三田紀房のレビュー一覧
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阿院先生による理科の授業が始まり、「メモリーツリー」による暗記の秘策が水野と矢島に授けられます。一方で、桜木たち教師は、新入生を募集するためのパンフレットを作成し、職員会議をおこないますが、ふたたび学校の教育方針をめぐって高原との対立が生じ、桜木によるコーチングの解説が展開されることになります。
本巻で紹介されている「メモリーツリー」を使った暗記法は、トニー・ブザンのマインド・マップを暗記に応用したものですが、やはり暗記するべき項目を位置情報とともに頭に入れることができるという点がポイントでしょうか。確かに効果がありそうだと感じました。 -
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国語教師の芥山先生が指導に加わりますが、今回は宮村先生が彼の指導方針についていけないものを感じるようになります。しかし、龍山高校では温室でトマトを育てるのではなく、大地の畑から掘り出すじゃがいも育てることだという桜木の言葉に説得され、芥山の教育から学ぶ姿勢を示すようになります。さらに芥山は、帰国子女対象の小論文問題を実例に、国語で身につけるべき能力についての指導をおこないます。
宮村先生のあまりのナイーヴさは、さすがに現実離れしているように感じてしまいますが、それでも教職に就く人はこのくらいの理想主義者であってほしいと思う気持ちもどこかにあります。 -
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桜木による龍山学園の予備校化に対する反対派の急先鋒に立っていた、数学教師の高原浩之(たかはら・ひろゆき)も、桜木の指導のもとで落ちこぼれだった水野と矢島の2人がみずから考える姿勢を身につけ始めていることを目の当たりにし、彼の教育方針にひとまず従うことを決めます。
さらに、水野・矢島の特別進学クラスに、英語教師の川口先生が加わることになります。ビートルズの楽曲を用いて身体を動かす授業スタイルは、これまで英語をまじめに勉強してこなかった水野に興味を抱かせることに成功し、さらに英語に対する殻を破れずにいた矢島も、桜木の言葉でようやく勉強ん前向きになっていきます。 -
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桜木は、東大受験の名門塾として名をはせた「柳塾」の柳鉄之介(やなぎ・てつのすけ)を数学教師として招き、10日間のスパルタ勉強合宿を開始します。矢島は、一時は脱走を図りますが、桜木から本音を聞かされ、もう一度東大受験へ向けて勉強を続けることを決意します。
また桜木は、龍山学園の教師たちに対し、再雇用試験をおこなうと宣言します。教師たちの間に疑心暗鬼が広がり、若い国語教師の宮村沙知子(みやむら・さちこ)が、桜木のスパイではないかという疑いをかけられることになります。一方、英語教師の井野真々子(いの・ままこ)は、再就職に向けて活動するも不採用が続き、桜木の再建案にひとまず乗るべきか、逡巡します。
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龍山学園が倒産し、その処理を担当することになった異色の弁護士・桜木建二(さくらぎ・けんじ)は、出来の悪い生徒たちの集まるこの学園を、多くの東大進学者を送り込む超進学校に作り変えようと考えます。
そこで彼は、自ら教壇に立って、残り1年で偏差値30台の水野直美(みずの・なおみ)と矢島勇介(やじま・ゆうすけ)の2人の生徒を東大理科Ⅰ類に合格させるための授業を展開していきます。
言わずと知れた大ヒット受験マンガです。受験生にとって受験攻略本は、ビジネスパーソンにとっての自己啓発本と同じように気分を高揚させるカンフル剤のような効果があり、かくいう私自身も受験生の頃に和田秀樹の著作を何冊も読んでいまし -
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ネタバレ今回からカリスマ英語教師登場。
「英語圏の国を除いて日本は『世界で英語のできる国』のひとつなんだ」と言い、英語に対する苦手意識を取り除いていく。
ほとんどの大学で英語は受験科目に入っており、英語の出来で受験の成否が左右されてしまう面が多いので、英語成績アップ法は受験生にとって興味深いテーマだと思う。
小論文の神様と言われる樋口裕一さんの小論文特別講義もおさめられている。
「それはちがうな 中学からはじめるからいいんだ」
「それは中学生にとって英語は全く新しい教科だからだ」
「しかし・・・英語だけは全員横一線の同時スタートだ つまり・・・・・・英語だけでも“できる子”になれる可能性がある -
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ネタバレ柳先生が入りスパルタ合宿が盛り上がっていく。厳しい時間制限で計算を繰り返させる。
矢島が切れて水野がやや挫折するがこいつらは不器用な性格をしているから情熱を再び取り戻すことは難しいことではないだろう。
矢島は桜木の名言が相当効いたようだ。教師陣も再雇用試験がスタートした。一部は納得できなかったようだが?
「“カタ”がなくてお前に何ができるっていうんだ 素のままの自分からオリジナルが生み出せると思ったら大間違いだ!
創造するってことはまず真似ることから始まるんだ! 基礎となる“カタ”をまず身につけ それを工夫とアイデアでアレンジしていくんだ!」
「ああいう寂しい目をしたコは最後には勝つ」
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ネタバレ創造は、真似ることから始まる!
受験に知能はさほど重要ではない。
必要なのは根気とテクニック!
基礎的な学習が、
全ての根元であり、王道だ!
当たり前のことを、
当たり前にできるようになれ!
知識は、
幸せをもたらす強力な武器!
ナンバーワンにならなくていい、オンリーワンになれだぁ?
ふざけるな。
オンリーワンていうのは、その分野のエキスパート、
ナンバーワンのことだろうが。
大人になるってことは、
客観的にものを見られるかどうかってことだ。
理想的な成績の伸ばし方は、
壁にちょこちょこあたってその都度、乗り越えていくこと。
右肩上がり一辺倒でいくと、
ちょっとしたつまずきで急 -
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ネタバレ「成功するものは嘘を嘘のまま終わらせない、それを真実に転化させてしまう。つまり本物の嘘つきは嘘をつかない」
商売するなら、絶対に人のせいにするな。 失敗はすべて自分の能力不足。
楽して儲けるのが本当の商売だ。苦労して儲けるなんて誰でもできる。人の2倍働けばいいだけのこと。ただがむしゃらにやればそこそこ稼げる。
「ビジネスは理詰めの世界。切羽詰まって破れかぶれの行動に出る人間は商売には向かない。」
「誰に売りたいか、誰に買ってもらいたいか・・・ 商品とはその強い意志を表現したものなんだ。」
変化を嫌うその時点で、 その社員の存在価値はない。
「あんた・・・感情で商売してるんだ -
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ネタバレ猛女・井川が強引に押し進める社内改革に、自らのクビをかけて反旗を翻した佐伯。それぞれにゆずれない立場を持った女たちによる、激しいバトルの幕が切って落とされた!その頃、ケンの「いかにも信用できなさそうなヤツ」というリクエストのもとに新しい人材をリストアップした高野は、ケンにその真意を問いただすが…。
●本巻の特徴/専務・井川による社内大改革で、大荒れのT-BOX! 進んで猛毒を飲み込んだケンの真意はどこにあるのか!?
●その他の登場人物/
大林(ケンが雇った元ホームレスの一人で、現在T-BOXの役員)、
片岩八重子(T-BOXの生産部門の責任者。一度はケンを裏切ろうとするが、今では支える側に -
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ネタバレケンの代表取締役解任をかけた臨時株主総会が、ついに開幕した。朝のワイドショーの時間帯に株主総会を開催し、マスコミ報道を企業広告に利用するなど、自らの窮地すら利用してみせるしたたかなケン。一方、T-BOX買収を企むサンデー側も隙のない外資の理論で“口”撃を開始し…。
T-BOXの株を大量に集め、経営権を握ろうとする外資ファンド・サンデーキャピタル。
TOBに対抗するべく、ケンは臨時株主総会を開きます。
総会でサンデーと正面きって経営論をぶつけ、決着をつけようという作戦です。
カギとなるのは第三勢力である塚原会長。
彼を味方につけるのはケンかサンデーか?
ドラマ「ハゲタカ」などですっかりおな -
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ネタバレ一ツ橋商事・井川のTOB対策として株価を上げる作戦にでたケンは、新商品を開発し大々的に記者会見を開く。目論見通りの作戦で井川の機先を制したケン。そして揺れていた八重子も、井川の誘いを蹴りケンについていくことを決意する。一方、煮え湯を飲まされた井川は…。
外資の登場で、再びT-BOXがピンチに。裏には井川の存在アリ。これがケンの逆鱗に触れ、ケンは本腰を入れて井川を潰しにかかる。
株の売買によって利ざやで儲けようとする投機家に対し、ケンが「人でなし」「餓鬼」という言葉を浴びせ、容赦ない言葉でなじる場面は、なかなか気持ちいい。画もなかなか凄い。 -
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ネタバレケンを叩き潰すことを生き甲斐にしている一ツ橋商事の井川は、M&Aのプロ・西田を呼び、いよいよT-BOXの買収に向けて本格的に始動する。一方、井川と内通しケンを裏切る算段を進める大林たち幹部は、自分たちの動きに気付いている節のあるケンに脅えつつ、今後の方針を練るが…。
ケンの会社「T-BOX社」を買収しようとする井川に対し、ケンは遂に反撃に出る。しかし、ケンの反撃は、一般的な買収防衛策「ゴールデンパラシュート」「シャークリペラント」「クラウンジュエル」「焦土作戦」「ホワイトナイト」のどれでもない。ただ社員を信頼していい商品を作るだけ。 -
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ネタバレ上場目前のある日、ケンは証券アドバイザーの牧と株主対策の話を進めていた。安心して経営に専念するため、塚原会長を安定株主に、と説く牧に対して、ケンはその裏に塚原会長の筋書きが隠されているのではないかと訝しがる。一方その頃、八重子を籠絡すべく、再び食事に誘った井川は…。
遂にケンの会社「T-BOX社」の株が上場され、物語はM&Aのドロドロした話に..
外の敵、中の敵が、それぞれの思惑で動く。
ケンは、買収の防御策として塚原との間で株を持ち合うことを決断するが、塚原は条件として「買収があったときに加担はしないが防ぎもしない」ことを、ケンに告げる。
株式上場後、ケンは、優秀な人材をドンドン雇い、 -
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ネタバレ証券アドバイザー・牧のアドバイスで、株式公開への道を模索し始めたケン。株式上場によって、さらなる社業拡大をと一人意気上がるケンだったが、「上場すれば、創業時のメンバーがみな離れていく」という発言だけが気にかかっていて…。
ケンの会社の株式上場までの課題を描く。この漫画では、他の漫画で素通りされてしまう株式上場に際しての細かい問題点がクローズアップされていて、とても勉強になる。
ケンは、遂に株式上場を決意する。しかし創業時のメンバーはそれを聞いて動揺する。外野から株式上場の利点・欠点について偏った情報を聞いて賛成したり反対したり。その裏には井川の存在もチラホラと。ケンはどうする? -
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ネタバレケンは言います。
あそこで彼を責めてこちらの条件で商売再開しても、利益はほんの一時のものだ。
それよりは困ってる相手をまず助ける。
恩を売る。それで立場が強くなる。モノがいえる。主導権を握れる。
そこからだ。あとはじっくり長い時間をかけて利益を取り続ければよい。
つまり、商売というのは心を売って金にかえるということだ。
ケンは自社の技術力を最大限活かせるTシャツを見つける。医療用の素材で、生地はいいけどTシャツにするのは難しい。ケンは、思考錯誤の末、遂に商品化に成功する。
そして今回は、この商品を、ターゲットを絞って売るべき人に売ることにする。ビジネスで流れを作るなら、ターゲットにすべき