波木銅のレビュー一覧

  • 二周目の恋

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    二周目の恋ということで、ほろ苦い大人の恋物語を想像したけど、全ての短編がそういうわけではなかった。「海鳴り遠くに」の描写が綺麗だった。

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    2024年12月15日
  • 二周目の恋

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    小説のアンソロジーというものを初めて読んだけど、新鮮な感覚だった。当たり前だけど一作一作作者が違うから作風も文体も全然違っていて1冊のなかで色々なテイストを楽しめてよかった。
    特に一穂ミチさんと窪美澄さんの話が好き。

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    2024年12月08日
  • 二周目の恋

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    深夜のスパチュラ
    なんか煮え切らない恋ってところが沁みた。男らしさを求めてしまうところは同じだな、毎度思うが綿矢りささんの小説に出てくる女は客観視してしまうほど過激。
    フェイクファー
    自分の中で思い出を消化し、少し客観的な立場で自分を見る主人公が少し羨ましい。
    海鳴り遠くに
    恋愛にタイミングは必要。ただ、わたしは肉体関係を生々しく描く作品はあまり得意としないと感じた。それだけで文章がドロドロに感じてしまう。

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    2024年07月15日
  • 二周目の恋

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    「誰も軽視しないから、誰からも軽視されない。」p121


    波のおとをきいているような感覚の文。
    繊細で力強くて身を預けてしまいたくなる

    「カーマンライン」と「無事に、行きなさい」「海鳴り遠くに」がアンソロジーのテーマに合っている感じがしてよかった。

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    2024年03月18日
  • ニュー・サバービア

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    著者の二作目

    読み味は前作と似ていて、映画や小説にゲームまで色んな話題が飛び交い、乱暴な口調の女性たちが活躍する楽しさもそのままで最高。こういうジャンルを作ってくれないかな。
    話し方では、男か女かを読んでいても判別させないようになっているのも面白い。


    馬車道がトイレに入ろうしたところで女にイチャモンをつけられるくだりが1番笑えた。
    前作が面白すぎたけど、今作も負けないくらい面白い。

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    2024年02月06日
  • 二周目の恋

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    「最悪よりは平凡」島本理生
    「深夜のスパチュラ」綿矢りさ
    「カーマンライン」一穂ミチ
    「道具屋筋の旅立ち」遠田潤子

    このあたりが特に好きだった!
    色々なmatured kinds of loveで、飽きずにサクサク読めました!

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    2023年12月04日
  • 二周目の恋

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    「最悪よりは平凡」島本理生
    顔は平凡だけど体がグラビアアイドルなみの魔美は、こんな名前をつける親に育てられたという心の傷と、しょっちゅう男性から誘いをかけられる体質。彼女にとっての幸せな恋愛は?
    「深夜のスパチュラ」綿矢りさ
    大学生の可那は気になっている男の子に手作りチョコ前日に思いつきあげようとするけど、料理スキルなく、買い物から四苦八苦。オチ秀逸だった。
    「フェイクファー」波木銅
    主に着ぐるみ作る手芸サークルに入っていた男子の回想。仲間が一人死んだという連絡入る。
    「カーマンライン」一穂ミチ
    私が五歳の時、母は父と死に別れたアメリカから日本に戻ってきた。双子のケントをアメリカの、父の実家に残して。もちろん、その後は疎遠。大学生になり、ケントが母を訪ねてくる。
    「道具屋筋の旅立ち」遠田潤子
    優美は短大を出たばかりの、綺麗な細い女性。でも、母親は優美と父に異常にご飯を食べさせる人で、高校始めまで太っていた。そんな優美が付き合っている誠が大学で大食い大会やるという。
    「無事に、行きなさい」桜木紫乃
    シェフの男と、インテリアデザイナーのミワと新しくオープンしたビストロに来てくれた出来るアルバイト、大人の関係。
    「海鳴り遠くに」窪美澄
    夫を亡くして千葉の片田舎に持っていた別荘に引きこもった女性が、隣家に絵を描きに来た女性画家と親交深めながら結婚していたときの心の傷と向き合い、新しい恋を始めていく。
    最悪より平凡!丁度、久しぶりに(流石に年をとった)飲み屋で知り合っただけのおじさんから奢られ、誘われるという体験をした直後だっただけに、あー、こういう目に合う女性って一定数いるんだろうなー、と共感深く読んだ。断れないとか、怒られないとか、オーラで分かるんだろうな、きっと。

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    2023年11月20日
  • #ホラーゲーム実況中

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    ホラーアンソロジー。
    サラサラと読めて面白かった。
    どの話もホラーゲームのゲーム実況者が話の中心になっている。あまりゲーム配信動画に詳しくないから、こんな感じなのかーと思いながら読んだ。
    マーダー・ミステリー・リプレイが個人的に一番好き。

    以下もくじ

    マーダー・ミステリー・リプレイ/品田遊
    CIUDAD/波木銅
    メリイクリスマス、コナミル君/青柳碧人
    #プレイしたら呪われる/秋吉理香子
    吉兆ちゃんの言うことは絶対/安壇美緒

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    2026年06月22日
  • 万事快調〈オール・グリーンズ〉

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    ネタバレ

    理屈で読むのではなくパッションで読む系の作品。

    (幸いにも!)自分とは似て非なる境遇なのでリアリティがあるかはわからないが、軽いノリで犯罪に走ってしまうのはわからなくもない状況。
    それに加えて、高校生くらいの年代にある自己万能感的な勢い。
    もうやるっきゃないっしょ!って感じ。

    ラストはここでおわるんかと思ったが、あの後にはどう考えても破滅的なことしか起きないだろうから、この作品のテイストとしてはあそこで 終わっておくのがふさわしい気がする。

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    2026年05月07日
  • 順風満帆〈クラウド・ナイン〉

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    ネタバレ

    オールグリーンズから気になって読んでみることに。
    5編の短編小説になっていて、オールグリーンズのスピンオフ的立ち位置のクラウドナインをはじめ、男性同性愛者のボクサー、お悩みに同情して日銭を稼ぎながら生きづらさを感じているブロガーの話など、多様な視点から物語が展開されており、セクシャリティや現代社会の価値観などが垣間見える。

    波木さんの作品は、何か新しい組み合わせを探してそれをテーマにして作られているように感じる。

    オチがこちらに疑問を投げかけるものや、すっきりしないものもあったりするが、あえてハッキリさせない強気な作品にしている気もする。

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    2026年04月26日
  • 二周目の恋

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    恋愛小説アンソロジー
    一穂ミチさんが好きだから買ったやつ。やっぱり一穂ミチさんのカーマンライン最高だった。辛い…。
    遠田潤子さんのやつが恋愛というか、まぁ恋愛なんだけどトラウマ刺激系で顔を顰めながら読んだ。どれも良かった

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    2026年04月06日
  • 万事快調〈オール・グリーンズ〉

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    読む前は大麻栽培を始めてからのなんやかんやを描く話かと想像していたが、最終的に大麻栽培にいきつくという感じだった。

    全体としては良くも悪くもB級映画を小説で体現した感じ。要所要所尖りを感じたり、くすっとさせられるところもあるが、ストーリーは雑多というかまとまりはない感じはする。
    映画は観てみたい。

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    2026年03月25日
  • #ホラーゲーム実況中

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    ゲーム縛りの短編集。読んだことない作家さんが何人かいたけれど、まあまあ。
    最初の因習的なのと、ゲーム実況してたら家でも怪異発生するやつは展開とかがいい感じだった。

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    2026年03月14日
  • 順風満帆〈クラウド・ナイン〉

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    「万事快調(オール・グリーン)」のスピンオフ作品を含む短編集。
    今の若者らしさが詰まった短編集だなぁと思いました。行き詰まりを感じながらも、カラッとした諦めと軽さで人生をサバイブしていく登場人物たちが波木銅さんらしくて好きです。
    最後の話だけちょっと異色。同級生たちからイジメられていた主人公が、粗大ゴミの掃除機で同級生たちをボコボコにする謎の女性らいかに助けられる話。らいかは美容師兼探偵を名乗り、妹を探しに来たと言います。ハチャメチャならいかが魅力的で、この話の続きがもっと読みたかったです。

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    2026年02月20日
  • ニュー・サバービア

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    やっぱり筆者の小説は勢いがあって好きだ。

    "サバービア"と名付けた新種の生物(形状はワニっぽい)を故郷へ戻すという字面だけ見ると、新種の生物と主人公とのバディ冒険モノのようだが、全然違った。
    サバービアは遠慮なく人間を食いにくるし、故郷に足を踏み入れてからは、サバービアどころか先住民もヤバい奴だらけで、これはどう終息するんだろうと予測がつかなかった。
    故郷パートはまさに『ラスト・オブ・アス』。筆者も好きなんだろうなこのゲーム。
    一応味方らしき者たちもいることはいるが、どうも皆掴みどころがないので、ハタリには、『ラスアス』で言うジョエルとエリー的な関係性を築ける者はいない。さぞや大変だろう...と思ったが、彼女メンタルもフィジカルも強いので、問題なさそうだった。

    結局、ハタリが一種の能力を手に入れたってところで終わったのだが、これって...エリーじゃん...とどうしても『ラスアス』に結びつけたくなっている自分がいる。

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    2026年02月13日
  • 二周目の恋

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    どれも普通ではない恋(と呼んでいいかもわからない)の話。でも部分部分で分かる感情もあって、よかった。

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    2026年02月09日
  • 万事快調〈オール・グリーンズ〉

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    YouTubeで紹介されているのを見て、気になり手に取った。

    未来の見えない田舎町で、欝々とした日々を送る3人の高校生は、自分たちの夢をかなえ、この町を抜け出すためには一獲千金を狙うしかないと考え、同好会を結成。ある禁断の課外活動を始めるが…。

    少し距離を取った視点や、感情を煽らない淡々さ、どこかユーモアがあるような文体が、とても面白かった。
    物語の中の時間と、読者が本を読んでいる進行状況がピタッと重なる文章もあって、かなり遊び心がある仕掛けだなと思って、思わずニヤッとしちゃいました( ≖ᴗ≖​)ニヤッ

    そして実在の映画、漫画、小説、音楽などが自然な流れで、すごくたくさん出てくることに驚いた。
    映画は主に影がある洋画、漫画も割とマニアック、小説も私があまり読まないようなSFだったり、手が伸びない作品だったり…であまりピンとこなくて(。•́•̀。)
    音楽だけは、私が知っているアーティストや、知っている曲が少し出てきてちょっと嬉しくなった♪

    描かれているのは、まさに「不適切な青春」そのもの。
    全然キラキラしていなくて、健全じゃなくて、模範的じゃなくて、大人には褒められない。
    「これを青春って呼んでいいのか…?」って感じだけど、現実の青春だって、だいたいはそんなもんな気がする。

    読む前から気になっていたラストシーンは、映像にしたらかなりカオスだけど、映えるだろうな…!!!
    映画を劇場に観に行くのは難しそうですが、機会があれば何らかの形で観てみたいです✧*。

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    2026年02月08日
  • 万事快調〈オール・グリーンズ〉

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    2026年4冊目

    映画が面白かったので原作を読んでみました。
    映画らポップな感じでしたが原作の方がシリアス風な感じがしました。後半すごい勢いで読んでしまいましたがもう少し長くても良いなと思いました。

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    2026年02月03日
  • 万事快調〈オール・グリーンズ〉

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    ネタバレ

    淡々と起伏がないまま物語が進み、「ここで終わり?」と思うような最後であった。

    家庭がうまく行っておらず、学校でも居場所のなかった朴が、ラップを通じて仲間ができる。しかし、憧れていた存在から酷い目にあい、転んでもただでは起きない精神で大麻の種を入手して販売する。そこには、新たな人生を手に入れたいと願う高校生の仲間が加わる。
    最初的には、大麻の入手元の男と乱闘になり、学校中に大麻が蔓延し、乱闘シーンに仲間たちが駆けつけて物語が終わる。

    この物語のメッセージは、人間誰もが、自分を救ってくれる存在があり、例えばラップや映画、漫画など。それらをうまく人生に取り込めたら良いが、一歩間違えると闇に染まる事にもなる。そんなふうにラストの解説には書かれていた。

    なんだか深い作品にも思えなくは無いが、物語が淡々と進むため、イマイチ感情移入ができず、登場人物にもあまり魅力を感じられなかった。視点がコロコロ変わるため、前半の方は読んでいて話がよく分からなくなるシーンもあった。

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    2026年02月01日
  • #ホラーゲーム実況中

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    さらさらっと読めるホラーのお話.超常的なものというよりも「人が一番怖い」系.やっぱり人間って面白い.

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    2026年01月30日