波木銅のレビュー一覧

  • 二周目の恋

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    小説のアンソロジーというものを初めて読んだけど、新鮮な感覚だった。当たり前だけど一作一作作者が違うから作風も文体も全然違っていて1冊のなかで色々なテイストを楽しめてよかった。
    特に一穂ミチさんと窪美澄さんの話が好き。

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    2024年12月08日
  • 万事快調〈オール・グリーンズ〉

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    DOPEな青春!矢口の振り切ったキャラクターいいな
    序盤はゆったりしていたけど、次第にヒートアップ
    まさかのオチで最後まで楽しく一気に読めた!
    著者は絶対にやったことがあると思うんだ()

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    2024年12月01日
  • 万事快調〈オール・グリーンズ〉

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    すごい。なんだこれ。気がついたら読み終わってた。文章がかっこいいな。3人の性格とかが読んでくうちに見えてきて、気づいたらこの話の中に引きずり込まれてく感じ。映画とか小説とか、曲のタイトルがいっぱい出てきて、知らないものがほとんどだったけど、そういうのいいなって思う。ラストまでずっとドキドキしながら本を読んでいた。

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    2024年11月19日
  • 万事快調〈オール・グリーンズ〉

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    ほんタメの紹介で読んだ。
    思春期特有の自分達だけ世界や、怖いもの知らずなところがとても眩しかった。
    この「万事快調」精神を少し分けてもらいたくなると同時にパワーを貰えた。

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    2024年10月17日
  • 万事快調〈オール・グリーンズ〉

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    言葉には出さない、妄想や周囲への愚痴みたいな部分が妙に細かくてリアルで、ねちっこくて面白い。
    基本的にひねくれ者の集まりで、卑屈で屁理屈。ただ、高校生なんて皆そんなもんだったよね。

    日常会話で出てくる大喜利のセンスが絶妙。
    初恋の相手を聞かれ、ヒトカゲ。
    部活の教師に、お前はドライアイスの様な存在だ。
    時に冷たく、時に熱く、周りを腐らせない。
    褒めてる様でドライアイス例えは大分ヤバいが、
    けむたくて、毒性があって、処分に困るということね。という潔い理解にワロタw

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    2024年09月16日
  • 万事快調〈オール・グリーンズ〉

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    YouTube「ほんタメ」で紹介されていた一冊。
    書店で見つけて手に取りました。

    茨城のクソ田舎の底辺高校に通う朴。
    彼女がある出来事から大麻の種を手に入れて栽培し販売する…高校生の危うさと思い切りの良さで、最後まで読まされました。

    登場する友人も知人も巻き込み巻き込まれて、
    最後はもうとんでもない世界観というかスケールでした、私の中では。

    親にも期待できないし、閉塞感のある環境のなか、
    朴が暴れまわる姿に清々しさを感じてしまう。

    テーマからどうしたって結末はそう良いものではないことや、都合よくいかないことはわかっているんだけど、読まずにはいられず。

    私も「オールグリーンズ!万事快調

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    2024年08月16日
  • 万事快調〈オール・グリーンズ〉

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    書店のポップと帯に惹かれて買ってみたが、思ったよりちゃんとした青春小説だった。
    ただ、結末はとんでもない。

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    2024年08月01日
  • 二周目の恋

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    深夜のスパチュラ
    なんか煮え切らない恋ってところが沁みた。男らしさを求めてしまうところは同じだな、毎度思うが綿矢りささんの小説に出てくる女は客観視してしまうほど過激。
    フェイクファー
    自分の中で思い出を消化し、少し客観的な立場で自分を見る主人公が少し羨ましい。
    海鳴り遠くに
    恋愛にタイミングは必要。ただ、わたしは肉体関係を生々しく描く作品はあまり得意としないと感じた。それだけで文章がドロドロに感じてしまう。

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    2024年07月15日
  • 万事快調〈オール・グリーンズ〉

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    とにかく何もかも狂った物語
    自分が生きてきた世界とはあまりにも違うから、どれだけ現実の文化が混ぜ込まれていても、どれだけ高校生の会話がそれっぽくても現実のものとは思えない。
    それでも実際にこれに近い形で生きてる人たちは存在するんだなと思うと、まだまだ自分は知らないことがいっぱいだし、それを知れる読書体験はすごい。
    たくさんの映画、音楽、文学、漫画をなぞってるみたいだから、詳しかったらもっと楽しめたかもしれない。
    いつも読まないジャンルの本として面白かった。

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    2024年07月06日
  • 二周目の恋

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    「誰も軽視しないから、誰からも軽視されない。」p121


    波のおとをきいているような感覚の文。
    繊細で力強くて身を預けてしまいたくなる

    「カーマンライン」と「無事に、行きなさい」「海鳴り遠くに」がアンソロジーのテーマに合っている感じがしてよかった。

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    2024年03月18日
  • ニュー・サバービア

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    著者の二作目

    読み味は前作と似ていて、映画や小説にゲームまで色んな話題が飛び交い、乱暴な口調の女性たちが活躍する楽しさもそのままで最高。こういうジャンルを作ってくれないかな。
    話し方では、男か女かを読んでいても判別させないようになっているのも面白い。


    馬車道がトイレに入ろうしたところで女にイチャモンをつけられるくだりが1番笑えた。
    前作が面白すぎたけど、今作も負けないくらい面白い。

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    2024年02月06日
  • 二周目の恋

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    「最悪よりは平凡」島本理生
    「深夜のスパチュラ」綿矢りさ
    「カーマンライン」一穂ミチ
    「道具屋筋の旅立ち」遠田潤子

    このあたりが特に好きだった!
    色々なmatured kinds of loveで、飽きずにサクサク読めました!

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    2023年12月04日
  • 二周目の恋

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    「最悪よりは平凡」島本理生
    顔は平凡だけど体がグラビアアイドルなみの魔美は、こんな名前をつける親に育てられたという心の傷と、しょっちゅう男性から誘いをかけられる体質。彼女にとっての幸せな恋愛は?
    「深夜のスパチュラ」綿矢りさ
    大学生の可那は気になっている男の子に手作りチョコ前日に思いつきあげようとするけど、料理スキルなく、買い物から四苦八苦。オチ秀逸だった。
    「フェイクファー」波木銅
    主に着ぐるみ作る手芸サークルに入っていた男子の回想。仲間が一人死んだという連絡入る。
    「カーマンライン」一穂ミチ
    私が五歳の時、母は父と死に別れたアメリカから日本に戻ってきた。双子のケントをアメリカの、父の実家に

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    2023年11月20日
  • 二周目の恋

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    短編アンソロジー作品。大人な内容でした。恋にも色々なカタチや想いや愛情がある。作家さん達の個性や魅力が溢れていました。

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    2023年11月14日
  • 二周目の恋

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    二周目とタイトルにつくように、どこか恋に対して諦めや達観などの感情を読みとれてもどかしい気分になることが多かった。二十代後半ぐらいになってからもう一回読んでみたい話。

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    2023年11月12日
  • 二周目の恋

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    うっとりするようなお話が多かった。全ての作品にその人らしさが浮かんでいて、それも良かった。窪美澄さんの「海鳴り遠くに」が1番好きだったなあ。女性同士の恋愛をこんなにも美しく描けるなんて。

    p.290 「無事に、行きなさい」桜木紫乃
    学校なんて現代的にY染色体を理解したいなって。実際のY染色体っていうのは、すごくちいさくて、ほとんど遺伝子が乗ってないんです。唯一の働きは生物をオスにすることくらい。XXYもきれば、XYYもいるとなると、もはや性別というのは見える部分の肉体差異なんです。性染色体っていうのは、もともと異常が起きやすい部分なんですよ。だから、本来真っ二つに割るのは難しいんです」見か

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    2023年10月03日
  • 二周目の恋

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    二周目っていうのがよく分からなかったけど、
    大体は面白かった。
    2つ、好みじゃなくて飛ばした。
    綿矢りさのバレンタインの話は
    めっちゃ共感する。

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    2023年09月24日
  • 二周目の恋

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    好きな作家さんが 何人も入ってて 豪華なメンバーのアンソロジー。テーマが決まってて 書くって言うのは 難しそう。でも どれも面白かった。

    窪美澄さん 一穂ミチさん 島本理生さん 綿谷りささん 遠田潤子さんが良かった。

    遠田さん 波木さんは初めましての作家さん 
    短編集は 初めての作家さんに 出会える楽しみもあります。

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    2023年09月12日
  • #ホラーゲーム実況中

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    品田遊さんの「マーダー・ミステリー・リプレイ」が好きだったなー。
    ホラーゲームは実況で見るのが一番好き。

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    2025年12月08日
  • #ホラーゲーム実況中

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    ネタバレ

    ゲーム実況関係ある? って話がちらほら。短編集だから設定も掘り下げられていないし、怖い表現もまったくなく……、肩透かしを食らった気分。でも読みやすい物語ばかりだし、ちょっとした読み物には十分です。
    それにしても恐山さんって擬音が好きだよねぇ。

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    2025年11月23日