波木銅のレビュー一覧

  • 二周目の恋

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    綿矢りささんの「深夜のスパチュラ」は、現代っぽくて入ってきやすい。でも文章が続いていて読みにくい。主人公がかわいい。
    一穂ミチさんの「カーマンライン」は、表現できないけれど良さがあって好きだと思った。双子って素敵だなあ。
    遠田潤子さんの「道具屋筋の旅立ち」は、いかにも昭和的な男と、女の話で最初は嫌だなあって読んでた。でも、八角魔盤空裏走(はっかくのまばん、くうりにはしる)という言葉を聞いてからの優美の自分自身と向き合っていく姿が清々しかった。最後の誠とのシーンがなんかいいなあって。
    窪美澄さんの「海鳴り遠くに」は、紡がれている物語の雰囲気がなんだか好きだなあ。最後ちゃんと結ばれてよかった。

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    2025年12月02日
  • 万事快調〈オール・グリーンズ〉

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    ネタバレ

    選択肢が出るとパラレルワールドのことを考えてしまう。突き詰めると国語の文章問題テストの4択問題は嫌い。作者の気持ちが分からないのに回答1つで最悪合否が決まる時がある。その正解がないバージョンで普段でも至る所に選択肢が出てくる。点滅してる横断歩道を渡るか否か。渡った選択肢を選んだ自分は今幸せですか?
    犯罪を除いて選択肢の結果に正解はないと思う。ただ選択肢の数は環境によって違う。多くの選択肢を持てる人もいれば少ない人もいる。ただその中から1つ選ばないといけないことは共通してる。その結果で大きく人生が変わることもあるけど、不正解では決してない。ただ、正解にしていくしかない。何しても、どうやっても。自

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    2025年08月30日
  • 万事快調〈オール・グリーンズ〉

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    作者も含め、みんなぶっ飛んでて爽快☆
    女子高生が学校の屋上で大麻を育てる話!!
    に至るまでも面白い!!
    言葉のチョイスが抜群でノリがドストライク!
    頭の中でスムーズに映像化されるのが快感だった。
    (※7/30追記:2026年に映画化決定☆)
    おばあちゃんの下り面白かったなぁ〜笑
    人生で味わうことのない世界を垣間見れる1冊。

    20歳の大学生に一気読みでしたッ!と
    オススメされた松本清張賞受賞作。
    アラフォーでも楽しめたので
    とりあえず読んでみて♬

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    2025年07月08日
  • 万事快調〈オール・グリーンズ〉

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    いやぁ〜、面白かった!ほぼ一気読みです。
    工業高校に通う3人の女子。朴、岩隈、矢口が主人公であり、彼女らはそれぞれ音楽、文学、映画のそれぞれの分野でのサブカル女子なのである。この時点でワクワク確定!現役大学生のデビュー作ということで今後の作品も楽しみ。悪意に満ちた世界で、若者の鬱屈した感情が爆発。気づけば事態は取り返しのつかない状況へ。新時代の傑作青春小説。

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    2025年02月09日
  • 万事快調〈オール・グリーンズ〉

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    ネタバレ

    青春に内包された狂気を味わえる作品だった。
    それぞれが持つ目標に向かって突き進む、狂気的なまでの推進力が見ていて清々しかった。
    前半部分で、田舎で過ごす女子高生の閉鎖的な日々を見せられていたため、大麻を手にれてからの行動ひとつひとつが開放感に溢れていて気持ちよかった。最後はその開放感のまま、ビニールハウスの爆発と、大麻でブリった人達が大騒ぎするという、スーパーカオスな感じで終わったのも良かった。読後感が映画の「ジョーカー」を見終わった時に少し似ていると思った。というか朴秀美の弟は、家族がいるという点で孤独では無いが、ほぼジョーカーだと思った。ジョーカーの続編のように、オールグリーンズのメンバー

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    2025年01月12日
  • 万事快調〈オール・グリーンズ〉

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    へー面白い。ファスト風土とサブカル女子高生とマリファナ栽培ってめっちゃ情報量多くて無駄にも思える設定が細かくてでもなんかリアル。バカ高校の女子たちにしては色々サブカルへの造詣が深すぎるなと思うし、自己分析が的確すぎて老成しすぎだろと思うけど、なんとも憎めない登場人物たちが魅力的だった。台詞回しもめちゃくちゃ上手くてギリギリコミカルですごく良かった。なんか色々破滅的なんだけど、まあ万事快調でいいかって思えるようなあっけらかんとした前向きさが好印象の青春小説だった。でもラストめちゃくちゃにカオスでこの後どーなるんだよw

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    2025年01月09日
  • 万事快調〈オール・グリーンズ〉

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    麻薬栽培に手を染め始める女子高生たちを描いた青春クライムノベル。青さと爆発力を兼ね備えたなんとも愉快痛快な物語だった。

    主人公の女子高生・朴秀美の日常は、万事快調(オールグリーンズ)というタイトルとは似ても似つかない黄色信号だ。
    男女比9:1の底辺高校の工業科に在籍し、クラスのカーストは中の下。弟はいじめられ不登校になり、両親は食卓においてマナーがとても悪い。唯一祖母とは打ち解けてはいるものの、言わずもがな家族との関係は良好とはいえない。
    朴と行動を共にするようになる同クラスの女子・岩隈真子と矢口美流紅も、それぞれがコンプレックスや異常な家庭環境を抱えている。
    女子高生たちの等身大な悩みに、

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    2024年12月23日
  • 二周目の恋

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    二周目の恋ということで、ほろ苦い大人の恋物語を想像したけど、全ての短編がそういうわけではなかった。「海鳴り遠くに」の描写が綺麗だった。

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    2024年12月15日
  • 二周目の恋

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    小説のアンソロジーというものを初めて読んだけど、新鮮な感覚だった。当たり前だけど一作一作作者が違うから作風も文体も全然違っていて1冊のなかで色々なテイストを楽しめてよかった。
    特に一穂ミチさんと窪美澄さんの話が好き。

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    2024年12月08日
  • 万事快調〈オール・グリーンズ〉

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    DOPEな青春!矢口の振り切ったキャラクターいいな
    序盤はゆったりしていたけど、次第にヒートアップ
    まさかのオチで最後まで楽しく一気に読めた!
    著者は絶対にやったことがあると思うんだ()

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    2024年12月01日
  • 万事快調〈オール・グリーンズ〉

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    すごい。なんだこれ。気がついたら読み終わってた。文章がかっこいいな。3人の性格とかが読んでくうちに見えてきて、気づいたらこの話の中に引きずり込まれてく感じ。映画とか小説とか、曲のタイトルがいっぱい出てきて、知らないものがほとんどだったけど、そういうのいいなって思う。ラストまでずっとドキドキしながら本を読んでいた。

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    2024年11月19日
  • 万事快調〈オール・グリーンズ〉

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    ほんタメの紹介で読んだ。
    思春期特有の自分達だけ世界や、怖いもの知らずなところがとても眩しかった。
    この「万事快調」精神を少し分けてもらいたくなると同時にパワーを貰えた。

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    2024年10月17日
  • 二周目の恋

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    深夜のスパチュラ
    なんか煮え切らない恋ってところが沁みた。男らしさを求めてしまうところは同じだな、毎度思うが綿矢りささんの小説に出てくる女は客観視してしまうほど過激。
    フェイクファー
    自分の中で思い出を消化し、少し客観的な立場で自分を見る主人公が少し羨ましい。
    海鳴り遠くに
    恋愛にタイミングは必要。ただ、わたしは肉体関係を生々しく描く作品はあまり得意としないと感じた。それだけで文章がドロドロに感じてしまう。

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    2024年07月15日
  • 二周目の恋

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    「誰も軽視しないから、誰からも軽視されない。」p121


    波のおとをきいているような感覚の文。
    繊細で力強くて身を預けてしまいたくなる

    「カーマンライン」と「無事に、行きなさい」「海鳴り遠くに」がアンソロジーのテーマに合っている感じがしてよかった。

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    2024年03月18日
  • ニュー・サバービア

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    著者の二作目

    読み味は前作と似ていて、映画や小説にゲームまで色んな話題が飛び交い、乱暴な口調の女性たちが活躍する楽しさもそのままで最高。こういうジャンルを作ってくれないかな。
    話し方では、男か女かを読んでいても判別させないようになっているのも面白い。


    馬車道がトイレに入ろうしたところで女にイチャモンをつけられるくだりが1番笑えた。
    前作が面白すぎたけど、今作も負けないくらい面白い。

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    2024年02月06日
  • 二周目の恋

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    「最悪よりは平凡」島本理生
    「深夜のスパチュラ」綿矢りさ
    「カーマンライン」一穂ミチ
    「道具屋筋の旅立ち」遠田潤子

    このあたりが特に好きだった!
    色々なmatured kinds of loveで、飽きずにサクサク読めました!

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    2023年12月04日
  • 二周目の恋

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    「最悪よりは平凡」島本理生
    顔は平凡だけど体がグラビアアイドルなみの魔美は、こんな名前をつける親に育てられたという心の傷と、しょっちゅう男性から誘いをかけられる体質。彼女にとっての幸せな恋愛は?
    「深夜のスパチュラ」綿矢りさ
    大学生の可那は気になっている男の子に手作りチョコ前日に思いつきあげようとするけど、料理スキルなく、買い物から四苦八苦。オチ秀逸だった。
    「フェイクファー」波木銅
    主に着ぐるみ作る手芸サークルに入っていた男子の回想。仲間が一人死んだという連絡入る。
    「カーマンライン」一穂ミチ
    私が五歳の時、母は父と死に別れたアメリカから日本に戻ってきた。双子のケントをアメリカの、父の実家に

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    2023年11月20日
  • 二周目の恋

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    短編アンソロジー作品。大人な内容でした。恋にも色々なカタチや想いや愛情がある。作家さん達の個性や魅力が溢れていました。

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    2023年11月14日
  • 二周目の恋

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    二周目とタイトルにつくように、どこか恋に対して諦めや達観などの感情を読みとれてもどかしい気分になることが多かった。二十代後半ぐらいになってからもう一回読んでみたい話。

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    2023年11月12日
  • 二周目の恋

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    うっとりするようなお話が多かった。全ての作品にその人らしさが浮かんでいて、それも良かった。窪美澄さんの「海鳴り遠くに」が1番好きだったなあ。女性同士の恋愛をこんなにも美しく描けるなんて。

    p.290 「無事に、行きなさい」桜木紫乃
    学校なんて現代的にY染色体を理解したいなって。実際のY染色体っていうのは、すごくちいさくて、ほとんど遺伝子が乗ってないんです。唯一の働きは生物をオスにすることくらい。XXYもきれば、XYYもいるとなると、もはや性別というのは見える部分の肉体差異なんです。性染色体っていうのは、もともと異常が起きやすい部分なんですよ。だから、本来真っ二つに割るのは難しいんです」見か

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    2023年10月03日