エドマクベインのレビュー一覧

  • 警官嫌い

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    警察小説の草分け的作品と言われているらしい「87分署シリーズ」の一作目。
    雰囲気が最高に好き。リアリティがすごい。当時のNYの警察署に本当にいそう(架空の街設定だけど

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    2025年12月02日
  • キングの身代金

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    アメリカの作家エド・マクベインの長篇ミステリ作品『キングの身代金 87分署シリーズ(原題:King's Ransom)』を読みました。
    『死が二人を 87分署シリーズ』に続き、エド・マクベインの作品です。

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    グレンジャー製靴会社の重役キングは、事業の不振を利用して会社の乗っ取りを画策していた。
    必死に金を都合し、長年の夢が実現しかけたその時、降って湧いたような幼児誘拐事件が起こった! 
    しかも、誘拐されたのはキングの息子ではなく、犯人は誤って彼の運転手の息子を連れ去ったのだ。
    身代金の要求は五十万ドル。
    キングは逡巡した。
    長年の夢か、

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    2025年07月06日
  • 殺意の楔

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    アメリカの作家エド・マクベインの長篇ミステリ作品『殺意の楔 87分署シリーズ(原題:Killer's Wedge)』を読みました。
    『警官嫌い 87分署シリーズ』、『通り魔 87分署シリーズ』に続き、エド・マクベインの作品です。

    -----story-------------
    秋の静かな昼下りに刑事部屋に押入った女の手には、拳銃とニトロの小壜が握られていた。
    女はキャレラに恨みを抱いている。
    だが彼は、今ここにはいない……復讐の鬼と化した女と刑事たちとの熾烈な心理闘争。
    刻一刻と迫るカタストロフィ。
    息づまるスリルと緊迫感で描くシリーズの決定版。
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    2025年06月29日
  • キングの身代金〔新訳版〕

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    audible 。エド・マクベインの87分署シリーズの一冊。古うい本の新訳。黒澤映画の「天国と地獄」の原作本だけあってけっこう面白かった。
    このシリーズは100冊以上あるそうです。

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    2025年01月07日
  • キングの身代金〔新訳版〕

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    「誘拐された他人の子の身代金を払えますか?払ったら自身は破産です。」
    という作品紹介にひかれて読みました。

    海外の小説は読みにくいものもありますが、こちらの作品は読みやすかったです(2024年に出版された新訳本だったからかも)。

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    2025年01月06日
  • キングの身代金〔新訳版〕

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     黒澤明監督作品「天国と地獄」の原作として有名な87分署シリーズ第10作を、警察小説の雄、堂場瞬一氏の新訳で復刊。
     作品の時代性を損なわぬ程度に、現代の言葉遣いに近い訳を心掛けたとのことで、とても読み易かった。舞台劇さながらの会話が面白く、イッキ読みしてしまった。

     警察小説の代表的作品ながら、刑事たちはあくまでも脇役で、キングの陥る道義的ジレンマを描くドラマ性が見事な異色作だ。
     人間の欲望と格差社会の問題を炙り出すストーリーは、今も尚色褪せない。

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    2024年12月30日
  • 八千万の眼

    購入済み

    新たな視点

    生放送中の画面の中、苦しみもがく人気コメディアン。八千万の眼がみたものは、迫真の演技なのか?殺人なのか?マスコミを描いた87分署シリーズ21作目。キャレラとマイヤーの軽快な会話。分署のメンバーとの絡み。時代背景は古く、今ではあり得ないことがたくさんある。でも、彼らの捜査が生き生きと描かれている。

    #怖い #カッコいい #シュール

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    2024年09月10日
  • 灰色のためらい

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    方向違い

    2月のアイソラは極寒。雪が降る空のような、灰色のためらいを抱えたロジャーの語りで終始する。警察で話したいことがあるが、なかなか、決心がつかない。どの刑事に話そうかと、いつもの87分署の面々を値踏みしている。と、言った具合に、180度方向を変え、ロジャーの目を通して、読者はいつものメンバーを観察できます。87分署シリーズ19作目

    #深い #シュール

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    2024年08月24日
  • 斧

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    安定の

    雑居ビルの地下室で管理人の高齢男性が薪割りの斧で殺害された。酸鼻極まる現場、それを取り巻く人間関係。過去に遡り、可能性は一つ一つ潰されていく。安定のサスペンスと人間愛。都会での生きづらさなど、今なお、解決できない問題がある。今回も皆、無事で何よりでした。87分署シリーズ18作目。

    #シュール #カッコいい #深い

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    2024年06月09日
  • 10プラス1

    購入済み

    何が大切なのか

    気持ちのよい春。男が狙撃される。そして、次々と事件は続く。刑事たちの推理と地道な捜査。被害者たちの関係性は?犯人は?ランダムのように見えて、計画性がある。犯人は何故、狙撃続けるのか理由がある。代替え案はいくらでもあった。諦めることも必要であった。戦後のアメリカ。その状況を推し量ることは難しい。

    #深い #ダーク #切ない

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    2024年01月27日
  • たとえば、愛

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    それは愛なのか

    季節は4月。心中事件が発生する。心中なのか?違和感を感じた刑事たちは捜査を進める。その直前に起こった、飛び降り自殺を絡めながら、物語は展開する。この事件、たとえば、どんな愛なんだろうか?

    #共感する #深い #シュール

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    2024年01月24日
  • クレアが死んでいる

    ネタバレ 購入済み

    でも、立ち上がって

    まだ暑さの残る秋。ある書店で銃乱射事件が発生。被害者の人物像や過去から犯人を追う。事件の捜査1本に絞った作品。87分署で1番若手のパート・クリング。金髪でスラっとして、彼のことを嫌いな読者はいないと思う。そんな彼のクレアが死んでいたのだ。前作と同様に人種差別が根底にあり、貧困層、性被害の問題も取り扱っている。

    #切ない #共感する #泣ける

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    2024年01月22日
  • 警官嫌い

    購入済み

    名作

    洋物ミステリの入り口。決して精密ではないが、キャラが立っている人物が現れ、今後が気になって仕方がない

    #アツい #ドキドキハラハラ

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    2023年06月04日
  • 大いなる手がかり

    購入済み

    雨のように陰鬱

    激しい雨の中で発見された鞄の中には、切り落とされた手首が入っていた。冒頭から気持ち悪い。嫉妬心か、独占欲か。結末は更に怪奇的。キャレラとホースの対比がおもしろい。マイクとエイプリルの成長も楽しみ。雨があがって、暑い夏に突入。87分署シリーズ11作目。

    #シュール #カッコいい #ダーク

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    2023年06月01日
  • キングの身代金

    購入済み

    ある意味未解決であるが

    87分署シリーズ10作目で初の誘拐事件を扱った作品。子どもを誘拐し、身代金を要求するものの、その子どもは人違いであった。自分の息子ではないのに、身代金を要求されると言う葛藤と戦うキング。人間の格差、立場の弱さを人物描写で明確に表現している。黒澤明監督で映画化された作品も見てみたい。

    #深い #ドキドキハラハラ

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    2023年05月01日
  • 死が二人を

    購入済み

    その複雑さがクセになる!

    シリーズ9作目。オールスターキャストのハリウッド映画のような作品。舞台はキャレラの妹の結婚式。その朝に花婿に贈られた毒蜘蛛がことの発端となる。誰が誰を狙うのか。花嫁と花婿の運命は?複数のストーリーが嵐のように進行する面白さがたまらない。

    #ドキドキハラハラ #カッコいい

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    2023年04月22日
  • 殺意の楔

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    長い1日

    87部署のまた別のとある1日。ニトロを持参した女に振り回される。撃たれて瀕死の状態の者、何とか外に非常事態を伝えようとする者。それぞれが知恵を絞るが上手く行かない。3人の女性と87分署オールキャストの想いが入り混じる。

    #ドキドキハラハラ #カッコいい

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    2023年04月13日
  • レディ・キラー

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    暑い1日

    87分署のある1日のドキュメンタリー。20時と言う制限時間が設定されている中、あれやこれやに振り回される刑事たちを描いた作品。アイソラの暑さが印象的。ホースが魅力的でもあり、危うさもあり、おもしろいキャラ設定だと思う。作者を反映しているのかなと思うと、興味深い。

    #カッコいい #ドキドキハラハラ

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    2023年04月05日
  • 殺しの報酬

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    リスクの高い報酬

    恐喝屋が何物に射殺された。ヤツが脅して大金を振り込ませていたのは誰なのか?87分署シリーズ6作目。キャレラとコットンのバディの息もいい感じになってきた。この作品では、コットンの魅力が垣間見られる。警察組織の中にいながらも、探偵のように単独行動を好む。しかも、命がけ。今後、このキャラがどう成長するのかが楽しみ。

    #カッコいい #胸キュン #ドキドキハラハラ

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    2023年03月31日
  • 被害者の顔

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    それぞれの顔

    被害者の多面性が事件を混乱させる。被害者は、何故、いくつもの顔を持っていたのか。その理由はわからないが、とても興味深い。作者は被害者をどんな風にイメージしたのだろうか。架空の街、深夜に事件は起こり、命が失われていく。

    #切ない #ダーク

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    2023年03月11日