まくらくらまのレビュー一覧

  • カトリと霧の国の遺産

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    ネタバレ

    はー、面白かった!!
    エディンバラを舞台にした中世ファンタジー、第2弾。

    今回はとある年代記にまつわる
    霧の国の謎に巻き込まれるカトリとリズ。

    根底の謎に、古代の怪物の存在があり、最後のリズの怪しい動き。もっとボリュームをつけても面白そうなエピソードだったけど、さらっと終わった印象。リズの動き以外は。
    カトリが悩みながら、霧のなかをすすむ決断をするところもよかった。

    続編がまたたのしみ!!!!!

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    2023年12月09日
  • 黒猫(乙女の本棚)

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    あの有名なラストは知っていたものの、前半部分はほとんど覚えていなかった。そういう流れだったのか。
    件の黒猫さんは、妻の猫だと思ってたなぁ。だから、ああなのか、と。そうではなかったのね。
    主人公の精神状態、怖いよ。
    まくらくらまさんの挿絵も雰囲気があって素晴らしかった。この「乙女の本棚」シリーズ、ラインナップがすごく豪華。
    他も手に取ってみたい。

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    2023年11月26日
  • カトリと眠れる石の街

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    カトリの住んでいる街に眠り病みたいのが流行って、それを友だちと解決する話だった。ホラーではないけど、全体的にこわい感じ。
    最初は、病の原因は、ようかいみたいなものかと思った。でも、実際は宇宙人と人間で、びっくりしたし、おもしろかった。ただ、そんな宇宙人が本当にいたら、こわい。
    ぶたいは、エディンバラ。グラスゴーも近い。ぼくは、この辺りはこわいからあまり行きたくない。いろんな国に民話とか神話とかがあって、そういうのを元にした物語がたくさんあるけど、このお話は意外なことばかりで驚いてばかりだった。作者の人は、よくこういうことを思いつくなーと思った。
    一緒に事件を解決するリズの家の御者のビルが好きだ

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    2023年10月21日
  • 詩集『山羊の歌』より(乙女の本棚)

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     乙女の本棚シリーズから、中原中也さんとまくらくらまさんのコラボ作品「詩集『山羊の歌』より」です。この作品のイラストがスゴイんです!!画集としても楽しめるとうたっている、乙女の本棚シリーズの中でピカイチです。飾っておきたくなります。

     「汚れつちまつた悲しみに
     今日も小雪の降りかかる」

     あまりにも有名なフレーズ…中原中也さんの詩だったんですね!!この詩って、中原中也さんの失恋に基づく詩らしいです。

     「ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん」

     こちらは、「サーカス」という詩で…なんか、頭から離れなくなりますよね。サーカスの空中ブランコの描写らしいです。

     この独特な世界、そしてホント美

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    2023年07月26日
  • 詩集『山羊の歌』より(乙女の本棚)

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    汚れちまった悲しみに…が昔から好きだったので美しい絵と読めて良かったです。
    何故だか中原中也の苦しみ?のような感情をヒシヒシと感じました。絵がすごく美しくまるで美術館にいるような感覚でした(^-^)

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    2023年05月27日
  • カトリと眠れる石の街

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    ネタバレ

    発売前からすっごく楽しみにしていた一冊!!
    二人の少女が19世紀エディンバラの街を舞台に眠り病の謎を解くミステリーファンタジー。

    眠り病の謎解きが…まさかのホラーで、
    いやいやそうきたか、と。
    後半、街の雰囲気も相まってぞっとしながら読みました。


    カトリとリズの謎解きコンビ、
    頭の回転の良さが心地よくてとてもよい。
    民俗学や街の謎を織り込んでいく感じも好み!!
    これは続編を熱望。

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    2022年11月06日
  • カトリと夜の底の主

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     第62回講談社児童文学新人賞佳作『カトリと眠れる石の街』のシリーズ第3作。装丁、挿画が私の大好きなまくらくらまさんだったのが、読むきっかけだったんですけど、でも児童文学も結構たのしいっ!って思えたシリーズです。

     物語の舞台は19世紀後半、スコットランドの都市エディンバラ。カトリは勤務する博物館の資料室で、謎の天体図を見つける。同じころ疎遠だったリズから手紙が届いたことを契機に、調査のためマッセルバラにふたりで行くことに…カトリとリズの冒険が幕をあける…。

     ちょっと切ない展開でしたね(ノД`)・゜・。この作品で“エディンバラ編”は完結のようです。次作は“ロンドン編”ということになるのか

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    2025年11月03日
  • 黒猫(乙女の本棚)

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    ネタバレ

    怪奇小説・・・と見せかけた異常心理犯罪小説。短編でここまで嫌悪感を覚えさせるキャラクターはそうそういないでしょう。
    絵が素敵です。

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    2025年11月02日
  • 目羅博士の不思議な犯罪(乙女の本棚)

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    上野動物園で出会った不思議な男と夜の不忍池で話をする。彼の職場のそっくりな二つのビルと自殺者が3度も出た部屋の話を。
    タイトルの「目羅博士」も目を引く名前だが、この男ではない。ベートーヴェンの「月光」の曲のように、美しいけど、怪しくてちょっと怖い話だった。

    現在の東京の立地を考えると、丸の内のビル群の中の5階の陰気な部屋は、東京駅どまん前、皇居のそばだろう。
    そんな一等地がいつまでも空き部屋があるかな?という疑問は感じた。

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    2025年09月21日
  • カトリと霧の国の遺産

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    博物館で働くことになったカトリ。古物収集家のコレクション整理をする中で、特別展に訪れた人が次々に行方不明になる事件に遭遇する。カトリが成長するに伴い抱えた不安がうまく物語と絡み合っていく展開で面白かった。不安でも、迷っても"霧の中を進むだけ”と前を向いた彼女の強さがとても好き。

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    2025年08月14日
  • カトリと霧の国の遺産

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    カトリが博物館で働くことになってから半年がたったある日、博物館に大量の寄贈品があった。
    寄贈主は、ジョージ・バージェスという古物収集家で、彼は生前、自分のコレクションをけっして人には見せなかったという。コレクションの整理をするカトリは、寄贈物のどれもが「ネブラ」という国にまつわるものだと気が付くが、博物館の研究者を含め、だれもそのような国を知らないという。
    この寄贈物は、歴史的な新発見につながる本物なのか? 偽物なのか?寄贈物の真偽が明らかにならないまま、博物館ではバージェスの寄贈物を集めた特別展が開催されることに。
    しかし、この特別展に訪れた人は、次々に行方不明になっていくようで……。
    シリ

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    2025年07月26日
  • カトリと眠れる石の街

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    舞台は19世紀後半のスコットランドの都市、エディンバラ。街の中に蔓延する眠り病の原因が、自分が住んでいる旧市街の中にあるのではとリズに指摘されたカトリは、ふたりで眠り病の原因をつきとめに行く。患者が発生するタイミングを調べ、街の歴史を紐解きながら、眠り病の原因を探しもとめるふたり。そのうち、旧市街が隠している「大きな秘密」がわかってきて……。
    児童書なのでサクサクと読めました。そして面白い!たまには児童書もよいものです。

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    2025年07月26日
  • カトリと夜の底の主

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    え、待って待って…もう一度最初から読み直したい。
    リズはどんな思いでカトリと冒険してきたのか?
    この終わり方は想像してなかった。
    そして、これで終わりではないと思いたい。
    ロンドン編、そして大人編(再会編?)を読みたいと思うくらい、カトリという主人公を気に入っている。
    続編希望!!

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    2025年07月18日
  • 目羅博士の不思議な犯罪(乙女の本棚)

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    乙女の本棚シリーズの一冊。
    乙女は乱歩がお好き?
    このシリーズ、乱歩率が高いよね。
    まあ、乱歩の短編はおもしろいので、選ばれるのは納得できるが。とはいえ、『目羅博士~』をもってくるとはね。あまり乙女っぽくないような。
    絵も内容に忠実で、初老男子には好感がもてた。ただ、表紙にこの場面をもってくるのはどうなのかな、とは思った。

    0
    2025年07月18日
  • 目羅博士の不思議な犯罪(乙女の本棚)

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    ネタバレ

    乙女の本棚シリーズ。
    この少ないボリュームでもちゃんと面白い。流石江戸川乱歩✨
    「模倣」で果たしてここまでのトリックが可能なんだろうか…?鏡の中の自分が違うことをしていたら本物の自分も鏡を真似た行動をとってしまうんだろうか…?すごく気になる。行動心理学の本とか調べればその手の実験や研究結果判明していたりしないかな( ˘ω˘ )

    あと暗闇に浮かぶ目羅博士の顔怖っ‼︎‼︎

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    2025年07月10日
  • カトリと霧の国の遺産

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    カトリとリズのキャラクターも安定して疾走感が増した第二巻。中に登場する外科医は、シャーロック・ホームズのモデルと言われるジョゼフ・ベルを彷彿させるのでにやにや。コナン・ドイルが生まれ育ったエディンバラが舞台ですしね。:「私はエドガー・ベル。外科医だ。職業柄、人の服装やふるまいからその人の素性や行動を推測する癖があってね」

    第1作は、最後の最後にえっ……ファンタジー?ってなったけど、この第2作はもう読む方もモードがつかめているのでよい。海外ファンタジーの雰囲気を初めから終わりまで保ったままおもしろく読ませるのはなかなかのものだと思う。

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    2025年06月26日
  • カトリと霧の国の遺産

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    前作でも少し思いましたが、かなりクトゥルフ神話TRPG的な調査パートと真相公開パート・戦闘パートがあるなという印象。物語の構造として違和感があるわけではなく、キャラロストありのところをギリギリ生還している感じのスリルがあって今作も冒険譚として面白かったです。

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    2025年06月24日
  • 目羅博士の不思議な犯罪(乙女の本棚)

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    イラストもおはなしに合っていて、何とも怪しげな感じを出してます。
    目羅博士がまさか……それを語る男……
    読みにくいかなぁと思っていましたが後半からどんどん気になって一気に読みました。
    江戸川乱歩の作品は読んだことがなかったので、これから読んでみたいと思います。

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    2025年05月31日
  • 目羅博士の不思議な犯罪(乙女の本棚)

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    ネタバレ

    江戸川乱歩さんの作品を読むのは3作目。
    今回は、向かい合ったビルとビルの谷間が作り出す怪しさに加え、月光のまやかしも加わり、じとっと気持ちの悪い雰囲気を感じながら読みました。
    自分もこの真夜中のビルに寝泊まりしているかのような気持ちで、変に落ち着かない気持ちになります。

    向かいのビルに現れる目羅医師は、こちらのビルに住む者に似せたマネキンを用意し、窓の外でマネキンの首を吊る。そうすると、こちらで見ていた本人はどうしてもマネキンの真似をしたくなって首を吊って亡くなってしまう。目羅医師の策略にまんまと引っかかり命を落とす物が後をたたない。しかし、そんな時、そのことに気がついたこちらのビルに住む男

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    2025年05月25日
  • カトリと霧の国の遺産

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    第二作と知らず、手に取っていましたが最後まで楽しんで読めました。世界観が好みでした。
    他のも読んでみたいと思います!

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    2025年05月11日