【感想・ネタバレ】ぼのぼの(5)のレビュー

ぼのぼの読者なら、ぼのぼの独特のページを開いた瞬間のわくわく感はたまらないと思います!
動物たちが繰り広げる、一見無害で平和な日常描写の中に、心に突き刺さるような哲学的な名言がかくれている。そのかわいさと奥深さに圧倒されます。この4コママンガの世界観は日本のワビザビに由来するものに違いない。日本人に生まれて良かったなとしみじみ思います。

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Posted by ブクログ 2019年05月01日

今回も哲学的な名言が数多く散見された。孤独なオオサンショウウオさんがスナドリネコにこう言った。「スナドリよ『ふり』などやめろ」「自分以外のものを受け入れようとすればすべて『ふり』になる」「自分で在れ自分だけで在れ」「それによって孤独を背負わされようともじゃ」とかヒグマの大将の代わりにヒグマのカシラに...続きを読むやられに行った時にも「おまえはそうできてもおまえのようにできないものはどうなる」「ダメなヤツだと言われることになるのじゃぞ」「生き物の目的は生きて死ぬことだけじゃ」「余計なことをつけ足すな」「できないことを守れ」「そしてもっともっと楽に生きろ」と言う。それに対してスナドリネコ「生き物の目的は生きて死ぬことだと言ったな」「しかし生きて行くことはどんどんこわれることだ」「それを止めることは誰にもできないだろう」「だから生き物は新しいものを作るしかない」「たしかに新しい物は余計なものばかりだ」「しかし余計なもので不幸になるとしたら」「その不幸もやっぱり余計なものだとオレは知っている」「そしてたぶん幸福もな」「だからオレは平気なんだ」難し過ぎて頭から火が出そう。引用ばかりになってしまうが、ぼのぼのがオオサンショウウオの「オオ」の部分に囚われる気持ちもわかるし“名もない草を持たされし午後持つ手をかえてみる“というオオサンショウウオさんのハイクも面白い。そして今巻は特にフレームで遊んでるのがよく分かった。俯瞰で見たり遠近法で見たり道のあっちからこっちこっちからあっちを見たり。テントウムシが遠近法使ってシマリスちゃんたちに殴って仕返ししているところはとてつもなく可愛いらしい。こういう部分はかなりモンティパイソンのような感じに似てるのか?全くモンティパイソンを見たことはないが。またいがらしみきおさんのデビュー作「ネ暗トピア」も読んでみたい。

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Posted by ブクログ 2011年07月03日

スナドリネコさんは本当にカッコいい大人で、これくらいカッコいい大人になってみたいと思う。

ぼくらはムリばかりして、どうなりたいのだろう。

ヒグマの大将を助けに行ってしまうスナドリネコさんの話。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

ぼくらはムリばかりしている
ボクらはムリばかりして、どうなりたいのだろう。
キミはどうなの?どうなりたいの?
どうなりたくないの?
どうしてそう思うの?どうしてそう思うの?
ボクはどうなりたいの?ボクとキミは、どうなりたいのったら。

行ったことのない登り坂は見たことのない下り坂につづいている
見た...続きを読むことの無い下り坂はどこにつづいているんだろう

よくわからないことが起きている時にただ佇める者はいいヤツにちがいない。

愚かなことはたいがい知っているし、絶対にやらない。だからこのジイサンはたいそう孤独である。

名選手になれない名選手というものもあるのではないだろうか。

ぼい さはは〜

それはヒミツです

自分以外のものを受け入れようとすればすべて「ふり」になる

だなよ

アチシ

何か賭けねえと本気にもなれねえようなヤローになにができるぅ〜

おげん

もうひとつび

たっち

でべでべ

ぷちち

おまえはそうできてもおまえのようにできないものはどうなる
できないことをまもれ

生き物の目的は生きて死ぬことだと言ったな
しかし生きていくことはどんどんこわれることだ
それを止めることは誰にも出来ないだろう
だから生き物は新しいものを作るしかない
たしかに新しいものは余計なものばかりだ
しかし余計なもので不幸になるとしたら
その不幸もやっぱり余計なものだとオレは知っている
そしてたぶん幸福もな
だからオレは平気なんだ

そこにおけ
そこにおけ
なにもとるな


ジュジュヌール

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