いがらしみきおのレビュー一覧
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神はどこにいるのか。神を探し求めた物語の終焉が描かれた最終巻。
神はいる。この最終巻では神に会うことができた雅彦を描いていました。神はどこにいるのか、多くの作品でそんなことがつぶやかれていますが、大体は自分の中にいるなんて答えがざらです。この作品ではそういった押し問答を1巻から通して繰り返して描き続けました。神は幻想なのかそれとも自分なのか、他人が見たものを自分が見ることによってその人の世界を知る。そうして、他人の目を介して見てきた世界を知り、雅彦は自分の作った世界でたったひとりで生きている自分こそが、また誰しもが神であると言い放ちます。それでもイサオはまたそれと少し違う答えを出します。 -
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スナドリネコさんがかっこいい。突然森からいなくなったスナドリネコさんをみんなで探すというお話がとてもいいです。かっこいいなぁ、スナドリネコさん。無言実行なところが良いです。
旅人の話も素敵だった。
あらいぐまくんが、ペットを見つける話も素敵だった。
太ると何が嫌なのかという話は深かった。哲学だ。
そして今回のパラパラ漫画は一夜にして太るぼのぼのちゃんと、あらいぐまくん。急激にむくむく膨らんでちょっと面白い。何回もパラパラする。
クズリ父子はあまり好きではなかったのだけれど、今回クズリくんに手を焼いているお父さんはちょっと好き。ていうかクズリくん、もうちょっと頑張れよ。 -
Posted by ブクログ
マーフィーの法則的なあるあるネタを
キッチリ不気味なテイストに掬い上げている。
これ、松本人志だと怒りに変えて笑いにもっていくんだけど、
いがらしみきおはホラーにリアリティを感じるのだろうか。
1巻では漫然とオカルトとかサイコ的な雰囲気だけを臭わせていたが、
2巻になって急に土着的な要因が浮かび上がってきて、
世界観により現実感が強くなっていく。
ちょっと違うけど『WORLD IS MINE』とか、
スティーブンキング的な現実の不安定さとリアリティの演出の仕方。
絵とセリフの静けさが、
本当にホラーだなあと感心してしまう。
端々に作者本人の日常の疑問が挟まれているが、
結局それが主題の