まくらくらまのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
リズー!!!!
エディンバラ編完結、とあって、これが第一部完、ということなんだろうと思って読んでいたけど、あまりにも続きがほしいラストだった…。
三作目は、前作で不穏な動きをしていたリズが、最初からやはり不穏な動きをするところからはじまる。カトリも時を同じくして、博物館で不思議な書類を見つける。カトリとリズは、また2人でマッセルバラに向かい、謎を追う。
カトリとリズの友情の物語でしたね。誰になんと言われようと、友情を描いた三作だった。
分かれ道まで2人で歩いた事実と思い出は、ずっと2人を支えるのだろう。
次回作、成長した2人に出会えるんですよね?!そうですよね?!ジェイクも登場しますよう -
Posted by ブクログ
江戸川乱歩の『目羅博士の不思議な犯罪』と素敵なイラストがコラボする、乙女の本棚シリーズ42巻です。
探偵小説作家が小汚い哲学者風の青年と上野動物園で出会い、彼の不可思議な体験談を小説のネタとして語られる物語です。
とある5階建てビルの一室に、入居すると間もなく首吊り自殺をしてしまう魔の部屋がありました。
様々な人たちがそこへ入っては死にを繰り返す中で、青年は向かいのビルから不気味な顔がニヤニヤと観察しているのを目撃します。
その人物は目羅聊斎という医者で…。
不可思議な物語を不可思議なイラストで彩り世界観を更に増幅させている良書・シリーズです。 -
Posted by ブクログ
面白かった!
お話としては理解しやすく王道の流れ、ミステリーのジャンルではありますが謎解き要素は薄め…ですが、主人公のカトリとその友人のリズが恐ろしくアクティブで、地道な調査にも、大人の無理解にも根気強く立ち向かう様が読んでいて痛快です。
探偵はおらず、頭脳で解決するというより、子どもたちがバイタリティで謎をねじ伏せる感じでした。笑
漢字について、読みやすさを重視した上で漢字を多用しているという印象。ふりがなは小学校で習うものにはついていない印象ですが、責任、否定、表情、などの熟語にはふってあったりもします。漢字が恐ろしく苦手でなければ中学生には大丈夫そう。
文字の大きさは小さめですが読み