エドマクベインのレビュー一覧

  • キングの身代金〔新訳版〕

    Posted by ブクログ

    靴会社の富豪の息子が誘拐されるが、人違いで別の子が誘拐されてしまう。
    独特の話言葉が初めはくどい気がしたけど、中盤から事件解決まで一気に読ませる面白さ。
    結末はちょっと腑に落ちなかったけど、誘拐する側、される側の心境の変化がスリリングだった。

    黒澤明監督『天国と地獄』の原作ですが、事件のきっかけ以降はだいぶ内容は違うようですね。いつか観てみたい。
    エド・マクベイン初めて読みましたが、サスペンスの仕掛けというより、心情の描き方が人間味あって好みでした。

    0
    2025年01月13日
  • キングの身代金〔新訳版〕

    Posted by ブクログ

    昔、87分署シリーズにはまってたけど
    なぜか有名なこれを読んでいなかった。
    それがなんと、ご自身も警察小説の作者である
    堂場瞬一の新訳で登場とは!
    ありがたいです。

    物語はシンプルな誘拐劇で
    大企業幹部の息子と間違えられて
    その幹部の運転手の息子が誘拐された。
    幹部は企業買収の瀬戸際にあり
    そのために用意した金を
    誘拐犯に払うかどうかが描かれる。
    また、誘拐犯視点の章もあり
    そちらは、身代金受け取りの計画と
    微妙な仲間割れ、誘拐された少年の姿を描く。

    思ったより87分署の連中動かないなぁと思ったら
    舞台劇を想定していたのですね。
    でも、やっぱりもっと群像劇なのも読みたい。
    この本をきっかけに、また復刊して欲しいです。

    0
    2024年12月31日
  • キングの身代金

    Posted by ブクログ

    「翳りゆく夏」に登場した作品ということで読んでみた。
    ある製靴会社の重役であるダグラス・キングの息子を誘拐して身代金をせしめようとしたケチな悪党二人組。ずさんな計画のなせる技か,間違えてキング家の運転手の息子を誘拐してしまう。しかし間違いに気づいて諦めるどころか,あくまでもキングに身代金の支払いを求める犯人。キングは会社経営の主導権争いの渦中にあり必要な株式を手に入れるために全財産をかけており,運転手の息子のために支払える余分な資金がなく,支払いを拒絶する意向を示している。しかし幼い子供を見殺しにしたとあってはキング氏の個人的な評判も会社の評判も地に落ちる。果たして事件はどのような結末を迎えるのか。
    犯人が頭の良くないやくざ者だったり,人違いを誘拐したりという雑さのせいで今ひとつ犯罪捜査モノとしての緊迫感に欠けるし,時代背景もあって警察の捜査手法も原始的であって,今どきの小説を読み慣れている者にとっては物足りないとしか言いようがない。更にもう一つの筋であった会社の経営権争いについてが全くの尻切れトンボで終わっているのも詰まらない。誰を誘拐しても身代金請求はできるという思い付き以外に特筆すべき点があるのだろうか。

    0
    2024年12月29日
  • キングの身代金〔新訳版〕

    Posted by ブクログ

    現役作家の新訳。キングの葛藤、犯人グループの人間関係、さまざまな力学がたしかに舞台劇に近い印象。社員の子供の命と会社の運命、どちらを選ぶか。翻案すれば、いまでも通用するプロット。面白いドラマになりそう。

    0
    2024年12月15日
  • キングの身代金〔新訳版〕

    Posted by ブクログ

    〈87分署〉シリーズは初めて。
    警察小説なので、トリックもだが人間ドラマも中心に。続いてシリーズを読んでみるか。

    0
    2024年10月27日
  • キングの身代金〔新訳版〕

    Posted by ブクログ

    小説家の堂場しゅんいちの 新訳。警察小説とはいえ、キングの葛藤がみもの。 黒澤明はよくこれを 傑作 日本映画にした。
    黒沢はこの映画のもう一つの主題である格差の問題を捉えてドラマとした。 煙突の煙の桃色が 印象的だったのを思い出す。

    0
    2024年09月21日
  • キングの身代金

    Posted by ブクログ

    黒澤明作品の原作にもなった87分署シリーズの代表作。ある靴屋の役員が巻き込まれた誘拐事件をスティーヴ・キャレラたちが挑む。実に見事なのは誘拐された人物がキングの息子ではない点。後に黒澤明も語っていたようだが(解説参照)「誰をさらおうとも脅迫は成り立つ」というギミックを見つけ出しただけでも素晴らしい功績ではないか。後はキングの人物描写が中々良い。仕事真人間の男がラストに魅せるシーンがカッコイイ。渋めな警察小説。

    0
    2024年08月11日
  • 空白の時

    購入済み

    87分署シリーズ15作目は短編集。前作の余韻もあり、短編を楽しむのもいいかも。3つの作品はいずれも、証拠集めと地道な捜査と刑事の勘が解決の糸口になっている。たまには短編いいかも。

    #カッコいい #共感する #シュール

    0
    2024年01月24日
  • 死にざまを見ろ

    購入済み

    生きざまを見ろ

    プエルトリコ出身者のしがらみ。よりよく生きようとする者、流れに歯向かえず悪事に手を染める者。人間模様の中に、複雑な思いを感じた。死にざまより生きざまを見せて欲しかった。

    #切ない #深い

    0
    2024年01月21日
  • 電話魔

    購入済み

    固定電話ありきの

    脅迫電話から、やがて、銀行強盗とアイソラ全体を巻き込む大事件となる、ただ、いつものワクワク感がなく、珍しく期待外れでだった。あとがきが毎回、面白い。古い話のようだが、当時の編集さんの苦労が感じられた。シリーズ12作目。

    #タメになる #ドキドキハラハラ

    0
    2023年06月30日
  • キングの身代金

    Posted by ブクログ

    久々の海外警察もの。人気シリーズの第10弾で、黒澤監督が製作した「天国と地獄」の原作となったもの。会社の乗っ取りを図る役員のお付きの運転手の息子が、役員の息子と間違われて誘拐され、身代金50万ドルが請求されるが、役員は支払いを拒否する。乗っ取り工作を阻む他の役員との戦い、支払いを拒否することを非難する妻などとの間に起こる数々の修羅場、、、。時代としては電話も珍しい時期で、007やMIのような巧みなトリックはない。その分、ストーリーだけで読み込ませるのはさすが。

    0
    2020年10月01日
  • キングの身代金

    Posted by ブクログ

    息子を返してほしければ、50万ドル用意しろ。若い男二人組が犯罪を実行に移す。大手靴製造会社重役キングの自宅から少年を連れ去り、脅迫電話を入れた。事は順調に運んだ。ただひとつ、最低最悪のミスは別として。誘拐したはずのキングの長男ボビーは、まだ家族のもとにいた。間抜けにもキング邸に同居する運転手レナーズの息子ジェフを誘拐したのだった。ボビーとジェフは、同い年で背格好も似通っていた。誘拐犯エディとサイは隠れ家に戻り、計画の続行を決めるが、エディの妻キャシーは二人の非道ぶりに逆上した。一方、キングは葛藤していた。カネならあった。この事件が起きる前から、キングに造反する幹部らの先手を取り、会社の株を密かに買い占めていた。まもなく実権を握る。そのための軍資金だった。単なる使用人の子の命を救うために、己の人生を棒に振っていいのか。夫の無慈悲な言動を妻ディエンは激しく非難した。繰り返される修羅場。身代金受け渡しの時は、すぐそこまで迫っていた。

    1959年発表の87分署シリーズ第10弾。警察小説の書き手として腕の見せ所となる誘拐事件を初めて扱い、本作に賭けるマクベインの気合いが伝わってくる。今回は、馴染みの刑事らは脇役に回り、誘拐犯と被害者家族の緊迫感溢れる交渉をメインに描いている。特にエゴイズムの塊であるキングの造形が深く、追い詰められていく男の焦燥がリアルだ。極限状態で様々な選択を強いられる者たちを冷徹に突き離すことなく、事件解決の鍵に〝ヒューマニズム〟を堂々と用いる流れも巧い。重いテーマでありながら、苦いペーソスと軽妙なユーモアを織り交ぜていく筆力は流石だ。そして、読み手を静かな感動へと導く見事な〝締め〟には、マクベインの人情味/優しさが溢れている。

    0
    2020年06月22日
  • 死が二人を

    Posted by ブクログ

    1959年発表の「87分署シリーズ」第9作目で、スティーヴ・キャレラの妹が結婚する一日に巻き起こる騒動を描いた番外編的な一編。他の作品に比べて舞台設定や登場人物は限定されているが、その分ストーリーは淀みなく快調で、マクベインの技倆を存分に堪能できる一作となっている。
    結婚式当日に届いた義弟への脅迫文に端を発する物語は、隣人の不可解な殺人事件を絡めつつ、ドタバタの様相を呈していくのだが、読者のつぼを押さえた起伏をしっかりと盛り込み、無理のない展開でまとめ上げている。招待客でもある刑事らは、華やかで賑やかな現場で混乱しつつも、プロとしての能力を発揮。事件の発生から解決までがリアルタイムで進行する中、個性溢れる登場人物が奔走するさまはスピード感に満ちている。
    肉体派のコットン・ホースが〝最強の女〟に出し抜かれるなどエピソードも豊かで、ファンにとって本作が印象深い作品となるのは、この日にキャレラの愛妻テディが双子を産むことだろう。刑事達が繰り広げる喜怒哀楽のドラマが、いつのまにか我が身のことのように感じられること。この共感の度合いが高いのは、マクベイン熟練の腕あってこそである。

    0
    2018年12月27日
  • キス

    Posted by ブクログ

    例によって、キャレラ・マイヤーなど相変わらずのメンバーが総出演。44冊目の87分署シリーズ。悪く言えば完全にマンネリ。さらに昔のようなスピード感も無く。。。それでも一応読ませてくれるのが、このシリーズの良いところか。
    でも、このラストのドンデン返しはルール違反ですよ。もっとストーリーで騙すのならともかく、誤解をさせる意図で文章を書いている。騙すなら騙すで、もっとスマートにやって欲しいものです

    0
    2017年11月16日
  • われらがボス

    Posted by ブクログ

    87分署シリーズの一冊。少年ギャングの抗争が物語の中心。

    話の内容よりむしろ、刑事たちの日常の何気無い会話や振る舞いが、しゃれている。
    バート刑事のプロポーズのシーンなんて、素敵すぎる。

    ただ、訳の古さは否めない。ギャングが愚連隊。ちょっと乗れない。新訳ででたらいいのに。

    それと、警官のやりとりは魅力的だけれど、物語そのものはそれほど魅力的じゃない。それが惜しい。
    酒屋が爆弾で壊され、無辜の少女が腕をもがれて死ぬシーンとか、うまいけど。

    0
    2013年09月04日
  • 糧

    Posted by ブクログ

    87分署シリーズ♪83分署刑事オリー・ウィークスが活躍( ̄▽ ̄;)本当にいいキャラしてるよ…。彼の令状なしでドアを蹴破り『空き巣にやられたみたいだ』っていう言い訳好きだなー(笑)今回は容疑者の面々が薄くて山場で名前を出されても『誰だっけ』状態だった('ε'*)

    0
    2013年05月16日
  • 命果てるまで

    Posted by ブクログ

    87分署シリーズ♪バート&オーガスタの結婚の巻('ε'*)ここは何も言わずに祝った方がいいんだろうね?モノハン&モンローは出ないしストーリーもベタベタ過ぎて微妙だったなぁ(x_x)このパターンは退屈だよ正直( ̄▽ ̄;)

    0
    2013年05月07日
  • 死者の夢

    Posted by ブクログ

    87分署シリーズ♪字ちっさいがな(゜◇゜)モノハン&モンロー今回も不謹慎全開でした(笑)連続盲人殺人事件。展開がちょっとかったるかった。犬はどうなったのかなあ。

    0
    2013年05月04日
  • カリプソ

    Posted by ブクログ

    87分署シリーズ♪モノハン&モンローコンビいたいた(^O^)相変わらず不謹慎な奴ら(笑)このシリーズにしては結末すっきりした感じ。精神病なのに緻密な行動&狭すぎる世界(´-ω-`)細かいこと言ってたら読めません(笑)

    0
    2013年04月26日
  • われらがボス

    Posted by ブクログ

    87分署シリーズ♪いつもと毛色が違うぞ(^・ェ・)キャレラ&クリングの捜査パートと犯人の供述文が交互になっていて面白かった☆
    面白刑事コンビも登場して一安心(笑)
    でも読み終わってみるとストーリーはパッとしない印象になった。
    あとクリングプロポーズするの巻(^O^)

    0
    2013年04月22日