いがらしみきおのレビュー一覧

  • ぼのぼの(15)

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    久しぶりにグッとくる巻だった。どの話も結構好き。

    アライグマ君が決心する話。
    ①しっぽを切ってスマートな自分になる決心をする。
    ②顔を洗わないで過ごすことを決心する。
    |ω・`)なんのために…。いや、理由なんてないのだろう。

    あと、シマリスくんが寝るときに掛けるものを探す話とか、みんなの変な夢の話も好き。シュールです。

    シマリスくんが、行きたくないのにおじさんの家に行かないといけなくて、憂鬱している話もかわいいです。「行かないとお父さんにおこらりる…」と超ブルーで、おなかが痛くなるキノコまで用意して溜息してるシマリスくん。ああ、こんな経験あるよね。あるよ。憂鬱だよね。
    でもつらいことは必

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    2012年01月07日
  • ぼのぼの(13)

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    ぼのぼのとアライグマ君が海「と」遊ぶ話。
    シマリス君がおねいちゃんと、お使いに行く話。
    シマリス君が犯人を捜す話。  …など。

    短いお話が多めだった気がするけれど上の3つがお気に入り。
    特にお気に入りは「おねいちゃんとお使い」。
    心配して、用心して、思案して、苦慮して、懸念しているのに、割と命の危険に晒されるお姉ちゃん。なのに「無事だった」というお姉ちゃん。「どこが無事なのでぃすか!」と怒る弟。

    でもやっぱりお姉ちゃんは、お姉ちゃんだった。というオチがすごくいい。
    自分にも弟がいるのですが、弟は「お姉ちゃんだなぁ」と思った「思い出」ってあるのかなぁ。あるのかしら。

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    2012年01月06日
  • 羊の木(1)

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    怖~いマンガです。
    とある日本の地方都市。かつては海上交易で栄えた港町。名を魚深市という。その町が、犯罪を犯し刑期を終えた元受刑者を地方都市へ移住させる政府の極秘プロジェクトの試行都市となる。一般市民には何も知らせずに元受刑者の過去を隠し転入させるこのプロジェクトの行方は!?

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    2011年12月20日
  • 羊の木(1)

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    先輩が貸してくれた。早稲田の喫茶店フェニックスにて読む。おっかない漫画だった。
    過疎に悩むある地方都市で極秘プロジェクトが進んでゆく。かつて凶悪犯罪を犯した11人の受刑者を受け入れていく。この全容を知るのは、わずか3人。
    その3人のうちでも、仏壇いづやの店主の自意識過剰な反応が、薄気味悪く、何にもまして興味深い。これからどのように絡んでいくのか。
    『冷たい熱帯魚』、『モリノアサガオ』を彷彿させる異質な作品。皮膚感覚の気持ち悪さを描けている。

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    2011年12月19日
  • 羊の木(1)

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    ネタバレ

    この世界では刑に服すというかたちで罪を償うことが制度として認めてられている。
    そう僕たち(彼らは)ははやり直すことが出来るのだ。
    でも現実はどうだ?
    務めを終え出所した彼らに一般的な暮らしを過ごす場所は用意されているのだろうか。
    自業自得とはいえそこにはあまりにも辛い人生が待っているのだ。
    キレイごとでもなんでもなく制度として僕たちはやり直すことが認められているにも関わらずだ。
    彼らの唯一といってもいい受け皿であるその筋への規制がますます強まるなか、現実的に起こりうる問題。
    その解決策として実験的に国は出所した凶悪犯罪者たちの素性を隠し一般人として、ある一つの町に住まわせるところから物語は始ま

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    2012年01月23日
  • I【アイ】 1

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    ネタバレ

    いがらしみきおらしい作品。そう言い切ってしまえばそれだけなんだけど、この人の描く哲学的な漫画の世界、ストーリーがたまらなく好きな人にとっては、「キタコレ」な作品だと思う。「sink」が何かしら底知れぬ(コワイ?)ものを描いていたのに対し、「I」ははっきり生と死・神に挑んでいて興味深い。死んだ母親から産まれて来たのはベルセルクのガッツと一緒。東北と神探しがポイントだと思うんだけど、私にあまり造詣が無くてまだ楽しめる程ではない。逆に「sink」の新興住宅地の怖さが私にとってリアリティのあるものだったので、☆は4つ。まだ続く物語だし。見ること=認知すること、それによって(自分の)世界が生まれること。

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    2011年10月01日
  • ぼのぼの(11)

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    「あ~あ」ってなるのが面白いね、クスクス
    っていう話はあまり共感できなかったので割愛。


    ぼのぼのが木登りをアライグマくんから伝授してもらう話がすごく面白かった。すごく頼りになるアライグマ君と、アライグマ君のお父さん。
    お父さん呼びに行くたびにぼこぼこにぶん殴られてるアライグマ君が愛しくて仕方ないです。

    できないことで悩まない。
    でもやりたいことは諦めにでやってみる
    そうやって、できることを探す。
    でもどうしてもできなかったら、別なことをやれ。

    アライグマ君のお父さんって、ちょっとかっこいい。

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    2011年09月10日
  • ぼのぼの(9)

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    アライグマ君の両親の話が完結。
    変なお父さんばかりだなぁ。笑
    アライグマ夫婦は可愛らしいと思います。

    大人って何か、というアライグマ父とぼのぼのの会話が深い。
    楽しくてもやらなきゃならないことがあるのが大人。
    やりたくない、つまらない、でもやる、っていうのが大人。
    子育てとか、仕事とか、きっとそうなんだろう。
    「嫌になった」でやめられないんだものね。

    勉強とか行事とか面倒くさいようなことでも、将来役立つのかよくわからないようなことでも「頑張れ」って大人が言うのは、それが大人になるための準備だからなんだろうなぁ。

    しまりす君のお父さんの謎の宝物の正体を追う話がスタート。

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    2011年09月04日
  • I【アイ】 1

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    生と死の意味を問う…帯のコピーからして面白そう。何かシャーマニズム的な内容は触れてはいけないようで正直恐い…でも、続きがむちゃ気になる。「誰かが見ることで世界がはじまる」に頷く。「私、死んでもいいの? おお。」の会話に何か癒される。

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    2011年08月26日
  • Sink(1)

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    Web上で連載された作品の単行本化。「ぼのぼの」の作者とは到底思えない絵柄チェンジで、寒気がするほど怖かった。ホラーとシュールの狭間にある狂気。作中で出てくるバランス論というのが興味深いです。

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    2011年08月20日
  • I【アイ】 1

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    東北系の世界観が面白い。

    何回か繰り返し読みたいカンジ。

    ここからどうなってくのか楽しみです^^

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    2011年08月15日
  • I【アイ】 1

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    随所で話題だったので買ってみました

    、、、難しい

    ちょっとまだ私にはよくわかんなかったです

    でも何度か読み返して「見たらそうなる」という意味が
    分かってきました

    神様を描くってどういうことになるんだろう
    結末に期待したいマンガ

    台詞がものすごく東北なまりなので、慣れてない人には
    ちょっと読みにくいかも知れない

    個人的にはラジオドラマにしたら面白いと思った 

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    2011年08月13日
  • I【アイ】 1

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    ついに、描き始めた…長い間、待っていた作品がこれなのだと思った。
    一連の不条理四コマから、ぼのぼの、Sink、かむろば村へ…という著者の遍歴からすると、今作「I:アイ」は意外というより、当然のテーマなのかもしれない。長い間、温めてようやく描き始めた物語なのだろう。
    私、とは何か、それを取り巻く世界とはどのように認識されるのか。四コマの頃から変わらないモチーフである。
    この物語は「Sink」で確立したホラーの手法で描かれる。しかし「Sink」では、日常にふと紛れ込む不気味さを描いていたとすると、本作ではさらに深く、鋭く、読者の意識そのものに侵入してくる。
    そして、認識され得ぬものとしての神。これ

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    2011年08月05日
  • ぼのぼの(6)

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    シマリスくんのダイねえちゃんの秘密の泥団子の話。
    アライグマくんが家出しようとする話。
    ボウズくんがスタンドバイミーする話。

    3つ目が良い。すごくいい。ボウズくんはまだまだチビッ子なのですが、一人で湖を出て川から森へ、友達のシマリスくんに会いに「スタンド・バイ・ミー」します。
    自分が一人でどこかに行ったり、一人ぼっちで不安になったりしたことなんてもう覚えているはずないんだけれど、ボウズくんの、「自分が何かしたら周りが何かしてくれるはず」が裏切られる「あれ?」みたいな気持ちってなんとなく経験として記憶にある。

    そうして自分が一番チビッ子だったはずなのに、いつの間にか自分の方がお姉ちゃんになっ

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    2021年09月27日
  • ぼのぼの(35)

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    35巻。ブレない良さ。誕生、恋、引退と今回の網羅性はスゴいな。今回の一番はアライグマくん。少し、切なすぎて泣けた。いいツッコミ役だったのが徐々に別の役割を与えられてるなぁ。

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    2011年07月27日
  • ぼのぼの(4)

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    最近また読み返し始めた

    楽しく考えさせられる、なかなかない漫画

    「なってもなってもなりきれないからぁ・・・楽しくやめようね」

    「生き物が悩まなきゃいけないことなど、この世にゃないような気がするんじゃよ」

    悩んでも良い事はあんまないしね


    ぼのぼののお父さん(死神ラッコ)の過去が少しだけわかる貴重な巻

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    2011年07月21日
  • ぼのぼの(5)

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    スナドリネコさんは本当にカッコいい大人で、これくらいカッコいい大人になってみたいと思う。

    ぼくらはムリばかりして、どうなりたいのだろう。

    ヒグマの大将を助けに行ってしまうスナドリネコさんの話。

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    2011年07月03日
  • ぼのぼの(3)

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    ぼのぼのは主人公である。ぼのぼのはひとりで遊べる。シマリスくんはぼのぼのの友達である。シマリスくんはひとりでいられる。アライグマくんはイジメっこである。アライグマくんはひとりじゃいられない。

    そんな3人が主人公たちです。アライグマくんみたいな人は多いはずなんです。私もそうです。

    今巻のテーマは「ジリツ」と「なりたい」。
    自立するってどういうことか。
    何かになりたい、ってどうすればいいのか。ね。

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    2011年07月03日
  • ぼのぼの(1)

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    思い悩む子どものラッコ、ぼのぼのと
    いぢめられっこでおねえ言葉のシマリスちゃんと
    いぢめっこのあらいぐまくんと、

    それから物知りで孤独で怠惰を愛するスナドリネコサン他森の色々な人たちがのんびり生活していると言う四コマ漫画。

    しかし哲学です。
    Peanutとぼのぼのとムーミンを読ませればきっと子供は情緒豊かに育つと思います。

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    2011年07月03日
  • ぼのぼの(16)

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    私の中のぼのぼのはここで止まっている。
    もうここから10巻以上先に進んでいるとは思うけど、さて彼らは「ジリツ」できたのだろうか。

    私はこの頃の訳もなく強気なシマリスくんが結構好きだ。
    だたいぢめられるだけでなくなった不敵さがちょっとツボだったり。
    さて、そろそろ先にすすもうかな・・・

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    2011年06月21日