末次由紀のレビュー一覧
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千早が帰ってきた。
でも、千早が帰ってきたからと言って、すべてが元通りになるわけではなかった。千早がかるた部を離れていた間ももちろんかるた部は活動を続けていたわけで、そこでは机くんやかなちゃんや肉まんくんや菫ちゃんや筑波くんが頑張って1年生と交流して関係を深めていたわけで。2.3年生が千早に思い入れがある分、1年生だって千早以外の2.3年生と思い入れがある。帰ってきたからといって元通りになるわけなんてないんだよね。
…上手いなぁと思う。リアルだなぁと。
元通りにはならないけれど、新しい形に確実になっていく様がまたしてもリアルで泣けてくる。
そして、一緒にはいないけれど、ずっとそばにいる太一。い -
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ネタバレいろいろあって復活して来てくれた末次由紀先生の作品。
この人の書く物語は昔から好きで、いろいろあったせいで完結しなかった物語を、今はちょっとばっかり惜しく思う気持ちもあったりもするのだけれど、その復活作であるこの作品がいきなりめちゃくちゃ売れてて、個人的にはかなりびっくりしました。
いや、嬉しいんですけどね、売れてて。
しかも、今までのちょっと影を落としてる系の漫画ではなくて、どちらかというと、青春スポーツ漫画!(競技カルタは運動部並みのエネルギーを使うって聞いたことがあるし、ノリが完全にそれ!)
ちょっと意外だったし、びっくりしました。
まあ、そんな前置きはさておき。
千 -
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今回は前回までの憎まれ役というか、後輩の田丸さん、肉まんくんの見せ場です。
千早は今回自分のことでいっぱいいっぱいで、ゆえにルール改正などわかっていないがゆえ振り回されている(蚊帳の外)感があります。
しかしキャラクターへの成長がうかがえ、決勝トーナメントへの道での終盤の千早の「夢」ではなく「目標」、飽くなき貪欲さがとても綺麗に描かれています。
一年生が今回は主に田丸さんが目立ちましたが、波田君のマネジメント部分、スポーツとしての部分はアスリートとしての一面が見えて、これまでの文化競技としてのものとは違う(かなちゃんの目線とは反対側から見た)ものではないでしょうか。
ヒョロくんの行動がどう出る -
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前の巻が気になる展開で終わったので、太一と新の試合はどうなったのかなと気になってた。
新幹線の太一と周防さんを見て何かが込み上げてきた。
この漫画で一番好きな女の子はやっぱり菫ちゃんだなぁと改めて思った。好きな人の恋を応援するなんて、その人の幸せを想わないとできないよね。笑顔のすぐ後に一人で泣く菫ちゃんを見たらもらい泣きした…
と思ったらそこからのギャグで笑いました。太一杯のシャツはどうしてあの柄に…
いつも思うけど千早が太一のことを考えて行動するのは幼馴染だからなのか仲間だからなのかよく分からない…絶対恋愛対象としてじゃないのは分かるけど。
ついに太一が!!告白を!!
告白する前に小学