エドマクベインのレビュー一覧

  • 殺しの報酬

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    87分署シリーズ7作目。前作「被害者の顔」で登場したコットン・ホースがキャレラと組んで、プロの強請屋を銃殺した犯人を追う。
    いつものゆるい雰囲気の87分署だけど今作は謎解きも楽しい

    地味な聞き取り捜査からジワジワと見えてくる事件の全容。ラストの犯人含め私的には探偵小説としても楽しめる一冊。アクションもあるしね。
    久しぶりのウィルスの登場も嬉しい。元気にしててよかったー!
    前作ではポンコツだったホースがなかなかのイケメン&手が早いのも楽しい(笑)

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    2026年09月18日
  • 通り魔

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    暗がりで女性からバッグを奪い、顔を殴って「クリフォードはお礼をもうします、マダム」と慇懃にお辞儀して立ち去る通り魔を追う87分署の刑事たち。
    一方パトロール警官のクリングは知人から相談を受けるが……
    シリーズ2作目

    前作「警官嫌い」で人違いで撃たれたパトロール警官、クリングが主役。前作の主役キャレラは新婚旅行中!(おめでとう〜っ!!)
    87分署の刑事側として小柄で優しいウィリスと大柄で強面なハヴィランド、粘り強いマイヤーなどが登場。
    あと、アイリーン!ウィリスとアイリーンの絡み、好きだなぁ。

    事件そのものは早めに犯人解っちゃうんだけど、このシリーズは私的には87分署のメンバーの掛け合いとかを楽しむものなので、今回も楽しかった!!
    あと、33分署の猫泥棒ね!これ、フレドリック・ブラウンのオマージュだと思うんだよね……こういうのがわかるの、めちゃくちゃ嬉しい〜!!

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    2026年05月09日
  • 警官嫌い

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    警察小説の草分け的作品と言われているらしい「87分署シリーズ」の一作目。
    雰囲気が最高に好き。リアリティがすごい。当時のNYの警察署に本当にいそう(架空の街設定だけど

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    2025年12月02日
  • キングの身代金

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    アメリカの作家エド・マクベインの長篇ミステリ作品『キングの身代金 87分署シリーズ(原題:King's Ransom)』を読みました。
    『死が二人を 87分署シリーズ』に続き、エド・マクベインの作品です。

    -----story-------------
    グレンジャー製靴会社の重役キングは、事業の不振を利用して会社の乗っ取りを画策していた。
    必死に金を都合し、長年の夢が実現しかけたその時、降って湧いたような幼児誘拐事件が起こった! 
    しかも、誘拐されたのはキングの息子ではなく、犯人は誤って彼の運転手の息子を連れ去ったのだ。
    身代金の要求は五十万ドル。
    キングは逡巡した。
    長年の夢か、貴重な子供の生命か……誘拐問題に真っ向から取り組んだシリーズ代表作…黒澤明監督の映画「天国と地獄」の原作。
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    1959年(昭和34年)に刊行された、87分署シリーズの第10作です。

    アメリカの大都市アイソラで、大会社重役ダグラス・キングの運転手チャールズ・レナーズの息子ジェフが誘拐された……犯人はキングの息子ボビーと間違えたのだ、、、

    身代金を払えばキングは破産……しかし人道的には……。

    一方、アイソラ市警87分署のスティーヴ・キャレラ刑事らは犯人との交渉のためキング邸に赴くが、主人が非協力的で捜査は難航……まもなく身代金の受け渡し時刻が迫る、、、

    警察小説の金字塔にして映画『天国と地獄』の原作……誘拐問題に真っ向から取り組んだシリーズ代表作。

    黒澤明監督作品の『天国と地獄』は大好きな映画! その原作ですからねー 面白くないはずがありません……誰を誘拐しても脅迫は成り立つという発想が素晴らしいですよね、、、

    アイデアというか……着眼点が凄いと思いますね! 身代金の受け渡しの部分は、映画と原作では全く異なるのですが、お国柄も違うし、映画の方は後からさらにアイデアを追加した感じでしょうね(映画の方は身代金の受け渡し方法も斬新ですね)。

    身代金を要求されたキングも、決して単なる成金の嫌な奴ではなく……工場の下働きから叩き上げ、会社の重役にまで昇りつめた男であり、自社の製品に誇りを持ち、安いけれど質は悪い商品を叩き売る、儲け主義の現状を憂える理想主義者で、アメリカン・ドリームの体現者という設定も感情移入できて良かったですね、、、

    事件解決後……犯人一味の首領であるサイ・バーナードや誘拐されたジェフの警察に対する態度・発言も好感ですねー 結末含め、愉しめる作品でした。

    87分署シリーズ……次々と読みたくなる魅力でいっぱいですね。

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    2025年07月06日
  • 殺意の楔

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    アメリカの作家エド・マクベインの長篇ミステリ作品『殺意の楔 87分署シリーズ(原題:Killer's Wedge)』を読みました。
    『警官嫌い 87分署シリーズ』、『通り魔 87分署シリーズ』に続き、エド・マクベインの作品です。

    -----story-------------
    秋の静かな昼下りに刑事部屋に押入った女の手には、拳銃とニトロの小壜が握られていた。
    女はキャレラに恨みを抱いている。
    だが彼は、今ここにはいない……復讐の鬼と化した女と刑事たちとの熾烈な心理闘争。
    刻一刻と迫るカタストロフィ。
    息づまるスリルと緊迫感で描くシリーズの決定版。
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    1959年(昭和34年)に刊行された、87分署シリーズの第8作……1964年(昭和39年)に『恐怖の時間』というタイトルで山﨑努や加山雄三、星由里子、志村喬 等が出演して映画化されているようですね。

    平穏な10月のある昼下がり……87分署の前に黒ずくめの女がひとり立っていた、、、

    顔は死神のように蒼白だ……刑事のキャレラに恨みを抱いている。

    彼に逮捕された夫が獄中で病死したのだ……彼女は署にキャレラがいないと知るや、強引に刑事部屋に押し入った、、、

    そして呆気にとられている刑事たちに隠し持った拳銃とニトログリセリンの小壜ををつきつけたのだ! 一方その頃キャレラは不可解な密室殺人の捜査にあたっていた。

    復讐の鬼と化した女ヴァージニア・ドッジと刑事たちとの熾烈な心理闘争……刻一刻とせまるカタストロフィー、、、

    87分署の刑事部屋は、果たして殺人現場となるのか? 息づまるスリルと緊迫感で描くシリーズ屈指のサスペンス!

    87分署の刑事部屋に監禁されたピーター・バーンズ警部、バート・クリング刑事、マイヤー・マイヤー刑事、コットン・ホース刑事等とキャレラ刑事に恨みを抱く黒衣の女ヴァージニア・ドッジとの心理闘争を描いた密室監禁の心理サスペンス……キャレラ刑事が担当する金持ちの老人ジェファースン・スコットが密室で殺害された事件の謎をを解き明かす密室ミステリが並行して描かれる物語、、、

    妊娠したばかりのキャレラ刑事の妻テディも事件に巻き込まれ、ハラハラドキドキのタイムリミット・サスペンスが愉しめました……この2つのエピソードが事件としては交わらないのも面白かったですねー 事件が解決した後の、エピローグ的な部分も洒落ていて印章的でしたね。

    ホントに面白かったですねー 傑作娯楽小説でした!

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    2025年06月29日
  • キングの身代金〔新訳版〕

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    audible 。エド・マクベインの87分署シリーズの一冊。古うい本の新訳。黒澤映画の「天国と地獄」の原作本だけあってけっこう面白かった。
    このシリーズは100冊以上あるそうです。

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    2025年01月07日
  • キングの身代金〔新訳版〕

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    「誘拐された他人の子の身代金を払えますか?払ったら自身は破産です。」
    という作品紹介にひかれて読みました。

    海外の小説は読みにくいものもありますが、こちらの作品は読みやすかったです(2024年に出版された新訳本だったからかも)。

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    2025年01月06日
  • キングの身代金〔新訳版〕

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     黒澤明監督作品「天国と地獄」の原作として有名な87分署シリーズ第10作を、警察小説の雄、堂場瞬一氏の新訳で復刊。
     作品の時代性を損なわぬ程度に、現代の言葉遣いに近い訳を心掛けたとのことで、とても読み易かった。舞台劇さながらの会話が面白く、イッキ読みしてしまった。

     警察小説の代表的作品ながら、刑事たちはあくまでも脇役で、キングの陥る道義的ジレンマを描くドラマ性が見事な異色作だ。
     人間の欲望と格差社会の問題を炙り出すストーリーは、今も尚色褪せない。

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    2024年12月30日
  • 八千万の眼

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    新たな視点

    生放送中の画面の中、苦しみもがく人気コメディアン。八千万の眼がみたものは、迫真の演技なのか?殺人なのか?マスコミを描いた87分署シリーズ21作目。キャレラとマイヤーの軽快な会話。分署のメンバーとの絡み。時代背景は古く、今ではあり得ないことがたくさんある。でも、彼らの捜査が生き生きと描かれている。

    #カッコいい #怖い #シュール

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    2024年09月10日
  • 灰色のためらい

    購入済み

    方向違い

    2月のアイソラは極寒。雪が降る空のような、灰色のためらいを抱えたロジャーの語りで終始する。警察で話したいことがあるが、なかなか、決心がつかない。どの刑事に話そうかと、いつもの87分署の面々を値踏みしている。と、言った具合に、180度方向を変え、ロジャーの目を通して、読者はいつものメンバーを観察できます。87分署シリーズ19作目

    #深い #シュール

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    2024年08月24日
  • 斧

    ネタバレ 購入済み

    安定の

    雑居ビルの地下室で管理人の高齢男性が薪割りの斧で殺害された。酸鼻極まる現場、それを取り巻く人間関係。過去に遡り、可能性は一つ一つ潰されていく。安定のサスペンスと人間愛。都会での生きづらさなど、今なお、解決できない問題がある。今回も皆、無事で何よりでした。87分署シリーズ18作目。

    #深い #シュール #カッコいい

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    2024年06月09日
  • 10プラス1

    購入済み

    何が大切なのか

    気持ちのよい春。男が狙撃される。そして、次々と事件は続く。刑事たちの推理と地道な捜査。被害者たちの関係性は?犯人は?ランダムのように見えて、計画性がある。犯人は何故、狙撃続けるのか理由がある。代替え案はいくらでもあった。諦めることも必要であった。戦後のアメリカ。その状況を推し量ることは難しい。

    #ダーク #切ない #深い

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    2024年01月27日
  • たとえば、愛

    購入済み

    それは愛なのか

    季節は4月。心中事件が発生する。心中なのか?違和感を感じた刑事たちは捜査を進める。その直前に起こった、飛び降り自殺を絡めながら、物語は展開する。この事件、たとえば、どんな愛なんだろうか?

    #深い #共感する #シュール

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    2024年01月24日
  • クレアが死んでいる

    ネタバレ 購入済み

    でも、立ち上がって

    まだ暑さの残る秋。ある書店で銃乱射事件が発生。被害者の人物像や過去から犯人を追う。事件の捜査1本に絞った作品。87分署で1番若手のパート・クリング。金髪でスラっとして、彼のことを嫌いな読者はいないと思う。そんな彼のクレアが死んでいたのだ。前作と同様に人種差別が根底にあり、貧困層、性被害の問題も取り扱っている。

    #泣ける #共感する #切ない

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    2024年01月22日
  • 警官嫌い

    購入済み

    名作

    洋物ミステリの入り口。決して精密ではないが、キャラが立っている人物が現れ、今後が気になって仕方がない

    #アツい #ドキドキハラハラ

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    2023年06月04日
  • 大いなる手がかり

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    雨のように陰鬱

    激しい雨の中で発見された鞄の中には、切り落とされた手首が入っていた。冒頭から気持ち悪い。嫉妬心か、独占欲か。結末は更に怪奇的。キャレラとホースの対比がおもしろい。マイクとエイプリルの成長も楽しみ。雨があがって、暑い夏に突入。87分署シリーズ11作目。

    #カッコいい #シュール #ダーク

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    2023年06月01日
  • キングの身代金

    購入済み

    ある意味未解決であるが

    87分署シリーズ10作目で初の誘拐事件を扱った作品。子どもを誘拐し、身代金を要求するものの、その子どもは人違いであった。自分の息子ではないのに、身代金を要求されると言う葛藤と戦うキング。人間の格差、立場の弱さを人物描写で明確に表現している。黒澤明監督で映画化された作品も見てみたい。

    #ドキドキハラハラ #深い

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    2023年05月01日
  • 死が二人を

    購入済み

    その複雑さがクセになる!

    シリーズ9作目。オールスターキャストのハリウッド映画のような作品。舞台はキャレラの妹の結婚式。その朝に花婿に贈られた毒蜘蛛がことの発端となる。誰が誰を狙うのか。花嫁と花婿の運命は?複数のストーリーが嵐のように進行する面白さがたまらない。

    #カッコいい #ドキドキハラハラ

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    2023年04月22日
  • 殺意の楔

    ネタバレ 購入済み

    長い1日

    87部署のまた別のとある1日。ニトロを持参した女に振り回される。撃たれて瀕死の状態の者、何とか外に非常事態を伝えようとする者。それぞれが知恵を絞るが上手く行かない。3人の女性と87分署オールキャストの想いが入り混じる。

    #ドキドキハラハラ #カッコいい

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    2023年04月13日
  • レディ・キラー

    購入済み

    暑い1日

    87分署のある1日のドキュメンタリー。20時と言う制限時間が設定されている中、あれやこれやに振り回される刑事たちを描いた作品。アイソラの暑さが印象的。ホースが魅力的でもあり、危うさもあり、おもしろいキャラ設定だと思う。作者を反映しているのかなと思うと、興味深い。

    #カッコいい #ドキドキハラハラ

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    2023年04月05日