【感想・ネタバレ】カトリと霧の国の遺産のレビュー

あらすじ

「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」シリーズの廣嶋玲子先生も絶賛!!
――この本は19世紀の英国への招待状。霧と石の街に吸いこまれ、心を虜にされます!

第62回講談社児童文学新人賞佳作『カトリと眠れる石の街』のシリーズ第2作!

★主な内容
舞台は19世紀後半のスコットランドの都市、エディンバラ。
カトリが博物館で働くことになってから半年がたったある日、博物館に大量の寄贈品があった。
寄贈主は、ジョージ・バージェスという古物収集家で、彼は生前、自分のコレクションをけっして人には見せなかったという。
コレクションの整理をするカトリは、寄贈物のどれもが「ネブラ」という国にまつわるものだと気が付くが、博物館の研究者を含め、だれもそのような国を知らないという。

この寄贈物は、歴史的な新発見につながる本物なのか? 偽物なのか?
寄贈物の真偽が明らかにならないまま、博物館ではバージェスの寄贈物を集めた特別展が開催されることに。
しかし、この特別展に訪れた人は、次々に行方不明になっていくようで……。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

「カトリ」シリーズの第二弾。博物館で働くようになって半年たつカトリ。博物館で起きた行方不明事件に巻き込まれる形で解決に挑む。

本作では主人公のカトリがアカデミアの世界に飛び込む中で難しさや葛藤を描いている。19世紀だと現代よりも遥かに大変そう。

これまでの事件の全貌が少しずつ明かされてくるなど世界観が広がってきた。今後の展開も楽しみ。

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2025年08月26日

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ネタバレ

カトリシリーズ第二弾!リズもジェイクも引き続き登場。不思議な事件の裏にはまたもやマナドック・ムンヴァイルの影が。リズの謎の行動が気になりすぎて次巻が楽しみ。ゲール語も登場し、ケルト好きな人にささる世界観。

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2024年10月24日

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偶然手に取った一冊、面白かった!
19世紀後半のエディンバラにある、とある博物館が舞台。
寄贈された品物を調べる内に、それの持つ不思議な力に巻き込まれ…
主人公カトリが見つけたネブラ(霧)の中でも進む方法は、現実の私たちにも共通する。

著者に所縁のある土地ということで、街や登場人物から翻訳物のような雰囲気を感じて、そこがまた好み。
空想と現実が行き交うストーリーだけど、絶妙に現実の延長線上、かつて本当にあったかもしれない、と思わされる。これも時代や場所の設定が活きてる気がする。

シリーズ一作目も続けて読みたい。そして、続編に期待!

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2024年08月02日

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19世紀のエディンバラを舞台にしたミステリーファンタジー第2作目。謎と登場人物たちが抱える悩みがリンクしていて何かいいんだよな。このシリーズ好き!続きがとっても楽しみ。美味しい紅茶とスコーンが食べたくなった。

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2024年07月16日

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個人的には、前作よりも面白かったと思う。
カトリやリズに加えて、カトリの友達ジェイクも大活躍する。
前作で、未来に希望を見つけて進んだカトリに、迷いが生じ始める。それがリアルで、共感をよぶ。リズとカトリの友情が深まっているのを感じられるのも良かった。前作とのつながりも組み込まれていて、ドキドキハラハラしっぱなし。
続編も楽しみ。パワーアップした、カトリとリズに会えそう。

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2024年04月22日

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かなりこわかった。今まで読んだ本の中で、こわさは上位に入る。
将来のこととか生き方とかについて迷っていると、別の世界に連れ込まれちゃう。ぼくは、だいじょうぶだと思うけど、そういうふうになる可能性があるのがこわい。それから、解決していないのがこわい。早く次の巻が読みたい。
リズがカトリを助けるためにがんばっていたのが、いいなと思った。でも、あの本を手に入れた。リズも親のこととかで悩んでいるから、自分が入ったり、親を送ったりしないか、心配。(小6)

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2024年03月17日

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ネタバレ

はー、面白かった!!
エディンバラを舞台にした中世ファンタジー、第2弾。

今回はとある年代記にまつわる
霧の国の謎に巻き込まれるカトリとリズ。

根底の謎に、古代の怪物の存在があり、最後のリズの怪しい動き。もっとボリュームをつけても面白そうなエピソードだったけど、さらっと終わった印象。リズの動き以外は。
カトリが悩みながら、霧のなかをすすむ決断をするところもよかった。

続編がまたたのしみ!!!!!

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2023年12月09日

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博物館で働くことになったカトリ。古物収集家のコレクション整理をする中で、特別展に訪れた人が次々に行方不明になる事件に遭遇する。カトリが成長するに伴い抱えた不安がうまく物語と絡み合っていく展開で面白かった。不安でも、迷っても"霧の中を進むだけ”と前を向いた彼女の強さがとても好き。

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2025年08月14日

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カトリが博物館で働くことになってから半年がたったある日、博物館に大量の寄贈品があった。
寄贈主は、ジョージ・バージェスという古物収集家で、彼は生前、自分のコレクションをけっして人には見せなかったという。コレクションの整理をするカトリは、寄贈物のどれもが「ネブラ」という国にまつわるものだと気が付くが、博物館の研究者を含め、だれもそのような国を知らないという。
この寄贈物は、歴史的な新発見につながる本物なのか? 偽物なのか?寄贈物の真偽が明らかにならないまま、博物館ではバージェスの寄贈物を集めた特別展が開催されることに。
しかし、この特別展に訪れた人は、次々に行方不明になっていくようで……。
シリーズの2作目。今回も面白かった!次作も楽しみです。

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2025年07月26日

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カトリとリズのキャラクターも安定して疾走感が増した第二巻。中に登場する外科医は、シャーロック・ホームズのモデルと言われるジョゼフ・ベルを彷彿させるのでにやにや。コナン・ドイルが生まれ育ったエディンバラが舞台ですしね。:「私はエドガー・ベル。外科医だ。職業柄、人の服装やふるまいからその人の素性や行動を推測する癖があってね」

第1作は、最後の最後にえっ……ファンタジー?ってなったけど、この第2作はもう読む方もモードがつかめているのでよい。海外ファンタジーの雰囲気を初めから終わりまで保ったままおもしろく読ませるのはなかなかのものだと思う。

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2025年06月26日

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前作でも少し思いましたが、かなりクトゥルフ神話TRPG的な調査パートと真相公開パート・戦闘パートがあるなという印象。物語の構造として違和感があるわけではなく、キャラロストありのところをギリギリ生還している感じのスリルがあって今作も冒険譚として面白かったです。

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2025年06月24日

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第二作と知らず、手に取っていましたが最後まで楽しんで読めました。世界観が好みでした。
他のも読んでみたいと思います!

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2025年05月11日

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 「カトリと眠れる石の街」シリーズ第2作、もちろん装画は、まくらくらまさんです。

 物語の舞台は19世紀後半のエディンバラの街…そして、前作同様、カトリとリズという女の子たちが活躍する。カトリは博物館で研究助手として働いていたが、望んで働き出したにも関わらず先のみ見えない不安に苛まれていた…。ある日、故ジョージ・バージェス男爵の「ネブラ」に関するコレクションが博物館に寄贈されることになった。「ネブラ」という国については謎に包まれていたが、その後開催された特別展を訪れた人たちが次々と行方不明に…。

 今作も面白かったです!というか、前作より、私は好きかもしれないっ!!カトリの悩みは、誰にでも共通するものだし、共感できました。先が見えない不安をとるか、決まった将来をとるか…私ならどっちだろう??それと、今作のエンディングは、大いに続編に期待を持てる内容でした。続編は、リズに重点をおいた作品になりそうで、楽しみです。まくらくらまさんの装画もよかったです(でもやっぱりカラーでみたい)。

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2024年01月23日

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第2巻。
正直、1巻の『眠れる石』よりおもしろかった。
自分で望んで博物館で働き始めたカトリが、自分の知識のなさ、社会の厳しさ(女性が大学に入覚を許されなかった時代のお話し)を知り、職人の養父母が新しい弟子を雇って自分の居場所がなくなった気がして八つ当たり、自己嫌悪、友だちには愚痴れないプライド。
気が強く、常に産まれ育った町のリーダー格だったカトリならではの、挫折と新たな成長の過程。
霧の国に選ばれてしまった理由も説得力がある。
ジュブナイル小説として素晴らしい展開。

1巻で友だちになったリズと、幼なじみのジェイクの冒険も楽しかった。2人はなかなかの名コンビ♪

1巻とも繋がっていることが判明し、「古代の怪物」がシリーズ全体の謎になるらしい。
今回はカトリの物語だったけど、たぶん次はリズが主役のはず。不穏な終わり方だったし(笑)

和製ファンタジーとは言いづらいほど、エディンバラの空気感が生き生きと描かれていて、イングランドのファンタジーで育ったファンタジー好きとしては大満足。

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2023年11月12日

Posted by ブクログ

カトリは10代半ばの女の子という設定なのに、口調が男の子っぽく違和感があった。最後までそれがひっかかって話にのめりこめなかった。

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2025年04月13日

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