何かと絶望し自殺の衝動に駆られる教師と彼の教え子たちとのやりとりを描いたブラックコメディ漫画。
4月、なんでもポジティブにとらえる少女・風浦可符香(ふうらかふか)は通学中に男性が首をつっているのを見かける。
すぐに助けようとして彼を引っ張るが、そんな彼は「死んだらどうする」と言った。
そこで可
...続きを読む符香は自分が思い違いをしていたと気づく。
「こんな素晴らしい日に命を断とうとする人なんかいない」と。
持ち前のポジティブさで彼が身長を伸ばすためにやっていたと結論付けた可符香は学校へ行く。
先ほど自殺しようとした男性と再会し、彼が2のへ組の担任だということに気づく。
彼の名は糸色望(いとしきのぞむ)、字面とそのネガティブさから生徒たちから絶望先生と呼ばれる。
そんな彼が担当する2のへ組は生徒たちも個性豊か。
ひきこもりの少女の小森霧(こもり きり)や、ストーカー気質の少女常月まとい(つねつき まとい)、被DV疑惑のある生徒(実際は動物とのふれあいで負った)小節あびる(こぶし あびる)など盛りだくさんだ。
それを糸色の超ネガティブ気質とカフカの超ポジティブ気質が合わさってひと騒動が起こる……。
何度もアニメ化した作品の原作第1巻。
時事ネタが懐かしいのといつ読んでもクスっと笑えるのがとても良い。
そしてキャラがひとりひとり濃すぎるがそれが胃もたれしないのが不思議に思うくらいスっと読める。