末次由紀のレビュー一覧
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君がため 惜しからざりし 命さへ
長くもがなと 思ひけるかな
ーーあなたに逢うためならと惜しくもなかったこの命
逢ってしまった今では
長くあってほしいと思うようになったのですーー
(藤原義孝 百人一首50番)
全国選手権で団体戦優勝を果たした瑞沢高校かるた部。
翌日には、各階級の個人戦がスタート。
クイーン若宮詩暢との念願の対決を前に、団体戦で負傷した千早。
右手の痛みに耐えて、左手でトーナメントに挑んでいく。
個人戦にエントリーした新との再会に、千早の心も、太一の心も大きく揺れ動く。
ほんの数年離れただけなのに、それぞれの微妙な感情が勝負に影響していく。
「紙に描か -
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▼2025年春現在既刊の、1~3巻をまとめた感想です。
▼全50巻を数える大河青春かるたマンガ「ちはやふる」の続編です。「ちはやふる」を、当時9歳だった子供が大変に夢中になったので、付き合ってこちらも完読して、結果として大変に大人も楽しめた名作漫画だったと思いました。その続編。10歳になった子供も即魅入られて、親も付き合って読みました。
▼続編と言っても趣向があって、「ドカベン」とは違い、主人公は変ります。「ちはやふる」と同じ高校の同じかるた部が舞台で、「ちはやふる」のメイン登場人物たちが卒業したあとの時制。新1年生たちが主人公で、「ちはやふる」の登場人物たちは「伝説の創部メンバーたち、卒 -
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ネタバレ
面白いんだけど、まさかこのまま、前作の主人公たち千早世代をひたすらヒーローに仕立て上げて格好良く活躍させるのが続くわけじゃないよな……? いつまでも頼りっぱなしでは花野や筑波たちの面目が。。
でも、凛風や凛月、千隼らの扱われ方を見ても、「子どもがのびのび幸せに生きられるよう大人は何をすべきか」という非常に教育的なテーマが主軸になっていることは明らかで、それに照らせば、千早たちOGは、ちょうど守られる「子ども」から、守る側の「大人」へと移行した存在だ。だから、かつての「子ども」が、前作の主人公たちが、新米の大人として、後輩のピンチに颯爽と登場して助けている姿を何度も何度も描いているのも、必然 -
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ネタバレ
肉……西田ちゃっかり浪人しててわろた
千早の「肉まんくん」呼びがようやく終わった! 遅すぎるけど、自分ごとになってからちゃんと反省して変えるの偉い。「一生つきあいたいからさ」のコマのあぐらかいてる千早めちゃくちゃかわいい
千早が「ちは」を一字で聞き分けられるのは、幼い頃から親に名前を呼ばれるのを姉の「千歳」と “ち” の時点で聞き分けてきたからだという重要エモ情報初めて知ってびっくり。そういう意味でも、すべてはお姉ちゃんから始まったんだな、ちはやのかるたは……
みずさわかるた部一年生カルテットめっちゃ仲良くて微笑ましい。
「きみがため」ってそういう直球の目的が課されるのか…… 全国優勝し -
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ネタバレ
ページいっぱいから伝わってくる純度100%の「青春」感にずっと泣きながら読んでいる。ワチャワチャ感が本当にうまい。そして読み易い。漫画がうまい。
ヤングケアラーと、毒親被虐待児の高一男子コンビの友情を中心に、千早らが卒業したあとの瑞沢かるた部の奮闘が描かれる。
大山先生いい人すぎる。子どもに接するのうますぎる。
凛月くんの母と桜沢先生の過去編とかも見れるのかな。
妹ちゃんもかるた競技者としてそのうち頭角をあらわすのだろうか。
凛月くんの趣味プロフの「高速ボカロ曲をお風呂で歌うこと」て、今どきの若者っぽさを頑張って考えました感エグい