村上もとかのレビュー一覧
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剣道漫画の金字塔
何回読み直しても、引き込まれます。
六三四の成長が楽しみで仕方ない。
一つの道にまさに、命をかける!
なかなかできないものです。ただ、意識して毎日を過ごすことはできると思いました。
続編を期待してましたが、完成度が高いので
続編はない方がいいかもしれません。 -
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・ショック:重要臓器の循環障害により起こる、生命に関わる状態。
・肺血性ショック:菌体毒素であるエンドトキシンを産生するグラム陰性桿菌の感染によって起こるショック。
・誘因は、大腸菌、緑膿菌、セラチアなどの感染後。
・初期は、高熱(38℃以上)、心拍出量増加、呼吸性アルカローシス、
末梢血管の拡張(血流増加→四肢が温かい)。末梢血管の抵抗性減少(エンドトキシンの作用)
・その後、血圧低下、心拍数増加、代謝性アシドーシス、
末梢血管の虚脱または末梢血管の抵抗性増加→血流がシャント(短絡)を通って、組織を素通り→
毛細血管の内圧および透過性上昇→循環血液量減少→四肢が冷たくなる
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・髄膜炎:発熱、頭痛、吐き気、嘔吐、意識障害。
・下あごを胸につけるようにする→髄膜炎なら、項筋の収縮により硬くなる→頸の強い痛み。
仰向けに寝かせる→足を延ばす→片手で患者の片方の足のふくらはぎを持つ→
もう片手で膝を上から軽く抑えるようにして、持ち上げていく→
髄膜炎なら、下肢屈筋群の筋緊張が亢進するため、膝が自動的に曲がる=足が伸ばせない
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・結核:結核菌はどんな所にでも生存できる。飛沫感染、空気感染。
・発症するのは一部。ほとんどは潜在性感染の状態が何年も続く。
・発熱、痩せ、倦怠感、咳、痰(ときに血痰や喀血)。他の臓器にも、合併すると、それぞれの症状が出る。
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・脚気:栄養素吸収力の低下(アルコール依存症、胃切除、慢性的な下痢など)、栄養バランスの偏った状態など
→ビタミンB1不足→ビタミンB1はエネルギー代謝や神経機能に関連する
→体内では、グルコース(ブドウ糖)からピルビン酸になる(解糖系)→
だが、ここから先の反応(ピルビン酸から乳酸への)が進まない(TCAサイクルおよび電子伝達系)
→エネルギー物質であるATP産生に支障→乳酸がたまりすぎに→乳酸アシドーシスに
→食欲不振、倦怠感→神経症状、筋力低下=手足に力が入りにくい、感じにくい、言葉が発しにくい
→神経麻痺のため膝を叩いても、腱が反応しない
→心臓では、心拍数増加→動悸、下 -
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・ふぐ中毒:ふぐの毒は、ふぐの肝臓や卵巣に蓄積している。
・ふぐ毒のテトロドトキシンは、呼吸筋の麻痺を起す。人工呼吸管理が必要。
・患者は動けないので、反応はないが、意識はある。
・海洋細菌が毒を産生→貝類やヒトデに取り込まれる→フグがそれらを食べ、蓄積=フグの毒は自前ではなく、もらいもの。
(囲い養殖されたふぐは無毒)。
・フグが持つ神経ナトリウムチャンネルは、ヒトのそれと構造が違う=フグが自分の毒で死なない理由
・くも膜下出血:前兆は目の奥の痛み、頭痛、目のかすみ→
ある時、雷の鳴るような「バーン」という音のような突然の凄まじい頭痛。
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・人の血清に他人の血球を混ぜ合わせると、凝集する場合(血液型不適合)と、しない場合(血液型適合)がある。
・輸血:血液成分を補充すること。
・輸血には、感染症の伝播や、血液型の違いによる副作用の危険性が常に伴う。臓器移植の一種。
=ほかに方法がない場合のみ行う最終手段。
・献血者の選択には、献血者の安全確保と感染症などから受血者を保護するため、問診と検診が行われる。
・輸血の際に、必ず赤血球の検査をする理由は、赤血球は他の血球成分に比べて圧倒的に多いから=それだけ重篤になりやすい
・赤血球の抗原には、糖鎖(ABOなど)や、蛋白(Rhなど)がある。
・出血や、貧血の急速な補正が必要 -
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・ペニシリンの作り方その4:①培養器でできた青カビのコロニーをはがす
→ひとつすつブドウ球菌を塗った寒天培地のシャーレに移す=薬剤感受性テスト
②その結果、それぞれのシャーレには色々な大きさの阻止円(ペニシリンが細菌を殺菌したクリアゾーン)ができる
③その中の阻止円の大きなものが、ペニシリンの産生度の高い青カビ
④その青カビを選ぶ→そのコロニーの希釈を試験管で3回繰り返す
⑤その青カビを培養→①~④を何度も繰り返して、最も産生度の高い青カビを選ぶ
⑥100%に近い高濃度のアルコールとペニシリンを混ぜ合わせたら、白くなる=結晶化
(ペニシリンは水溶性だが、アルコールには溶けないため -
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ペニシリンの作り方その3:①熱や水分に弱いペニシリンの長距離輸送はどうする?
②ペーパークロマトグラフィーで出来たペニシリンを、多く含んだ紙片を、加熱せずに水分だけを抜いて乾燥
③蒸籠のような容器に、紙片を敷き詰める→その上から消毒用の高濃度アルコールを吹き付ける
→アルコールに反応して、紙に含まれた水分だけが分離する
→紙から水が抜け、下に落下→アルコールはすぐに気化する
→高濃度のペニシリンを含んだ乾燥した紙片ができる
④そうして出来た紙片を容器に詰める→その間を、活性炭を紙で包みこんだものを互い違いに挟み、湿気を防ぐ
⑤これと別に作っておいた蒸留水を一緒に運ぶ
⑥現地で、 -
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・ペニシリンの使い方
①アレルギーの有無を調べる
(バッチテスト:ごく薄めたペニシリン溶液を少量、皮内注射→発赤なければアレルギーなし=使って良し)
②点滴と静脈注射によるペニシリン投与
・ペニシリンの作り方その2:①カラムクロマトグラフィーで精製したペニシリンで
濃縮された分画を、濾紙(和紙でも可)を使ってさらに精製する。
②1m四方の紙の下から、15㎝のところに、横一直線に濃縮分画の液を垂らす
③乾燥させる→乾燥した紙を、酸(酢)とアルカリ(海草の煮出し液)を一定に調整した溶液に、
下から10㎝のところまで漬ける
④比率は酸20%で、アルカリ80%
⑤この溶液は毛細 -
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・梅毒:梅毒トレポネーマの感染。普通の光学顕微鏡では見えない。暗視野顕微鏡で見える。
青い色彩を放つからpallidum(英語のpale)。性行為感染症。
・1期(感染後3~9週間)では潰瘍(硬性下疳)→数週間で軽快。
・2期(3か月後)では全身に発疹(バラ疹)、肛門や外陰部に発疹(扁形コンジローマ)→数か月で軽快
・3期(3~数十年後)では、肉芽腫性病変(ゴム腫)、神経症状、心血管の障害に
・先天梅毒では失明、難聴、歯の変形をきたす -
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・抗生物質のペニシリンは、初期のうちは注射製剤としてしか使えなかった。
経口投与しても、胃酸で分解されてしまうからである。
内服薬ができたのは、化学合成技術が開発された1959年以降のこと。
・ペニシリンの作り方その1:①青カビをたくさん収集
②それを液体培地(米のとぎ汁と芋の煮汁を混ぜたもの)で培養
③1週間後、その培養液を、綿を詰めた漏斗で濾過→それに菜種油を加えて攪拌
④上澄み(精製培養液)を取り出す=不溶性物質および脂溶性物質の除去
⑤炭を細かく砕く→それを精製培養液に加えて攪拌→炭にペニシリンが吸着する(バッチ法)
⑥このペニシリンが吸着した活性炭を、カラム容器( -
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・コレラ:コレラ菌により、汚染された水や食物を摂取。経口感染→
胃酸で死ななかった菌が、小腸に達し、定着し増殖する→菌が産生した毒素が、細胞内に侵入→
下痢で米のとぎ汁状の便が出る。甘くて生臭い臭いの水様便。尿が出なくなる。
・下痢や嘔吐で失われた水分の補充→生理食塩水や、スポーツドリンク(砂糖と塩水)
・外地では、生水や生モノを口にせず、必ず火を通したものを食べること。
・汚染されたものや場所→アルコールや次亜塩素酸ナトリウムで消毒。
焼却。石灰(酸化カルシウムや水酸化カルシウム)の粉をまく
・今の日本では、ほとんど熱帯や亜熱帯のコレラ流行地域での感染。
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・麻疹:麻疹ウイルスの空気感染、飛沫感染、接触感染。
・10~12日の潜伏期→白色の小斑点(コプリック斑)→赤~暗赤色の発疹→回復期へ
・回復しない場合、肺炎や脳炎の恐れ。
・ウイルスはリンパ組織で増殖→一時的な免疫抑制→他の感染症による合併症の危険あり。
・脱水防止におかゆや果物
・喉への異物→気管閉塞→ハイムリック法(腹の突き上げ)→無理なら外科手術
・湿度を保つ→痰を出しやすくする
・はしかにならない。はしかにさせない。はしか(麻疹)は感染力が大変強い感染症。
=自分が感染しないだけでなく、周りの人に感染を広げないためにも、予防接種は有効だ。