吉田修一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ねじれたランドマークに、ねじれた社会生活を送る2人の男性を投影して話は進む。
都市部周辺に住まい仕事をする人々の、日常からでは伺えない、異常な精神状態。
だいぶ前に読んだんですけど。 本の名前ときれいな水色に惹かれました。 の割りに、内容はどちらかと言えば、人間の心情に迫るもの。心の葛藤とか孤独感とか。30代くらいに確かに考えを巡らせてしまいそうだと、自分に投影するシーンもしばしば。 ねじれた超高層がテーマなので、当時建設中だった、名古屋のアレを思い浮かべながら読みました。それにしてもランドマークってなんで、どうしてもほっそりしたイメージ喚起をさせられるんだろうなぁ。
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Posted by ブクログ
とてもすらすらと読める文章。コバルト?と思ったが違った。この本の目次が後半で何のことかわかる。主人公を分析した結果。でもこの主人公ある意味一番男の人が好きなタイプなんじゃない。なんとなく何でも打ち明けれて誰かにそばにいてほしいときすぐ思い浮かぶ女の子。最後に彼女は間違ってもいいと動き出す。何を間違えたか。東京に行っても聡の心はもう自分ではなく亜希子というきらきらした過去の元カノに移っていることか。彼女がすきなのはずっと思い続けた彼なのか、今の彼なのか。どっちにしてもあまりいい結果にはならなそうだけど、「間違えて泣いてもいい」なんて思うこと大切だよ。彼女を色にたとえると、う〜ん暖かいパステルカラ
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購入済み
うーん
映画も見てない、一巻だけ読んだ感想としてはうーん..という感じ。
いつのまにかキクオには刺青が入っているし、春江はどなた...?という疑問のままストーリーが進んでいくので読者を置いてく感じがすごい。
小説をはしょってるのか?後からネタバレがあるのか?だとしても普通に物語の流れとして不自然というか下手くそだなという感想。タグつけるのもうーん..という感じ。。
全体のストーリーは面白いと思う。