末次由紀のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
福井の新編。
予想はしてたけど、新の中学時代は、ほとんどが介護の日々。
本当に、辛かったねぇ…
中学生で家族の介護をここまで背負う事は、普通なかなかない。それを進んで引き受ける姿に、改めて新の祖父への愛情の深さを感じる。
現代の中学生は、老いと身近に接してさえいないだろうから、1巻のように読みやすくはなかっただろうけど、これを読んだら、祖父母はお年玉の時だけしか用はない…なんて考えはイカンと思って欲しいなぁ。
綿谷永世名人のプレイスタイル、もっと静かなタイプかと想像してたので、ちょっと意外。コミックスを読み違えたか。
由宇とは、少なくとも新は、兄妹そのものといえるくらいに遠慮のない仲か -
Posted by ブクログ
ここ2巻ほど、なんだか今までと感触が違い、今一つ引き込まれなくて戸惑っていた。
それまでの巻は、面白すぎて思わずすぐ読み返さずにはいられなかったのに、一度読むだけになってしまった。
どうしてなのだろう・・・答えはこの巻にあった。
殻を破ってその先へ!
登場人物に言わせているそのままに、作者自身が手探りでさらに一段上に進もうとしている。
これほどの人気作で確固とした地位を築いたその作品の中で、作り上げたある種の予定調和を壊していく。
安定に慣れた読者に反発を受けることを覚悟して。
そんな作者の姿勢が垣間見えた時、なによりその決意に感動した。
そして、ものを作る人間としての理想的な姿を体現された