されています。
上記の引用は、
ハリウッドへ行ったとある社長の体験談。
がたいが良くて怪力となれば、
幽霊と言うよりも鬼といった感じでしょうか。
どちらにしても怖いことには変わりないので、
出来ればこの様な体験はせずに済ませたいものです。
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「新耳袋第二夜」3
著者 木原浩勝、中山市朗
出版 角川文庫
p77より引用
“大学生のB君は墓地に入り込んで、そこの墓石を動かすという
罰当たりな癖を持った男であった。”
怪異蒐集家である二人による、
現代に起こった不思議で奇妙な話を集めた怪談集。
観音様の話から小人さんの話まで、
読みながら何度も後ろを振り向いてしまう様な話が、
99話収録されています。
上記の引用は、
第24話の冒頭の一文。
世の中には色々な癖を持った人がいるのでしょうけれども、
この癖はどうもイマイチ信じられません。
このシリーズを読むのも二冊目ですが、
世の中には不思議な事が溢れているのだなと改めて思 -
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Iさんが中学2年の時に引っ越した2階建ての木造一軒家。その家を前にすると、なぜか厭な気持になったという。上り下りするたびに段の数が変わる階段、そして階段下の物置でIさんが見たおぞましいもの。さらにある晩トイレに立とうとすると、不可思議で恐ろしい現象が起こった・・・。怪談ブームの火付け役となった「新耳袋」の木原浩勝が贈る、現代百物語の新スタンダード第2弾!怪はあなたの隣にひそんでいる。(紹介文参照)
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ただ読んで怖いと感じる物語よりも、自分でその意味を考える時に本当の怖さが訪れてくる様な本。読みようによっては、これは怪異ではなく