弐瓶勉のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
SF作品においてテクノロジーの暴走を描いた作品はあまたに存在するが、弐瓶勉の描き上げるSF世界においてのそれは、テクノロジーに立脚しながら、そこにある"空間そのものの暴走"のさなかにキャラクター達が立ち、敷かれた物語に飲まれせめぎ合っているようにも見える。
継ぎ接ぎの構造物群と、有象無象の意味を撒き散らすためにそこに貼り付けられるシンボルの数々。
そんな世界で暮らす人間達は、さながらテクノロジーの原始林深く、旧い大木の幹に寄生する虫のコロニーだ。
特に本作においては、建造物に留まらず、ヒトの対比としての巨大なモノが作中で露骨に描かれる。
そのような解釈はいささかファンタジ -
Posted by ブクログ
ネタバレ二瓶 勉さんのマンガを読むのは初めてです。
私が好きな設定ドンピシャなので、早く続きが読みたくて仕方がない。
キャラクターの描写がとても上手いなーと思った。
脇役でそれまで全く出番のなかった山野栄子にたった2ページで感情移入できたことに驚き。
他のキャラもちょっとした行動で「こんな性格なんだろうな」とイメージできるのがいい。
でも、なんか人物の見分けがつかない…
絵が下手なわけではないのに、みんな同じ顔に見えてしまう。
最初、星白さんとイザナの区別がつかなくてほんと混乱した。
ちょっと疑問なのが、シドニアに乗っている人間は皆日本人なのかな?てこと。
皆日本名だし、衛人操縦士訓練生の制服