まくらくらまのレビュー一覧

  • カトリと眠れる石の街

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    作家の方がエディンバラ大学に通われていたようで、ストーリーに街の描写がうまく取り入れられて古い街並みや歴史など魅力的で引き込まれました。
    表紙裏、裏表紙にもエディンバラの街と登場人物の住居マップなどもあり物語を見ながら地図と見比べて楽しめました。
    エディンバラ自体、歴史・文芸・幽霊の町だそうで、読んでいる間にも行ってみたいなと検索してみたり、古い街が持つ深い歴史は底知れなそうだなと感じつつ楽しく読み終わりました。
    もちろん、登場人物の子たちも生き生きしていて、メインに二人の女の子たちが出てきますが、二人とも素敵な子たちです。これから、この女の子たちがどんな風に成長していくのか、どんなことを学ん

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    2023年10月02日
  • 詩集『山羊の歌』より(乙女の本棚)

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    なんだかひどく参っている現在、詩も絵もじんわり染み渡る一冊だった。
    弱く迷う心に寄り添う中原中也の詩と、アナログ画材を使用した厚みと暖かさのあるまくらくらま氏のイラストが、漢方薬のようにじんわり効いてくる感じ。
    絵だけでもぼーっと見ていれるし、詩の味わいも深い。
    挿し絵と違う情景を思い描くのも詩集本来の楽しみか。
    しばらくすぐ読める手元に置いておこうと思う。

    「いのちの声」は同じ「乙女の本棚」シリーズ『待つ』(太宰治・今井きら)を思い起こさせた。
    あれもはっきりしないなにかを待つ主人公の話。
    ここ最近参ってる自分も、よくわからないなにかを待っているのかもしれない。だから中原中也の詩と、太宰治

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    2023年07月25日
  • カトリと眠れる石の街

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    【あらすじ】
    舞台は19世紀後半のイギリスの都市、エディンバラ。街の中に蔓延する眠り病の原因が、自分が住んでいる旧市街の中にあるのではとリズに指摘されたカトリは、ふたりで眠り病の原因をつきとめに行く。街の歴史を紐解き、眠り病が発生するタイミングを分析していくふたり。そのうち、街が隠している「大きな秘密」がわかってきて……。

    ・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

    児童書らしい、女の子2人の冒険譚です。最近、ビジネス書や現代モノの物語を読んでばかりだったので、こういう感じの物語はすごく新鮮に感じました。少しずつパズルのピースが集まっていく感覚がワクワクできてよかったです。

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    2023年05月24日
  • カトリと眠れる石の街

    購入済み

    正統な児童書

    舞台はイギリスで時代が少し遡るが、14~15歳の少女たちが父親の病気を治すため知恵を絞り合っていく。読者の対象年齢を確認していなかったが、知人に勧められた読んでみた。幼き日に読んだ、「ロビンソン・クルーソー」を思い起こした。

    #ドキドキハラハラ

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    2023年04月07日
  • 詩集『山羊の歌』より(乙女の本棚)

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    この感性、いったいどうやったら育まれるのか。私には、絵がないと、読み辛いので、有難い。詩の凄さが滲み出ているが、大き過ぎて。解釈するより、感じるだけが、正解かも。

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    2022年11月13日
  • 黒猫(乙女の本棚)

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    ネタバレ

    エドガー・アラン・ポー、いつか読んでみようと思っていたので、乙女の本棚に黒猫があって嬉しい。けども、猫が痛めつけられるお話はしんどいね…。

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    2025年11月25日
  • 目羅博士の不思議な犯罪(乙女の本棚)

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    江戸川乱歩文学忌、石榴忌
    1931年 昭和6年 「文藝倶楽部」増刊号初出

    小説家「私」は、上野動物園で猿に真似をさせて遊ぶ奇妙な男に声をかけられる。男は猿の模倣の話を引き合いに出しながら、やがて自分が体験した小説になりそうな事件の話を語り始める 。

    物語は、ビルの5階の貸事務所で始まる。連続する首吊自殺。
    男はその真相を目羅博士という目医者が鏡を使った自殺風殺人と知る。
    それを逆手にとった青年。
    おそらく当時多少増えてきたビル群からの
    発想でしょうか
    あり得そうで面白い

    イラストはまくらくまさん
    表紙にも使われているタイル張りの床が素敵

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    2025年07月28日
  • 黒猫(乙女の本棚)

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    有名タイトルだけど内容知らないのでちゃんと読んでみようと思った作品

    ゴシックホラーというジャンルに分類されているんですが、タイトルがシンプルなだけにちょっと内容が信じられない印象を受けるかもしれない
    ネコチャン好きな人は覚悟を持って読んでね

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    2025年06月22日
  • カトリと眠れる石の街

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    大戦前くらいのエディンバラを舞台に
    旧市街の金物屋の娘カトリと
    全寮制の学校に通うロンドン娘のリズが
    街に突然流行り出した「眠り病」の謎を追う。

    ふたりとも近しい人が罹患したから
    自分ごととして問題を捉えているし
    知恵と行動力があって頼もしい。

    現実的な謎なのか、非現実な謎なのか
    どっちにも振れる展開で
    最終的にはちょっとファンタジーな秘密が
    解決の糸口だったけれど
    民俗学的な要素もあったりして
    じゅうぶんワクワク楽しめました。

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    2025年06月13日
  • 詩集『山羊の歌』より(乙女の本棚)

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    乙女の本棚シリーズの一冊。
    正直よくわからん。独特な感性であることはわかるが、それが理解や共感に至るかといえばそうではない。画集としてのほうが楽しめる。
    解説がほしいな。

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    2025年06月08日
  • 詩集『山羊の歌』より(乙女の本棚)

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    乙女の本棚シリーズ、中原中也の詩とまくらくらまさんのイラストの華麗なる融合!
    正直、中原中也の詩はオーケンが引用しているぐらいしか知らなかったのですが(汗)
    イラストがあることで詩の内容も頭に入ってきやすいような気がしました。

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    2025年05月17日
  • 詩集『山羊の歌』より(乙女の本棚)

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    乙女の本棚シリーズ。
    中原中也の時をきちんと読んだのは初めてでした。作品全体に漂う薄幸な雰囲気と、まくらくらまさんの怪しげな絵が合っています。
    個人的には、有名なサーカスの挿絵が好きでした。

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    2025年05月11日
  • 黒猫(乙女の本棚)

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    乙女の本棚の一冊。
    今回はポーの「黒猫」。
    ポーはこのシリーズにうってつけかも。絵になる場面がいろいろあるからね。
    次は「陥穽と振子」とか「早すぎる埋葬」とか、いいんじゃないかな。
    若干翻訳が気になったので、他の訳者のものも読んでみようかな。

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    2025年05月11日
  • カトリと夜の底の主

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    エディンバラ博物館で働くカトリは仕事にも慣れ、大学進学の夢に向かって勉強していた。ある日、古い資料の中に不思議な刺繍布と言い伝えの文書を発見したカトリは、館長のハミルトンからその言い伝えについてレポートを書いてみるよう指示される。言い伝えについてマッセルバラに調査に出たカトリとリズは住人の不可思議な様子に気付き、今までの事件に共通する謎の教会牧師についてさらに調べを進めようとするが……。

    降霊術のシーンでぞくりとした。気味の悪さでは今までの作品の中で1番かもしれない。光の道を歩むカトリと闇の道を選んだリズが今後どのように関わり合っていくのか楽しみ。女性の生き辛さにも今後焦点が当たっていきそう

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    2025年05月06日
  • カトリと眠れる石の街

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    ネタバレ

    実在の舞台で物語が繰り広げられるのでミステリーかと思っていたのですが、真実に近づくにつれてファンタジー要素が濃くなって、私はちょっと着いていけなかったかもしれないです……。眠り病自体にもっとファンタジー的要素があれば戸惑わなかったのかも。
    とはいえ登場人物や世界観は魅力的でしたし、描写が丁寧で浸れる作品でした。最後、カトリの心境の変化が描かれるのが良かったです。

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    2025年04月18日
  • カトリと霧の国の遺産

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    カトリは10代半ばの女の子という設定なのに、口調が男の子っぽく違和感があった。最後までそれがひっかかって話にのめりこめなかった。

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    2025年04月13日
  • 黒猫(乙女の本棚)

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    乙女の本棚シリーズ。
    読みやすい!黒猫の物語と、絵のタッチがピッタリ合っています。

    初めて黒猫を読みましたが、主人公ヒドいですね。猫ちゃんは悪くない。裏表紙の絵が、主人公と猫の関係をよく表現していて好きです。

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    2025年04月13日
  • 黒猫(乙女の本棚)

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    子供の頃読んだ名作にイラストで彩られた乙女の本棚シリーズ。
    酒に溺れて暴力的になる男に訪れる悲劇とは…
    ポーの恐怖小説「黒猫」をまくらくらまさんの美しく妖しいイラストで楽しめる!
    猫好きな人には全くオスス出来ません。

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    2025年04月13日
  • 目羅博士の不思議な犯罪(乙女の本棚)

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    江戸川乱歩の短編に、まくらくらまさんのイラストて怪しく彩られた作品。
    乱歩が動物園で出会った青年の語る、奇妙な話とは…
    暗く幻想的な絵が江戸川乱歩の作品世界にマッチして没入感を上げている。このシリーズの他の作品も読みたくなった。

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    2025年03月30日
  • 目羅博士の不思議な犯罪(乙女の本棚)

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    新年1冊目は乙女の本棚シリーズで。 江戸川乱歩の妖しい文章とまくらくらまさんのイラストが相俟って魅力溢れる本でした。

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    2025年03月18日