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木は いつまでも 生きていると思っていた 木は いつまでも そこにあると思っていた 木は いつまでも 生きていると思っていたんだ 「ぼのぼの」が脳に入ると、温かい心が動き出す。 読んでいるうちに、生きる力がわいてくる。 「ぼのぼの」は、脳と心のビタミン剤です。 (脳科学者・茂木健一郎)
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ぼのぼの読者なら、ぼのぼの独特のページを開いた瞬間のわくわく感はたまらないと思います! 動物たちが繰り広げる、一見無害で平和な日常描写の中に、心に突き刺さるような哲学的な名言がかくれている。そのかわいさと奥深さに圧倒されます。この4コママンガの世界観は日本のワビザビに由来するものに違いない。日本人に生まれて良かったなとしみじみ思います。
なつかしい
セールだったのでまとめて買いました。子供の頃読んでいたので懐かしくもあり、改めて読むと深い言葉があったり、なんだかんだとこの3人組が好きなんだなーと思いながら読みました。
Posted by ブクログ
20年ぶりくらいに第1巻から通読する機会があって。 なんて事。登場人物たちは、成長していたのです。 シマリスくんは、ただ面白おかしく毎日を過ごすことができなくなっているし、アライグマ君はご近所さんの様子を気にして情報収集しているし、ぼのぼのでさえ、ツッコミを入れることができるまでに精神が大人になって...続きを読むいたのでした。 この36巻は、ぼのぼのたちが暮らしている森のシンボルツリー「クモモの木」がだんだん枯れていく話を中心に、年老いた両親の介護(作中では看病と書いてありますが、私には介護という気がした)に悩むシマリスくん、シマリスくんとぼのぼの、ぼのぼのとアライグマ君のやりとりが描かれています。 シマリスくんは介護がいつまで続くのか悩み、両親の体調の好不調で一喜一憂し、時に自分を責め、痛々しいほど頑張っています。 そして、あるひ、父親に「治してくれなくていいんだよ」と言われ、張りつめていた気持ちが緩み、涙をこぼしてしまったのでした。このシーンは、圧巻です。 この先どうなるんだろう、という漠然とした不安、その不安を既に見抜いていた父親。 もちろん、何気ない一言で傷つけてしまうこともあるけど、父親はいつも、シマリスくんを心配してくれていたんだな、と思ったらたまらなくなった。 何度も何度も読んだ。
ぼのぼの、好きなんですよ。 愛読書といってもいいかも知れません。(笑 帯にこんな言葉がありました。 「ぼのぼのが脳に入ると、温かい心が動き出す。」 茂木健一郎氏は特に好きなわけじゃないですが、この言葉は悪くない。 ぼのぼのをバカにしないで読んでみて欲しいな。
ぼのぼの36巻目にして、最高傑作の一つでしょう。間違いなく。長かった。長いトンネルを抜けて、現れた凄まじい作品。 もう、一言一言に魂がこもっていて泣けてくる。 そのなかの一つ 『思い出は何かを救えるだろうか』 これは欄外というか、見出しの一言なので本編には関係のないもの。 どこまでも個人的な思い出す...続きを読むという行為。 その思いが何かを救うこと、つまり他者へ何かしら作用するという。 この発想は凄いことなんじゃないだろうか。私は、ぼのぼのの世界の感覚は、古代人の感性であると思う。我々が失ってしまった外部世界との関係性なのだ。暗く言えば呪術的な世界観。そんな暗さは動物だらけのこの作品にはないが。そこも魅力の一つです。 みんなで集まって、やることは思い出すこと。祈るんじゃない。ただ単に思い出す。このささやかさも良い。この世界に神様はいないのかも。だから祈るという行為は存在しない、ということなのかもしれない。そう考えてみれば、結局、思い出すことも祈ることも同質なものかもしれない。 そして住人たちは、思い出すことでこの対象[木]を救えるのではないか?と考える。私たちでは、それは思い出を整理することで自分を救うための利己的な行為でしかないと思う。しかし、ぼのぼの世界の住人たちは、完全に他者のためと信じているように見える。これは自己と他者が未分化で有った頃の、純粋な愛なのではないか。そんな突飛なことを思う。その純粋性が、どうにも羨ましい。 すべてのものごとに『なぜ』をバカみたいに繰り返し尋ねて来たぼのぼの。突き詰めれば生死の問題に発展するのは時間の問題できた。やっと作者が真っ向から書く時期が来たのですね。再びファンになろうと思った今日この頃。おすすめです。
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