【感想・ネタバレ】カトリと眠れる石の街のレビュー

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Posted by ブクログ 2023年10月21日

カトリの住んでいる街に眠り病みたいのが流行って、それを友だちと解決する話だった。ホラーではないけど、全体的にこわい感じ。
最初は、病の原因は、ようかいみたいなものかと思った。でも、実際は宇宙人と人間で、びっくりしたし、おもしろかった。ただ、そんな宇宙人が本当にいたら、こわい。
ぶたいは、エディンバラ...続きを読む。グラスゴーも近い。ぼくは、この辺りはこわいからあまり行きたくない。いろんな国に民話とか神話とかがあって、そういうのを元にした物語がたくさんあるけど、このお話は意外なことばかりで驚いてばかりだった。作者の人は、よくこういうことを思いつくなーと思った。
一緒に事件を解決するリズの家の御者のビルが好きだった。素直で、力が強くてかっこいい。
神話とか歴史とかが好きな人に、おすすめ。(小6)

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年11月06日

発売前からすっごく楽しみにしていた一冊!!
二人の少女が19世紀エディンバラの街を舞台に眠り病の謎を解くミステリーファンタジー。

眠り病の謎解きが…まさかのホラーで、
いやいやそうきたか、と。
後半、街の雰囲気も相まってぞっとしながら読みました。


カトリとリズの謎解きコンビ、
頭の回転の良さが...続きを読む心地よくてとてもよい。
民俗学や街の謎を織り込んでいく感じも好み!!
これは続編を熱望。

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Posted by ブクログ 2024年04月21日

著者のデビュー作。舞台は19世紀のエディンバラ。治療法も原因もわからない謎の病気を追って、普通なら知り合うことのなかっただろう、2人の少女が真相に近づいていく。合理的に考える裕福な家庭のリズと、行動力と地理を知り尽くした金物店の養女カトリは、ときに環境の違いからぶつかりながらも認め合っていく。真相は...続きを読む、ビックリ‼️な感じだが、ラストはハッピーエンド。
カトリは、自分を縛っていたのは自分だと気づき、新たな世界に踏み出す。恵まれた環境でなくても、未来に希望を抱くことはできると、これから道を選ぶ子どもたちにエールを送る一冊かも。

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Posted by ブクログ 2024年01月29日

えー、そういう方向?と、思いつつも、ラストも含めて一気に読んだ。小学校高学年だと、ちょっと難しいかな。もう少し、イラストがあると子どもの読者には、わかりやすいかも。

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Posted by ブクログ 2024年01月22日

 第62回講談社児童文学新人賞佳作受賞作(佳作受賞作『カトリとまどろむ石の海』を改題、出版)。…らしいです。と、いうか、いきなりどうして児童文学かというと、この作品の装画が、まくらくらまさんだからです!!

 物語の舞台は19世紀後半、イギリスのエディンバラ…。金物屋のカトリ(カトリオナ・マクラウド...続きを読む)13歳と、裕福な家の出のリズ(エリザベス・オールデン)14歳の2人の女の子が活躍します。ふたりは、エディンバラの街で蔓延する原因不明の眠り病について、患者の発症時期や街の歴史など明らかにすることで核心に迫っていくのだが…。

 ふたりの女の子のキャラが対照的でありながら、それぞれとっても魅力的なんです!特にカトリは、表紙に描かれているように、スカートだけれど上着は男物のジャケットという装いでなんとも個性的ですよね♪えっ?そんなことしちゃう?というようなことも、ふたりだからできちゃう!ふたりの成長が感じられるのもいいところで、結構ハマりました。まくらくらまさんの装画(作品内のイラスト)も表紙のようにカラーならなぁ…と思ってしまいましたが、でもいつもとは違う読書経験ができました。続編、もちろん読みますっ(*^^)v

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Posted by ブクログ 2024年01月01日

リズとカトリのコンビがなかなかいい感じで、ふたりに引っ張られて話もテンポよく展開する。
……のだけど、お嬢様のリズの話し方、やはり少し不自然に感じてしまう。わたしが保守的なのかな。むずかしいところ。

地図を描いて原因を突き止めようとするあたりは、ロンドンのコレラを題材にした『ブロード街の12日間』...続きを読むを思い出していたのだけど、結末は驚きのオチだった。リアルな物語の雰囲気をずっと出していたからこのあたりちょっととまどうかも。

それにしても、外国を舞台にしながらまったく破綻なく物語を進めていくのはすごいと思った。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年12月12日

エジンバラ旧市街に住む少女カトリが、旧市街ではやってる眠り病の謎を解明しようとする話。
だんだん真相に迫っていくのが、読んでてゾクゾクした。

冒険に憧れるけど、どうせ家業継ぐよなーと思っていたカトリが、自分の住む街の秘密に迫ったあとに、「養親に気を遣わなくていい?家業の金物屋じゃなくて博物館で働き...続きを読むたい!」ってなったのがテーマ性あって児童文学ぽいなと思った。

カトリとリズが地図に書き込んでったところが冒険感ある。

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Posted by ブクログ 2023年10月15日

舞台はエディンバラ。ぱっと見は外国の冒険ファンタジーみたいだけど、作者は日本の方なのね。
世界には自分の知らないことがたくさんあるんだろうなぁ。続刊も楽しみ。リズもまた出てくるのかな?

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Posted by ブクログ 2023年10月02日

作家の方がエディンバラ大学に通われていたようで、ストーリーに街の描写がうまく取り入れられて古い街並みや歴史など魅力的で引き込まれました。
表紙裏、裏表紙にもエディンバラの街と登場人物の住居マップなどもあり物語を見ながら地図と見比べて楽しめました。
エディンバラ自体、歴史・文芸・幽霊の町だそうで、読ん...続きを読むでいる間にも行ってみたいなと検索してみたり、古い街が持つ深い歴史は底知れなそうだなと感じつつ楽しく読み終わりました。
もちろん、登場人物の子たちも生き生きしていて、メインに二人の女の子たちが出てきますが、二人とも素敵な子たちです。これから、この女の子たちがどんな風に成長していくのか、どんなことを学んでいくのか続編を読むのが楽しみです。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年07月22日

良かった点…エディンバラの風景がイキイキ描かれていたところ。現状に不満はないものの、今日と変わりのない明日を迎えると信じていたカトリがリズの言葉から「知らないことを知らないままだと喉が渇くような」感覚を知り、違う人生を見つけるという児童向け作品にとって素晴らしい指針を出したこと。カトリの友達ジェイク...続きを読むとギクシャクするシーンがリアルなギシギシする感情を感じられたこと。リズの容姿の描写が好きというところ。ウィーグラフの人生と「壊れてしまった」人間のセリフの震えるようなかっこよさ。
個人的にうーんと思った点…カトリよりリズやウィーグラフの方がかなり魅力的に見えてしまい、リズ主人公の話が読みたいと思ってしまったこと。冒険せず誰かと会話してるだけで話が進むように見えてしまったこと。話のジャンルとしてはファンタジーだろうなあと思ってはいたけれど、ファンタジーぽさが強く出てくるのが眠り病とマナドッグのあたりだけで微妙なちぐはぐさを感じてしまったこと(ファンタジーならファンタジーぽさをもっと最初にいくつか提示してほしかったというか)。リズと出会い話が始まるのが遅く感じたこと。今のタイトルよりも改題前の「カトリとまどろむ石の海」の方が好きなところ。
舞台設定とキャラの設定はかなり好きで、物語がそれについてこなかったような勿体なさを感じてしまいました。リズの学校の話ももっと読みたかったし。でも、学ぶこと知ることの素晴らしさを全力で語ってくれる児童文学ってちょっと嬉しいな。
続編!出るんだ!嬉しい!

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Posted by ブクログ 2023年05月24日

【あらすじ】
舞台は19世紀後半のイギリスの都市、エディンバラ。街の中に蔓延する眠り病の原因が、自分が住んでいる旧市街の中にあるのではとリズに指摘されたカトリは、ふたりで眠り病の原因をつきとめに行く。街の歴史を紐解き、眠り病が発生するタイミングを分析していくふたり。そのうち、街が隠している「大きな秘...続きを読む密」がわかってきて……。

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児童書らしい、女の子2人の冒険譚です。最近、ビジネス書や現代モノの物語を読んでばかりだったので、こういう感じの物語はすごく新鮮に感じました。少しずつパズルのピースが集まっていく感覚がワクワクできてよかったです。

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購入済み

正統な児童書

2023年04月07日

舞台はイギリスで時代が少し遡るが、14~15歳の少女たちが父親の病気を治すため知恵を絞り合っていく。読者の対象年齢を確認していなかったが、知人に勧められた読んでみた。幼き日に読んだ、「ロビンソン・クルーソー」を思い起こした。

#ドキドキハラハラ

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Posted by ブクログ 2024年03月28日

なかなか物語に入り込めず、読むのに時間がかかりました。
主人公はカトリという女の子。彼女の住むエディンバラで謎の眠り病が流行する。カトリはリズという女の子と、その病気の原因を突き止めようとする。2人の話し言葉が不自然すぎてイマイチ楽しめませんでしたが、終盤に近づいて真相が見えてくると、やっと面白くな...続きを読むってきました。
でも、読むのに疲れちゃったな。

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Posted by ブクログ 2023年12月18日

19世紀後半のエディンバラ。旧市街に住むカトリはひょんなことから新市街に住むお嬢様のリズに巻き込まれドクターの診察手帳を盗むことになる。そこに書かれていたのは、旧市街に広がる謎の「眠り病」の患者たちの実態だった。旧市街の限られた範囲で、一定の条件で増え続ける患者たち。それぞれの父親を眠り病から助け出...続きを読むそうと、カトリとリズは聞き込み調査を始めた。

謎解きミステリーのようであり、しっかりファンタジーでもあり、少しSFの要素も入った読み応えのある作品。カトリとリズの役割語を排除した話し方が斬新で、特にリズは19世紀後半のお嬢様なので違和感もあった。

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Posted by ブクログ 2023年04月14日

講談社児童文学新人賞佳作受賞作だが、子供だけでなく大人も充分楽しめる。『博物館の少女』を思わせるミステリーファンタジーだった。
19世紀後半のスコットランドの都市、エディンバラ。カトリは、街の中に蔓延する眠り病の原因が自分が住んでいる旧市街の中にあるのではと、新市街地に住むリズに指摘される。ふたりで...続きを読む眠り病の原因をつきとめようと動き始める。患者が発生するタイミングを調べ、街の歴史を紐解きながら眠り病の原因を探しもとめる。そのうち、旧市街が隠している「大きな秘密」がわかって来た。オチにもうひと練り欲しかったような気もするが、
対照的なリズとカトリは絶妙なコンビだった。

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Posted by ブクログ 2022年11月14日

人知れず蔓延する眠り病の正体を探す二人の少女の話。謎自体は割りと淡々としていますが、それらに対することで自分の世界を広げていくさまが見ていて心地よい本でした。見守るスタンスの大人たちが素敵。

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