木原浩勝のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
客観という恐怖
この本に集められた怪談はやたらと恐怖を煽る有象無象の怪談とは一線を画している。語り手の主観を排し淡々と事実だけを記録している怪談は、おどろおどろしい脚色が及びもつかない不気味さを醸し出している。
そんな客観的な恐怖を体現している、普通の怪談と比べるとかなり異色な話がこの新耳袋第一巻にある。
それが「第十七話:千日前のタクシー」だ。これは、いわゆる「幽霊を乗せてしまったタクシー運転手」の話である。しかし視点の位置が普通じゃない。語り手が目撃したのは「火災のあったビル前で、なぜか止まったタクシーが、誰もいないところでドアをあけ、誰も乗っていないのにも関わらずメーターを倒して走りだ -
Posted by ブクログ
読みやすかったし、ラピュタの全編を通してやスタジオの裏側を知れて面白かった。木原さん目線ではあるけど宮﨑駿監督のユーモア溢れる人となりもまたひとつ知れてイメージが膨らんだ。色彩設定の保田道代さんのことは知っていたけれど、制作進行というお仕事や、ジブリの世界観を支えてきたスペシャリスト達の人物像が見えてクレジットを見る楽しみが増えた。
すっごく便利な時代になったけど、以前勤めてた会社で仲良しのおっちゃんが、「あの頃は今よりずっと忙しいし大変だったけど、産業社会がこれから新しく出来るものばかりで楽しかった。みーんな前向いてた」みたいな事言ってたけどそういうことなのかな。
次はトトロの時代の話も