あらすじ
東大合格請負漫画!! 弁護士・桜木による落ちこぼれ高校の再建計画、その内容は東大合格者100人!! 今の状況では力関係は上だ。だから俺がルールを作る。勝ちたかったら、俺より頭良くなるしかねんだよ。
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時代が変わっても
2000年代の作品ということもあるが、時代が変わっても勉強することへのモチベーションを上げてくれる作品。何か試験に臨む人は一読の価値あり
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「一時の感情で利益を失うバカにだけはなるな」
という言葉に考えさせられた。
日頃から利益ではなく感情や偏見によって行動を選択してしまっていないか?その感情やプライドは本当に守るべきものなのか?本当に自分が成し遂げたいことは何か?そのために取るべき利益とは?
を考えるきっかけとなった。
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⑥計算問題は考えずに慣れる(瞬間的、機械的)
⑦計算問題は99点=0点。妥協せず満点を!
⑧長い文章題から解く(13)
⑨問題を作る立場から考える(16)
⑩教科書に蛍光ペンを使うな(17)
⑪手を動かして考えると脳が活発化
(12)東大と京大 出題の違い
(14)理想的な成績の伸ばし方
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小さな成功を積み重ね自尊心を高めること おバカ高校に通う偏差値30台の二人の少年。特訓が始まり、躓きながらも成長していくさまを見ているのが誇らしくなる。特に、人生で初めて100点を取り達成感と自信を感じている少女に感動した。そう、このような小さな自信を一つ一つ積み重ねていくことが自尊心を育て、チャレンジ精神を生む。「自分にはできる」という思い込みが重要なんだ。それをするためにはスポーツのように体を対象に慣らしていくのが一番手っ取り早い。
債務超過状態にあり、破綻の危機に瀕している高校の教師たちの再雇用試験が後半あるが、これがまたおもしろい。教師たちに論文を書かせる。論文のテーマは簡単なものだ。ただ、これにどう答えるかで、教師がどのような気持ちで今の仕事に取り組んでいるかがわかる。このようなあいまいな形式の論文の場合、平常時にどのような気持ちで問題意識を持ち続けているかが単純に問われる。これは、面白くなってきた!!
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数学はスポーツだ、処理能力とスピードを身に着けろ。満点を取れ。一時の感情で利益を失う馬鹿になるな。蛍光ペンを使うな(勉強した気になるな)。などなど…目からウロコがたくさん
絵が下手だけど
画力がかなり低く、とても古い作品なのも相まって、漫画に画力を求めている人はハマらないでしょう。
絵は気にしない人には是非読んでほしいです。
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しかし、バカといいながら、2人ともほどよい感じには基本はできているといっていいと思います。そして、ほどよい感じに、不幸で、孤独。
この「孤独」というのは、けっこう大切で、つるむ人間がいると長続きはしない。
しかし、わたしはやっぱり思ってしまう。それでもやっぱり、レールの上にのせられているだけ。どのレールにのるかの選択肢を本当にこの子たちが選んだのかと。
この作品が自分の受験の時にあったら、僕も東大にいけてたかも。 て思えるぐらい今までの常識を覆した受験テクニックの連続はるほどと感心のしっぱなし。 でもみんながこれをまねして実践したら、結局東大は難しいままかも。 今までになかった受験もので絶 対おもろいから受験が終わった人も読んでみよう。
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桜木は、東大受験の名門塾として名をはせた「柳塾」の柳鉄之介(やなぎ・てつのすけ)を数学教師として招き、10日間のスパルタ勉強合宿を開始します。矢島は、一時は脱走を図りますが、桜木から本音を聞かされ、もう一度東大受験へ向けて勉強を続けることを決意します。
また桜木は、龍山学園の教師たちに対し、再雇用試験をおこなうと宣言します。教師たちの間に疑心暗鬼が広がり、若い国語教師の宮村沙知子(みやむら・さちこ)が、桜木のスパイではないかという疑いをかけられることになります。一方、英語教師の井野真々子(いの・ままこ)は、再就職に向けて活動するも不採用が続き、桜木の再建案にひとまず乗るべきか、逡巡します。
社会の仕組みについて何も知らない高校生たちに桜木が本音で迫り、彼らの心を揺り動かしていくというストーリーですが、戦いに勝利して強くなっていくという少年マンガ的な構成に則っていて、気持ちよく読めます。
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柳先生が入りスパルタ合宿が盛り上がっていく。厳しい時間制限で計算を繰り返させる。
矢島が切れて水野がやや挫折するがこいつらは不器用な性格をしているから情熱を再び取り戻すことは難しいことではないだろう。
矢島は桜木の名言が相当効いたようだ。教師陣も再雇用試験がスタートした。一部は納得できなかったようだが?
「“カタ”がなくてお前に何ができるっていうんだ 素のままの自分からオリジナルが生み出せると思ったら大間違いだ!
創造するってことはまず真似ることから始まるんだ! 基礎となる“カタ”をまず身につけ それを工夫とアイデアでアレンジしていくんだ!」
「ああいう寂しい目をしたコは最後には勝つ」
「要は・・・ 一時の感情で利益を失うバカにだけはなるなってことだ・・・」
「柳塾の必勝鉄則の中に 「ノートを汚して教科書を汚すな」というものがある なぜなら 教科書や参考書が線や書き込みで汚れるとそこは覚えた気になってしまう 一旦そう思うともう一度そこをやり直す気力が薄れてしまうのだ これを防ぐために教科書は常に真っ白にきれいにしておけ そうすれば自分はまだやっていないやらなきゃならないことがたくさんある・・・と ある程度の不安感を持って 自分を追い立てながら勉強をしたほうがいいのだ さらに きれいだと何度繰り返しても新鮮な気持ちでいられて再挑戦する意欲も湧いてくる」
「判別なんて簡単なことです」「なぜなら・・・・・・ 答案というものにはその人物そのものが映し出されるからだ この中には情報も人間性もすべて詰まってる その人間そのものを見せてくれる“鏡”なんだよ!」
「じゃあ面接では作為的にならないのか」
「人間を判別するのに “人物評価”という言葉ほど曖昧で疑わしいものはない そこにはいくらでも容姿・コネなど不透明な要素が入り込める 明確な基準は誰が決めてどう適用されたか受験者は全く知らされない 仮に面接でやって俺の個人的印象で決められてもあんたらそれで納得できるのか」
Posted by ブクログ
06-05-29
「ドラゴン桜」を7巻読みました。これだけの劇画を読んだのはいつ以来でしょうか。
「ドラゴン桜」は、水野(女子生徒)と矢島(男子生徒)を縦糸に、各教科担当を横糸に、話は進んでいきます。よくも、学習法と受験テクニックだけでこれだけ話を進められるものです。きっと、受験勉強に詳しいブレーンがいるのでしょうね。
興味深いのは、出てくる学習法が、学習心理学の知見と結びついているところです。
毎日10個の単語を完璧の覚えるより、毎日70個をとにかく繰り返せ!
これは、分散学習の理論でしょうか。
箇条書きにするよりも、大切な事柄を大木の幹や葉になぞらえて、相互に関連付けて表せ!
アイディア・ツリー。これは、有意味学習の理論です。
脳を効率よく使え!記憶ものは寝る前に!
短期記憶と長期記憶の記憶モデルです。
古文・漢文は、マンガを使って勉強しろ!
これは前回も挙げましたが、先行オーガナイザーの理論です。
こまかく関連付けていくと面白いですね。
学習心理学としての理論的な説明を劇画の中に入れると、学習法に深まりがでると思うのですが....。でも、くどすぎますかね (^_^) 。
これから時たま、「ドラゴン桜」を材料にしてブログをかいてみます。