いがらしみきおのレビュー一覧
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購入済み
やっと電子化
待望の電子化で、速攻読みました。
まん丸がひたすらに可愛い。そしてほんとに笑える。
しいていうなら、全巻出てるタイプなので一気に出して欲しかったですが。でも、安心して読める名作です!
まん丸ワールドをじわじわ読んでいきます。 -
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Posted by ブクログ
ぼのぼの36巻目にして、最高傑作の一つでしょう。間違いなく。長かった。長いトンネルを抜けて、現れた凄まじい作品。
もう、一言一言に魂がこもっていて泣けてくる。
そのなかの一つ
『思い出は何かを救えるだろうか』
これは欄外というか、見出しの一言なので本編には関係のないもの。
どこまでも個人的な思い出すという行為。
その思いが何かを救うこと、つまり他者へ何かしら作用するという。
この発想は凄いことなんじゃないだろうか。私は、ぼのぼのの世界の感覚は、古代人の感性であると思う。我々が失ってしまった外部世界との関係性なのだ。暗く言えば呪術的な世界観。そんな暗さは動物だらけのこの作品にはないが。そこも魅力 -
Posted by ブクログ
ネタバレ連載当初から読んでいた本作も、ついに完結。山上たつひこ氏、いがらしみきお氏の両氏にお疲れ様でしたと言いたい。人間の業の表現の追求や、ある種の「社会実験」風の設定が興味深かった。
誰かがよかれと思ってやったことが、その逆の結果になることもある、その逆もしかりということを表したエピソードが、色々な意味で光っていた。
「おっかあ」さんは気がついたらあんな光景を見ることになって、本当に驚き、恐怖したことだろうと思う。しかし、漫画的には迫力のある絵だった。
海で思いがけない壮絶な光景を見て、生きる気力を取り戻した少年の警官とのやりとりのシーンも良かった。「壮絶な光景」も迫力のある絵だった。