綱本将也のレビュー一覧

  • GIANT KILLING(18)

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     札幌戦を逆転勝利で越えチーム状況が上向くETUだが、ホームでの神戸戦で試練のときを迎える。ターンオーバーするチームに、指示が届かないような雨中のゲーム、守護神を負傷交代で失う展開と、試されるときである。
     ファン同士の擦れ違いも物語の軸として展開し始めている。複合的な要素で描かれている物語は、その意味ではややテンポ感に欠けてはいるが、物語としてはその複雑な色合いが魅力的でもある。
     総じて星四つ半相当と評価した。神戸戦がどのような結末を迎えるか、楽しみにしたい。

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    2015年09月16日
  • GIANT KILLING(15)

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     達海が中心のETUの物語は、佳境に差し掛かっているといっていいだろう。
     コールリーダーの離脱、日本代表の新たな主軸を見に来た浮動層とファンとのズレ、そして会長によるワンマン的な経営。そこにイングランドからの代理人という要素が加わって、物語はすでに整っている。
     さて、これがどのような結末を迎えるのか、楽しみたいところだ。今回は星四つと評価したい。

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    2015年09月09日
  • GIANT KILLING(13)

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     熾烈を極めた東京ヴィクトリー戦を辛くも引き分けで潜り抜け、物語はオールスターへと進む。
     前半戦終了後の余興であり、ジャイキリというテーマからするとさほど重要なところではないだろうが、戦術的な面で達海の能力が示される一戦になりそうだ。
     とりあえずは今回、星四つと評価したい。

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    2015年09月09日
  • GIANT KILLING(12)

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     サイクルの終焉から脱しようと目論む東京ヴィクトリーと、その隙を突いて勝利を収めたいETUの対決は、後半半ばに故障明けのエース・持田が途中出場を果たしたことで、大きくバランスが揺れ動こうとしている……といったところで物語はクローズしている。
     白熱してきている物語だが、勝ちの目があるのかどうかは非常に怪しい感触である。相手にも相手の事情があって、それがゆえに相手の方が気持ちで勝る状況というのもまたリアリティかもしれないが、ジャイアントキリングというタイトルから考えると、果たしてそれが読者の欲する展開かは少々疑わしいところではある。

     様子見ではあるが、ここではとりあえず星四つと評価したい。要

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    2015年09月02日
  • GIANT KILLING(10)

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     シーズン中には必ずやって来る、主力選手を欠いての試合、川崎戦の始まりである。
     内容的には悪くないが、カウンターでチャンスを作りつつも点が入らず一点ビハインドで前半は終了する。後半にも特段の策はない。
     ただ、実際のところ、監督の仕事は準備といっていい。ハーフタイムに修正はできる。選手交代で微調整もできる。だが、弱いチームが強いチームに勝つジャイアントキリングを起こすためには、試合に到るまでの練習が最も重要であることは間違いない。この辺はリアリティだろう。
     途上ということもあり、ここでは星四つ相当と評価したい。

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    2015年09月02日
  • GIANT KILLING(8)

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     大阪戦も後半に入り、物語は乗ってきている。一人で勝手に悩んでいた夏木と、その悩みの解消に繋げるチャンスを作った椿のボール奪取。物語の熱は増していっている印象である。
     これでようやく一点を返してゲームが動き始めた。よく囁かれる「2-0は危険なスコア」ではないが、ジャイアントキリングのための舞台は整ったと見ていいだろう。
     とはいえ、ここまででようやく舞台が整ったという状況なので、ややテンポ感が重たくなっている印象は否めない。星四つ半相当と評価したい。

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    2015年09月02日
  • GIANT KILLING(7)

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     超攻撃的サッカーで無敗を誇る大阪ガンナーズ戦の始まりである。
     ジャイアントキリングを狙う相手としては申し分ないだろう。だが、ホームでの対戦でありながら先に失点を許し、前半のうちにさらなる一撃をもらう苦しい展開でこの巻はクローズされている。
     途上であるため星四つ相当と評価したが、さて、これはどう進むのか。達海の仕込んだ対策はどんなものなのか、楽しみにしたいところだ。

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    2015年09月02日
  • GIANT KILLING(6)

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     チームはリーグ戦とカップ戦を消化しながら勝ったり引き分けたりを続けている。FWの夏木の復帰が大きなトピックだろうか。存在感のあるキャラである。
     これもまたひとつの間だろう。良いチームが熟成されていく過程を横合いから眺めているような感覚である。それをテンポ良く進めているのだから、この辺はよくできている。
     今回は星四つ半相当と評価したい。

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    2015年08月25日
  • GIANT KILLING(4)

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     ファンの視点を交えながら、じわじわと真綿で首を絞められるように連敗を続けていくETU。彼らはついに因縁の元監督が率いる名古屋と対戦することになる、とそこでこの巻は閉じられている。
     公式戦5連敗はなかなか苦しいところだが、弱小チームが生まれ変わろうというのだから、むしろこれぐらい普通といえば普通である。それでも失意で熱くなってしまうのだから、サッカーという病は深刻なものである。
     ようやく舞台が整ったところだろう。今回はその準備のホップステップだったということで、星四つ相当と評価したい。

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    2015年08月25日
  • GIANT KILLING(2)

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     合宿を挟んで自チームの選手紹介に努めつつ、昨季王者・東京ヴィクトリーとのプレシーズンマッチの始まりである。
     作品の性質上、戦術的な不備を突く戦い方は非常に重要であるが、滑り出しは良好だろうか。手駒と戦術を組み合わせつつ、それでいてリアリティを失っていない。
     試合は途上であるし、ここでは星四つと評価したい。

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    2015年08月25日
  • GIANT KILLING(1)

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     Jリーグを模して設定された日本のサッカーリーグにおいて、弱小チームとされるイースト・トーキョー・ユナイテッドの監督を引き受けた達海を主人公とした物語である。
     この序盤においては、タイトルでもありテーマでもあるジャイアントキリングについてが丁寧に語られていて、それは何も大きなチームが相手ということだけではないことがわかりやすく描かれている。紅白戦を見ても、克己というか、自分の強みを活かして乗り越えていくことがテーマなのだろう。
     まだまだ序盤ではあるが、それでいて主要となっていくだろう登場人物(特に村越、永田有里あたり)のキャラ立てもテンポ良く行えている。テンポの良さは注意して描いているのだ

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    2015年08月19日
  • GIANT KILLING(35)

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    最近オシムの物語を読んだせいか、これまでよりも味わい深く感じた。単純ですみません。やっぱり、監督の一挙手一投足って大事ですよね。仕事に関しても、思いを新たにしました。

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    2015年07月26日
  • GIANT KILLING(35)

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    前節の激戦を制した勢いそのままに挑む、大阪ガンナーズ戦。上々の先制点。しかし、やっちまった〜。調子良く体が動き過ぎる時はケガに注意だよね…。ガブリエルが離脱、試合の流れも変わってしまったか⁇ いや、ここでズルズル流されないのがETUが成長したところ。巻末の展開に、先日観た試合の決勝点と同じくらい、ファーーとなりました!

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    2015年06月14日
  • GIANT KILLING(34)

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    ネタバレ

    タイトルを取りに行くと宣言した達海。
    リーグ一位の大阪ガンナーズ戦でその真価を示す。
    ダルファー監督と達海の子供っぽい場外戦はともかく、王者に対して堂々と戦うETU。
    ジーノと黒田を欠きながら、その戦いっぷりは王者にも通用する。

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    2015年03月29日
  • GIANT KILLING(33)

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    連敗脱出も喜ばしいが、椿と王子の関係も少し進歩したようで、こちらも喜ばしい。試合内容も素晴らしい。そして、とうとうタイトルに向けて発進!

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    2015年03月11日
  • GIANT KILLING(22)

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    山形戦、面白かったー。勝つとは思ってたけどドキドキ。監督効果もあって今までの敵チームで1番好きな山形。
    最後のジーノがかっこよかった。美味しいところ持っていきすぎ。

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    2015年02月28日
  • GIANT KILLING(34)

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    「タイトルを獲る」がリアルな目標として見えてきたETU。次期エースの自覚が漸く出てきた椿。村越の代表入り⁈の伏線を匂わせつつ、首位大阪ガンナーズ戦、開幕です。
    しかしこのサッカー漫画は選手も監督も、くせ者・変人ばかり…。そこが面白いわけだけど、サッカーは人数が多いし、キャラが被らないようにバリエーションを考えるのが大変そうだな〜。

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    2015年02月22日
  • GIANT KILLING(34)

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    いよいよ首位のガンナーズ戦!昨年ガンバが優勝してるだけに色々かぶるのに、ブラン監督まさかの賭博疑惑まで軽いジョークで入れてくるなんて。(今や笑えないけど)
    個人的にシムさんの海外からのプレゼントって言い回しが大好きです。飄々と重要なこと言うあたり、彼は二次元のヤットさん。
    後半このままじゃ終わるはずがない!

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    2015年02月09日
  • GIANT KILLING(33)

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    今回みたく、1人退場になってからの逆転勝ち、ってのもアリですね。監督の采配の妙っていうより、選手の自己奮起によっての勝利ってのも、これまでとはちょっと雰囲気が違ってて良かったです。いってみればマンネリだけど、各試合それぞれに工夫が凝らされていて、なかなか飽きはしないです。

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    2015年01月30日
  • GIANT KILLING(34)

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    ネタバレ

    達海の大胆発言(!?)からチームの雰囲気がまた変わりつつある!

    そして椿の想いにも“責任”という言葉が!

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    2015年01月26日