いがらしみきおのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ人が人を殺すときってどんな心境なんだろう?と考えた事がある。
対象に明らかな殺意や憎しみを持って殺人を犯す人間と、平穏に日常を暮らす人間のとの溝は、たった一筋の溝ではあっても、想像を絶するほど、とても暗くて深い。
殺人事件を起こした11人の受刑者を、平穏に生活するひとつの町が更正の為に迎え入れるところから物語がスタートする。
作品中には、得体の知れない嫌な緊張感が張り詰め、ささいな事でその糸は切れてしまうのではないかという不気味さが漂う。
普通の人間が殺人を犯した人間に対して感じる「恐怖と異質感」が作中つねに付きまとい、読んでいても心が落ち着かない。
土着の祭り、「のろろ祭り」の詳細も -
Posted by ブクログ
ヒグマの大将と決闘する事になったぼのぼののお父さん。
「勝つにしろ負けるにしろ、戦いぶりを子どもに見せておかねえとな」
ヒグマの大将はそう言う・・
結果は、勝ったか負けたか分からない・・
この漫画らしいトホホで素敵な結果なんですけどね。(笑
かつて「死神ラッコ」と言われ、海のギャング、シャチにも恐れられていたお父さん。
シャチの長老に「こいつはブライ(無頼)だったんだ」と言われたお父さん。
死神ラッコと言われた所以は、いろいろな偶然が重なったに過ぎないのですが、何故無頼だったのかは謎のままです。
そう・・父親ってのは、子どもに見せない、教えない、謎の部分があった方がいいのです。