吉田修一のレビュー一覧

  • ランドマーク

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    ねじれたランドマークに、ねじれた社会生活を送る2人の男性を投影して話は進む。
    都市部周辺に住まい仕事をする人々の、日常からでは伺えない、異常な精神状態。

    だいぶ前に読んだんですけど。 本の名前ときれいな水色に惹かれました。 の割りに、内容はどちらかと言えば、人間の心情に迫るもの。心の葛藤とか孤独感とか。30代くらいに確かに考えを巡らせてしまいそうだと、自分に投影するシーンもしばしば。 ねじれた超高層がテーマなので、当時建設中だった、名古屋のアレを思い浮かべながら読みました。それにしてもランドマークってなんで、どうしてもほっそりしたイメージ喚起をさせられるんだろうなぁ。

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    2009年10月04日
  • ランドマーク

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    文庫になっていたので購入。
    相変わらず好みの完全に分かれそうな作風。
    でもついつい買ってしまうのは何でだろ?

    ってか舞台が大宮!あまりに地元なんで書かれている風景がまじまじと浮かび面白い。

    出だしがHap`1 Kingdamだもんな〜。
    地元愛で星プラス1してます。

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    2009年10月04日
  • 熱帯魚

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    080529(n 080727)
    081226(n 090216)
    091128(s 100105)

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    2010年01月22日
  • ランドマーク

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    いつか読もうと思っていた吉田修一。
    入社直前に読めました。

    たぶんこの作品は代表作じゃないんだろうけど、充分に彼の特性がわかる一冊だった。


    彼の小説は、小説なのに非常にリアリティーのある小説だ。
    つまり現代社会を映し出す鏡のような役割を自作に担わせている。

    そういう点で村上龍に近いものを感じたし、非常に力を持った作家だということがわかった。
    もう一冊くらい読みたいな。時間があれば。。

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    2009年10月04日
  • 長崎乱楽坂

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    ヤクザの一家に育った普通の少年を描いた作品です。
    形式的には連作短篇で小学校低学年から大人になるまでをスポット的に描いて行きます。
    作風が幅広いのか、それとも方向転換を目指しているのでしょうか。これまで読んできた吉田作品とはかなりイメージが違います。
    生々しさ、熱気、猥雑。そうしたものが無かったわけではないのですが、この作品では一気に表に出てきた感じです。その分、力強さは感じられるのですが、では何を描きたかったのかというとそれが少し判りにくい。
    少し時間を置いて見直してみたいと思います。

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    2016年08月07日
  • 長崎乱楽坂

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    吉田修一お得意の短編ごとに主人公が成長していく書き方。

    長崎にはいったことないけど、長崎の片田舎らしさがでてていいんじゃないか。

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    2009年10月04日
  • 7月24日通り

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    とてもすらすらと読める文章。コバルト?と思ったが違った。この本の目次が後半で何のことかわかる。主人公を分析した結果。でもこの主人公ある意味一番男の人が好きなタイプなんじゃない。なんとなく何でも打ち明けれて誰かにそばにいてほしいときすぐ思い浮かぶ女の子。最後に彼女は間違ってもいいと動き出す。何を間違えたか。東京に行っても聡の心はもう自分ではなく亜希子というきらきらした過去の元カノに移っていることか。彼女がすきなのはずっと思い続けた彼なのか、今の彼なのか。どっちにしてもあまりいい結果にはならなそうだけど、「間違えて泣いてもいい」なんて思うこと大切だよ。彼女を色にたとえると、う〜ん暖かいパステルカラ

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    2011年07月16日
  • ランドマーク

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    物語の中心となる超高層ビルのねじれた構造と、登場人物の人生のねじれを対比(あるいはリンク)しているのだろうか?

    ビルの設計者と鉄筋工の日常が並行して描かれ、最後に交差するという展開は、吉田修一が得意とする手法ではあります。
    しかし、読後に残るものはあまりありません。

    元々、淡々と語り続けるような作風なので、本作に限ったことではありませんが、結論を明確に示して欲しいという読者には、お薦めできません。

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    2009年10月07日
  • ランドマーク

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    高層ビル「O-miya スパイラル」に携わる設計士、鉄筋工たちの話。それぞれの話が最後に交わる。

    けっこう面白かった。けど浜崎あゆみの歌詞を引用してたのが残念。ということで星は3つ。

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    2009年10月04日
  • 長崎乱楽坂

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    父が死んで幼い兄弟が引き取られた家は、母の実家である極道が住む家だった―――何十年か前の長崎を舞台に、ある極道の家が最盛期から勢いを失っていくまでを描いた、閉塞感に満ちた息苦しい一冊。男たちの物語ではあるけれど、おそらくこの本の本当の主役は、男たちの臭いの満ちた古い陋屋なのだろうと思う。内容としては違うのだろうけれど、ふと遠い昔に読んだ中上健次の『千年の愉楽』を思い出しました。

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    2009年10月04日
  • 長崎乱楽坂

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    相変わらず彼の作品は主人公がSO COOL!
    うーーーん、せっかくおもしろい内容なんだから
    もうちょっとじっくり描写してもいいかなあ?
    それともあえて短いのが作者の狙いなのか?

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    2009年10月07日
  • 国宝 1

    購入済み

    うーん

    映画も見てない、一巻だけ読んだ感想としてはうーん..という感じ。
    いつのまにかキクオには刺青が入っているし、春江はどなた...?という疑問のままストーリーが進んでいくので読者を置いてく感じがすごい。
    小説をはしょってるのか?後からネタバレがあるのか?だとしても普通に物語の流れとして不自然というか下手くそだなという感想。タグつけるのもうーん..という感じ。。
    全体のストーリーは面白いと思う。

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    2025年09月15日