波木銅のレビュー一覧

  • 万事快調〈オール・グリーンズ〉

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    めちゃくちゃ面白かった
    中盤まで大麻栽培は出てこないがそこまで長く使った前半が後半生きてくると感じる
    後半ハイテンポになり引き込まれて
    スパッと終わる
    読みやすいし中々に良い作品

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    2026年02月12日
  • 万事快調〈オール・グリーンズ〉

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    ドス黒い爽やか青春物語。
    好みは分かれそうだけど個人的には刺さった。

    様々な映画や音楽、小説に触れながら進むアングラ学園ストーリーは非常に興味深く楽しむことができた。

    ラストを踏まえ、彼女たちがどのような人生を今後歩んでいくのか続きが気になった。

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    2026年01月20日
  • 万事快調〈オール・グリーンズ〉

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    最近注目している出口夏希が帯になっていたので手に取ってみた。

    テンポがすごくいい。話がダレることなく、どんどん先が読みたくなる。
    朴、岩隈、矢口のそれぞれが停滞感というか悲壮感のある生活を送っているが、著者のユーモアのおかげでそこまで暗くならず、読んでてニヤリとさせられる。それぞれが音楽、映画、漫画のサブカル趣味を持っているのもキャラが立っていて面白い。
    内容的には部活や友情といったいわゆる高校生の青春物語と呼ばれるものではないが、鬱屈した高校生がそこから打破しようとする様は読んでいて爽快であり青春感があった。

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    2025年12月29日
  • 二周目の恋

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    ネタバレ

    かなりおもしろかった。個人的に好きだったのは最初のバーの男との話、お母さんに食べ物は残すなと言われて大食いを強制されてた女性の話、最後の海の同性愛の話でした。

    短編ものなので面白い話と面白くない話と私には共感できないな、と感じる話もありましたが、どれも楽しく読むことが出来ました。
    読みやすくわかりやすい読み物でとても良かったです。読み終わったあと、好きな人に会いたくなりました。

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    2025年11月30日
  • 万事快調〈オール・グリーンズ〉

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    ネタバレ

    人間は、育った環境によって成る。成ったその姿が醜いなら、育った環境ごとぶっ壊せばいいだけだ。

    それぞれが生きづらさを抱えている田舎の底辺工業高校の女子3人が、この世界から抜け出すために、高校の屋上で大麻栽培を始める。そこにあるものはとてつもなく濁った青春だ。

    音楽、映画、漫画などのカルチャーにどっぷりと浸かった本作は、まるで往年のカルト的人気を博す映画の如く、読者の脳天をガッシリ掴んで離してはくれない。

    ラストシーンは衝撃もので、「旅立ちの日に」が流れるなか、学校の屋上で燃え盛る大麻と、それをバックにマチェーテを持った主人公の朴と、鉄パイプを持った因縁の男、佐藤が血まみれで対峙するシーン

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    2025年11月16日
  • 万事快調〈オール・グリーンズ〉

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     すごくよかった。ポップな作品で読みやすかった。サブカルチャーを知っているからこそ楽しめた部分も大いにあると思った。彼らに会って話したら、一笑に付されそうなくらいの知識しか持ち合わせていないのだけど。
     やっていること、彼らの若さ故の思考回路、複雑な家庭環境や学校生活への諦念。書こうと思えばいくらでもグロくなりそうなのに終始ポップなのは書き手の上手さが際立つなぁと感心さえした。
     色んな人間の思惑や思考が絡み合うけど、それが心地良い。とても良い群青小説に出会ったなぁと。  
     映画化するそうだけど、小奇麗な女優さん達がどこまでぶっ飛んだ演技するのかを今から楽しみに待っていたい。

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    2025年11月08日
  • 万事快調〈オール・グリーンズ〉【分冊版】 3

    購入済み

    はい

    良い作品には間違いないです。絵も素晴らしいです。内容がちょっとバイオレンスなので、読む人を選ぶ作品です。オリジナリティーは満点です。25.08.07記

    #共感する #怖い #ダーク

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    2025年08月07日
  • 二周目の恋

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    めちゃ豪華な女性作家を集めたアンソロ。恋のお話なんだけれど、読後感が違うのが良きりお気に入りは、着ぐるみ同好会のお話、波木銅 「フェイクファー」と、久しぶりに再開する双子のお話、一穂ミチ 「カーマンライン」。

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    2025年04月29日
  • 二周目の恋

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    ネタバレ

    好きが詰まった盛り合わせ!めっちゃ良かった!
    最悪よりは平凡 (岛本理生)
    魔美のしんどさがしんどくて、それでも好きな人ができてこれから始まっていく感じに、人生捨てたもんじゃないよねと思えた。
    深夜のスパチュラ (綿谷りさ)
    ひとりで買物行く時のグルグルハイテンション感にめちゃくちゃ共感。スパチュラに泣けちゃう気持ちもわかりみしかなかった。
    カーマンライン (一穂ミチ)
    回想から始まるストーリー展開に安心感。「ホテル・ニューハンプシャー」読んでみようと思った。
    無事に、行きなさい (桜木紫乃)
    「アプンノ パイエ」の言葉の意味と2本の線のデザインがそのまま主人公へのメッセージになっていて良か

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    2025年04月06日
  • 二周目の恋

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    (2023年12月21日の感想。帰りのバスで書く。)
    アンソロジーっていいよね。宝箱みたい。いろんな作家さんたちが一度に会していて豪華。

    この本を買った頃は丁度自分のなかで島本理生、窪美澄、一穂ミチのブームが来ていた。だからウッキウキで買って、そのあと暫く読めずにいたのを今になってようやっと読めた。

    面白かったのは綿矢りさ「スパチェラ」
    綿矢りさは、中学生の頃に『蹴りたい背中』、大学二年の秋に『勝手にふるえてろ』を読んだ。両方とも、それから今回の「スパチェラ」にも当てはまることだけど、今を生きる若い女の子を描くのが本当に上手。綿矢りささん自身は歳を重ねているのに、寧ろ作品のなかではより若く

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    2024年11月26日
  • 二周目の恋

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    恋愛小説のアンソロジー。
    著者ラインナップが『一穂ミチ・窪美澄・桜木紫乃・島本理生・遠田潤子・波木銅・綿矢りさ』こんなの全員海老の天ぷらじゃん。海老天しかない天丼じゃん…。
    私はれんこんの天ぷらが一番好きだけど。文芸誌の恋愛特集のために書き下ろされた作品をまとめたもの。
    どれもほんとーーーによかった。全部好き。
    なんか恋愛ってどうしても自分の生きてきた環境から受け取った価値観がインストールされて、それがよくも悪くも作用してるよなあと読んでいて思うのだった。
    あとけっきょく他人と深く向き合うことは自分と深く向き合うことでもあって、そらつらいわあ…。
    ヒリヒリしてて苦しくて、でも文字からそれを体感

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    2024年01月29日
  • 万事快調〈オール・グリーンズ〉

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    ネタバレ

    くそ田舎で育ったティーンエイジャーは、ヤンキーになるか映画を見たり本を読みまくるしかない。物語全体のテンションが高めで、小走り、全力疾走、小走り、全力疾走を繰り返してるみたいに息付く暇もない。
    映画の引用がすっごい多くて嬉しい!楽しい!大好き!
    朴と矢口が先に意気投合してから、口調がめちゃくちゃ暴力的になるのがツボにハマった。
    こういうキャラクターが出てくる物語を読みたかったんです。
    こんなやり取りを待ってました。まさかやってくれる人がいるとは!それだけで最高!!



    クリント・イーストウッドの映画みたいにくそボケ殺すを言い合いながら金を稼いでいく。
    ラストの青春小説真っ只中な感じの先に破滅

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    2024年01月02日
  • 二周目の恋

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    読んでみたいけど、なかなか手が伸びなかった作家さんばかりのアンソロジー。思わず買ってしまった。

    『最悪よりは平凡』 島本理生
    主人公の和田魔美ってどんな女性なんだろうか?会ってみたいと思った。とても魅力的らしい。読んでて、真面目でしっかりとした女性だと思うんだけど、なぜか下心がある男ばかり寄ってくる。本人はそんなつもりは全くないのに。身体が魔性の女みたいに言われてるし。最後はいい感じに終わって良かった。

    『深夜のスパチュラ』 綿谷りさ
    バレンタインデーは恋する女子にとっては戦いだねって改めて思った。主人公の可耶ちゃんがチョコを買いに行くところから渡すまでの奮闘が読んでて面白かった。ガトーシ

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    2023年12月21日
  • 万事快調〈オール・グリーンズ〉

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    面白くはあった。淡々とした終わり方で拍子抜けしたけど。
    最初は3人の間には女子高生特有のカーストがあったけれど、最後は“仲間”というかそれに似たような関係になったのは良かった。ただ、本当に“仲間”と言い切れないのが3人の良いところだと思う。
    3人とも自分のリズムがあって、相手に合わせるとかそういう機能がない。発言を控える場面だとかは分かってるけど。
    きっと彼女たちのこれからは、彼女たちが言う通りマトモなところには辿り着けないのだろうけれど、それでも軽口を叩き合ってるのが目に浮かんだ。

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    2026年02月10日
  • 万事快調〈オール・グリーンズ〉

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    映画が話題になっていてたので気になり読んでみた。
    小説→映画の順で堪能したのだが、まじで正解だった。

    映画って基本的には原作小説より情報量が減るというか、説明されない部分が多いから映画だけ見てしまうと、「え、このシーンどういう意味?」となることがちょこちょこある。

    一方で小説の弱みは表現方法がテキストに限定されてしまうこと。本作についてはラップ部分しかり、表情も音楽も含め、映像で表現されることの意味を最大限発揮しており素晴らしかった。

    さて、小説の中身についてだが、本作のテーマは以下の一文に詰まっていると思う。

    「現実を受け入れることが良きこととされるなんて、異常でしょ」

    田舎町の恵

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    2026年02月07日
  • 万事快調〈オール・グリーンズ〉

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    どちらかを下げるような意図はなく、どうやら万事快調〈オール・グリーンズ〉の映画化は成功だったらしい。似て非なるそれ。もはやキャラクターの咀嚼から「誤って」はいるが、あの美流紅のキャラ立てと出口夏希の配役があの映画をあんな最高なものへと押し上げたのはたしかだ。より影の黒いヒップ・ポップ!

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    2026年02月05日
  • 万事快調〈オール・グリーンズ〉

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    ネタバレ

    朴が美流紅とひょんなきっかけから
    つるむようになるシーン
    そして、もともとお互い仲が良いとは思っていないが、カーストが低い同士で絡んでいた岩隈と朴
    関係性の移り変わりにリアリティを感じた。

    また、ルサンチマン、クリシェ、ディストピアなど
    現代文の授業を思い出した。

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    2026年02月01日
  • 順風満帆〈クラウド・ナイン〉

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    デビュー作『万事快調〈オール・グリーンズ〉』の実写映画版も絶賛公開中著者の新刊。まさにそのデビュー作のスピンオフ(あのニューロマンサーがチラッと登場!)である表題作を含む短編集。ラップへの異常な解像度と固有名詞の洪水は今作でも健在。青春小説的な要素だけでなくミステリーの謎で引っ張る話もあって著者の幅を見れた気がする。

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    2026年01月25日
  • 万事快調〈オール・グリーンズ〉

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    自分の人生はつまらないけどクソじゃないんだよなあ
    クソだったら何してたかなあ

    こういう重いテーマをコメディに描く作品好き

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    2026年02月04日
  • 二周目の恋

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    群を抜いて一番面白かったのは
    「深夜のスパチュラ」

    手先不器用&料理苦手族の方は大共感してくれると思う笑。

    双子の「兄弟以上恋人未満」の話だったり
    同性愛の話もあったりするので
    単調な「純粋な異性愛」の話だけじゃないのもおすすめポイント。

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    2026年01月18日