まくらくらまのレビュー一覧

  • 目羅博士の不思議な犯罪(乙女の本棚)

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    怖い 怖い 怖い
    物語はヒヤッとするが
    絵がマジ怖い

    外に月が出てないか確認したくなっちゃった

    2025.3.13
    58

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    2025年03月13日
  • 目羅博士の不思議な犯罪(乙女の本棚)

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     乙女の本棚シリーズから、江戸川乱歩さんとまくらくらまさんのコラボ作品『目羅博士の不思議な犯罪』です。まくらくらまさんのイラストは大好きです!なんか、部屋に飾りたいっ!!あ…でも、我が家には似合わないかな…。

     この作品では、探偵小説家の江戸川が上野公園である男と出会います。そこで聞いた話がこの作品の本題となっています。月夜の伴、目羅博士いう眼科医の知られざる姿を目の当たりにした男は、ある行動に出ます。それが、なんとも言えないこの怪しげな表紙というわけで…軽くネタバレしてしまった!

     ちょっと怖いストーリーが、まくらくらまさんのイラストとの相乗効果で、より怪しい仕上がりですよね~!個人的に

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    2025年02月17日
  • 黒猫(乙女の本棚)

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    この乙女の本棚シリーズはイラストがほんとに綺麗。久しぶりに「黒猫」読み返したら、楳図かずおの「黒い猫面」(だったかな?)を思い出してしまった。

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    2024年12月19日
  • 目羅博士の不思議な犯罪(乙女の本棚)

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    ネタバレ

    さすが江戸川乱歩。怪しさ満点の文章と世界観で、まるで自分がこの逸話をきいている探偵小説家で、月夜に丸の内のビルディングの薄暗い峡谷をのぞいているかのような気にさせられる。そこは文明のつくった幽谷、科学のつくった谷底だ。
    目羅博士が、自分が他人にしてきたのと同じ犯行手口で自殺に誘われてしまったというラストは不気味で恐ろしかった。
    人間は月光に狂わされる。人間は鏡の影の真似をさせられる。自身の首吊りの姿を見たら、首を吊らずにはいられなくなる。
    表紙に描かれているのはじつは目羅博士ではなく、このミステリの語り部である青年だったということも尚不気味である。

    「目羅博士の殺人の動機ですか。それは探偵小

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    2024年12月16日
  • 黒猫(乙女の本棚)

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    1843年 怪奇短編小説

    動物好きの男が 酒に溺れて虐待へと向かう
    遂には 最愛の黒猫をも手にかける
    黒猫を木に吊し殺した夜から起こる黒猫の復讐
    中世ヨーロッパでは、教会の壁に死体を埋めていたという
    黒猫が不吉な物とされたのも同時期
    文庫で黒猫を持っているということは
    昔読んだんでしょうが覚えてないなあ
    男が壁に塗り込んでいた物
    それをあらわにしたのは、彼の恐怖心だったのかもしれない
    主人公の穏やかそうだけど病的な佇まいを 
    まくらくまさんはうまーく表現している
    最後のP58は油絵でしょうか
    ポーの雰囲気が良く伝わってきました

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    2024年10月07日
  • カトリと眠れる石の街

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    なかなか物語に入り込めず、読むのに時間がかかりました。
    主人公はカトリという女の子。彼女の住むエディンバラで謎の眠り病が流行する。カトリはリズという女の子と、その病気の原因を突き止めようとする。2人の話し言葉が不自然すぎてイマイチ楽しめませんでしたが、終盤に近づいて真相が見えてくると、やっと面白くなってきました。
    でも、読むのに疲れちゃったな。

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    2024年03月28日
  • 詩集『山羊の歌』より(乙女の本棚)

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    中也です

    詩集です、遂に

    まくらくらまさんのイラストが素晴らしいのよね〜
    そしてこのすんばらしいイラストが出てくるってことは、一回まくらくらまさんの中で中也が消化されてるってことですからね
    そこんとこも含めてまくらくらまさん良いですね

    そして、ここでねあらためて訴えたいのはね

    やっぱ詩は音読ですよ!
    音読しなきゃダメ、絶対!
    声に出してこその詩です
    声に出してこその中也です

    いや中也、中也て馴れ馴れしいわ!小学校の同級生か!

    ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん

    うーん、これぞ声に出して読みたい日本語

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    2024年01月23日
  • 黒猫(乙女の本棚)

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    エドガー・アラン・ポーの代表作。
    15年前ぐらいに読んだ記憶はあるんだけど、それでも怖かった……。
    我が家で黒猫(しかも襟毛が白!)を飼っていることもあり、序盤はあまりにも酷い動物虐待をする館の主人に対して腸が煮えくり返りそうだった。
    古来、その見た目から魔女ともいわれてきた黒猫ちゃんの振る舞いは、私にとってはただただずっと可愛い。
    まくらくらまさんのイラストが、物語の雰囲気と抜群にあっていて最高です。読んでいるうちにすっかりこの世界観に引き込まれる。すりすりする猫ちゃん可愛い……。

    このストーリーは大きく美しい黒猫・プルートの呪いによる復讐劇といってもよいのだろう、ラストにかけては怒濤の恐

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    2024年01月08日
  • カトリと眠れる石の街

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    19世紀後半のエディンバラ。旧市街に住むカトリはひょんなことから新市街に住むお嬢様のリズに巻き込まれドクターの診察手帳を盗むことになる。そこに書かれていたのは、旧市街に広がる謎の「眠り病」の患者たちの実態だった。旧市街の限られた範囲で、一定の条件で増え続ける患者たち。それぞれの父親を眠り病から助け出そうと、カトリとリズは聞き込み調査を始めた。

    謎解きミステリーのようであり、しっかりファンタジーでもあり、少しSFの要素も入った読み応えのある作品。カトリとリズの役割語を排除した話し方が斬新で、特にリズは19世紀後半のお嬢様なので違和感もあった。

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    2023年12月18日
  • 詩集『山羊の歌』より(乙女の本棚)

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    詩集とイラストのコラボは、とても相性が良いです。
    詩を楽しむ、背景を想像する能力が乏しいので、まくらくらまさんの美しいイラストは、中原中也の世界観に近いのではと思えますが、その中原中也がつかみ難い。
    あるアマチュアの会派の年一回の展覧会へ 従兄弟が所属しているので、数十年続けて見せてもらっている。長い間、油絵会員だけだったけれど、
    最近の若手会員さん達は、画材や画題にすごくチャレンジしていて、とても面白くなってきた。この画家さんもベースは油絵のものもあり、意欲的な作品でした。
    詩は、さすがに数点は知っているものもあったけれど、詩そのものが若いかな。甘いかなあ。
    無意味さの美しさとか?喪失感とか

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    2023年10月22日
  • 詩集『山羊の歌』より(乙女の本棚)

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    詩を読むのにはセンスが必要で私にはそれが乏しいことがよく解った。

    サーカスという詩でブランコが揺れる音を表した「ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん」の響きが気に入った。

    汚れつちまつた悲しみに……だけ見覚えがあった。

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    2023年04月21日
  • カトリと眠れる石の街

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    講談社児童文学新人賞佳作受賞作だが、子供だけでなく大人も充分楽しめる。『博物館の少女』を思わせるミステリーファンタジーだった。
    19世紀後半のスコットランドの都市、エディンバラ。カトリは、街の中に蔓延する眠り病の原因が自分が住んでいる旧市街の中にあるのではと、新市街地に住むリズに指摘される。ふたりで眠り病の原因をつきとめようと動き始める。患者が発生するタイミングを調べ、街の歴史を紐解きながら眠り病の原因を探しもとめる。そのうち、旧市街が隠している「大きな秘密」がわかって来た。オチにもうひと練り欲しかったような気もするが、
    対照的なリズとカトリは絶妙なコンビだった。

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    2023年04月14日
  • カトリと眠れる石の街

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    街に蔓延する流行り病眠り病を解明しようとする二人の少女と、町の大きな秘密。異国情緒あふれるファンタジー。

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    2023年04月06日
  • 詩集『山羊の歌』より(乙女の本棚)

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    中原中也の詩って、よく考えると「汚れつちまつた悲しみに……」しか知らない。
    中世ヨーロッパのゴシックなイラストが、その世界観に暗い華を添えるような一冊。
    春夏秋冬、季節名をタイトルに据えているものが多いというのは発見だった。そしてその夕暮れや夜。
    「サーカス」という詩が特に心に残る。ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん

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    2023年02月21日
  • カトリと眠れる石の街

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    人知れず蔓延する眠り病の正体を探す二人の少女の話。謎自体は割りと淡々としていますが、それらに対することで自分の世界を広げていくさまが見ていて心地よい本でした。見守るスタンスの大人たちが素敵。

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    2022年11月14日