木原浩勝のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
「新耳袋第一夜」4
著者 木原浩勝、中山市朗
出版 角川文庫
p4より引用
“読書とは、
異界を呼び起こすための呪術に外ならないのです。”
怪異蒐集家である二人による、
現代に起こった不思議で奇妙な話を集めた怪談集。
仏間での話からトンネル等外での話まで、
読みながら後ろが気になる話が99話収録されています。
上記の引用は、
京極夏彦氏による一文。
自分の目の前で別の世界が開かれるとは、
考えてみるとずいぶん凄いことだと思います。
昔から数多くの小説などが読まれるたびに、
異界が生み出されているかと思うと、
世の中はえらくごちゃついている様な気になってきます。
あとがきによると -
Posted by ブクログ
現代的な百物語。フツー百物語ってどんな形式なのか知らないし、怖い事あったらイヤじゃん?
(100話怖い話をする…位?100話目を話し終えたら怖い事が起きる?)
そんなライト怖い話好きな僕でもどっぷりのめり込みました!!
短くても、不思議な、説明できない出来事が99話収録されてる本書、
(「100話」じゃないのは怖い事が起きない作者の配慮です!素敵!)
貴方のちょっとしたスリル体験願望をくすぐる事請け合いです!
特に、色々な章に分かれていて、「○○にまつわる話」なんて具合に
テーマを分けてくれているから、貴方はすぐに自分の読みたい話を
探せるし、それをきっかけに他の怖い話も味わえます。