綱本将也のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
パッカくんのサインが可愛い。
サポーターとチームと運営主体って、全然違う距離感のなかで動いているのかな、とか、なぜひとつのチームを応援するのにサポーター同士で仲たがいをしているのか、ということを考えながら読んだ。
自分も、ライブとかに行った時、まわりのファンたちのライブ参加の仕方とか、態度にムッとしたりすることがある。
それも、ひとえに純粋に、バンドあるいはアーティストを応援しているがため、彼(彼ら)に気持ちよく舞台の上で演じてほしいから、という気持ちからくる、ある種の「義侠心」であることは違いないのだが、結局はそういう周縁的な問題(ファンのマナー意識だとか応援の仕方とか)に反感を感じるあまりにファンやめたくなる瞬間も確かにあって、本末転倒だなと自分でもあほらしくなる。
演じている当人たちのことを考えての感情なのに、結局それに振り回されて、当人たちとそのファンを包含したひとつの大きな塊に対する怒りをふくらませてしまうというか。
サポーター同士の間にある感情とそれはよく似ている気がする。
この巻で、ずっと続いていた、サポーターと運営との対立、サポーター同士の対立に少しずつ動きが見えてきた。
いきなり全面和解、皆仲良し、めでたし、なんて綺麗な回答は期待していない。
たくさんの人間がまわりを取り巻いている「サッカー界」というおおきな塊の中で、それぞれの主義スタンスの違いから、数々の小さないさかいや仲たがいが起こる…、その不可避的不仲について、どういうふうに双方折り合いをつけて、「みんなで選手のことを、チームをおもって応援する」という原点に立ち返っていくのか。
そこのところを丁寧に見ていきたいなあ。
それからゲーム描写について
サッカーのルールを知らないわたしみたいな人間でも、「今いいところ」「今あぶないところ」というゲームの大まかな流れが直感的に分かるのがありがたい。 -
Posted by ブクログ
チームに漂ってる妙な空気。
チームとして一体感がないって、ことでしょうか。表紙のガブリエルの表情のように、あからさまに現状に我慢できてないのがわかりやすいのであればいいのですが。
個人個人の意見があるのは当然。その向いてる方向が、少しずつ違う。
その些細なすれ違いが、妙な空気なんですかね。
前半戦の連敗時であれば、わかりやすかったんでしょうけど。まがりなりにも、達海就任して、好成績な現状。ここ最近チーム成績はよくないけど、椿の五輪での活躍とか明るい話題はたくさんあるわけで。
そんな中で、さらに上へ上へとチャレンジするよりも、とりあえず仕切りなおしで、というのもアリと思うんですけどね。
でも、そんな小さな意識の違いが、いかんのでしょうね。
それに対する達海の答えは、村越交代。
このメッセージ、選手たちにどう届くんですかね。 -
Posted by ブクログ
今までの自分からしたら上出来。なんて思っている人間に勝ちは掴めるのかと悩ませてくれる第29巻。
チーム一丸。今まで達海の戦略により過去より上位の成績を修めることができているETU。しかし、今回はそんなチームのなかで色々停滞の雰囲気が漂っていました。達海は作品の初期のころから人間観察をしっかりしてとにかくそれぞれが考えてチーム全体の意志を統一させることに重きをおいてきました。3連敗したあとの選手の顔がどうなっているか。好成績だと思っている人間もいれば、プレイに不満がある人間もいる。最下位から前を向いて走っていたはずが、上位にきてまだまだ膿がでている模様。もう一度、チームの指針を考える時期になってきていることを匂わせる展開です。チーム一丸ってなんだと思わせてくれる停滞の巻でした。
連載も6年目に差し掛かり、もう一皮向けるためにはなにができるのか。長いリーグ戦を描ける面白い作品になっているのでこれからもこういうこと描いていってほしいと思います。