大島清昭のレビュー一覧

  • 地羊鬼の孤独

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    怪異譚は大好きですが、大抵日本の伝承ですよね
    中国の怪異譚は全く知らなかったので新鮮で楽しめた
    ホラー色もそこまで強くないので、苦手な人でも読めると思います

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    2023年05月17日
  • 地羊鬼の孤独

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    ネタバレ

    感想

    ミステリ本来の楽しみもありつつ、最後まで読んだらこれはホラーだったと思い知らされた。
    ゾクッとする読後感。

    事件の猟奇性と動機の乖離は賛否ありそう。
    個人的には逆に狂気的にも感じたし下手に狂った動機を捻りすぎると冷めちゃうからなんとも言えないかな。

    あとなんで校庭の棺を『弐』にしたんだろう。
    これ、作中で言及されてたら読み落としてるだけだからめちゃくちゃ恥ずかしいんだけど。
    ほぼ同時に設置したとしても場所的に一番最初に発見させる可能性がいちばん高い校庭に『壱』を置く方が効果的じゃないかな?と思ってしまった。
    『弐』にすることによってもしかして『壱』があるかも、『参』やそれ以降があるかも、ということを示唆したかったのかと思うけど。

    ラストがとても良かった。
    ミステリよりホラーが主体な感じもしたし、密室トリックという点でミステリとして遜色なく楽しめた。

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    2023年05月13日
  • 影踏亭の怪談

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    ミステリとホラーの融合で、ホラーの割合が強い短編集4つでした。
    ホラー色が強いのにキチンとミステリになっているのが良い。
    また、最後に明かされる謎が、ページを読み返すことになるとは思わなかった。


    怪談×密室の妙味
    超自然vs論理の興奮
    その先の衝撃+恐怖
    全部最高です。――澤村伊智氏、絶賛

    第17回ミステリーズ!新人賞受賞作ほか4編を収録

    僕の姉は実話怪談作家だ。本名にちなんだ「呻木叫子」というふざけた筆名で、民俗学でのフィールドワークの経験を生かしたルポルタージュ形式の作品を発表している。ある日姉の自宅を訪ねた僕は、密室の中で両瞼を己の髪で縫い合わされて昏睡する姉を発見する。この怪現象は、取材中だった旅館〈K亭〉に出没する霊と関連しているのか? 調査のため〈K亭〉こと影踏亭を訪れた僕は、深夜に発生した奇妙な密室殺人の第一発見者となってしまう――第十七回ミステリーズ!新人賞受賞作ほか全四編を収録する、怪談×ミステリの最前線。

    ■目次
    「影踏亭の怪談」
    「朧(おぼろ)トンネルの怪談」
    「ドロドロ坂の怪談」
    「冷凍メロンの怪談」

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    2026年08月16日
  • 赤虫村の怪談

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    連続殺人と怪異が背中合わせで進む私好みのシリーズ。辛口で言うならミステリとしてもホラーとしても弱いところがあるのだけれど、それを上回る魅力がある。作者の作品を読むのはこれで3冊目なのだけれど、とりあえず今のところ共通する感想は人がばったばた死んでいくなぁってところ。
    主要キャラが冷静沈着だから淡々と進行していくように思えるけど、展開はかなりジェットコースター。
    エンタメホラーミステリって感じで愉しく読めた。
    あと、読後はみんな鰐口さん好きになってると思う。

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    2026年08月02日
  • 冷蔵庫婆の怪談

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    ネタバレ

    呻木叫子シリーズ

    このシリーズはホラー要素もありつつミステリーが楽しめるので好きなんです。

    ただ名探偵としてのキャラはそれほど強くなく、謎の解決の渋々と言った感じのため、各話のつながりが最後で大きなカタルシスにつながるかというと微妙な気がします。

    今回で言うと旅人が連続殺人犯であることや、満月館に傾斜がある点は予想はついたものの、動機は不明瞭だと感じました。旅人を殺したギャラファンのうち牛腸が協力するのも弱くない?
    三日月館の存在や蘆野の妊娠エンドも少し唐突な気がして、星3つにしました。

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    2026年07月26日
  • 最恐の幽霊屋敷

    匿名

    購入済み

    多すぎ

    長編ホラーでありがちなことは、犠牲者が多くなり過ぎることだと思っています。
    そしてそれは良い結果をもたらさない。
    犠牲者が増えれば増えるほど、読者の恐怖心は反比例して醒めていくような気がします。
    まさにこの作品、序盤こそベタなホラーで気持ちが盛り上がったが。
    え?また死ぬの?一気にこんなに死ぬの?次もまた死ぬの?とんでもない人数が死んでる‥‥
    最終的に400人近くに迫る犠牲者が出ました。
    前代未聞。
    フィクションで怖がらせるなら、極力リアリティを持たせないと、ウソ過ぎて醒めます。

    ホラー小説は短編で犠牲者はせいぜい2〜3人くらいが、恐怖の鮮度保ったまま終われて良い。

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    2026年07月24日
  • 地羊鬼の孤独

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    中国妖怪のお話。
    影踏亭の怪談が面白かったので、作者読みです。
    最強な幽霊屋敷よりはこちらの方が好きだけど、呻木叫子には勝てないっていう感じです。
    日本の妖怪よりなじみがないだけに、中国妖怪は怖い。

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    2026年07月17日
  • 一目五先生の孤島

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    大島さんは呻木叫子シリーズとこの中国妖怪系のシリーズと二つ書いてく予定なんですかね?
    地羊鬼の孤独も中国妖怪系で怖かったけど、こっちも中国妖怪系の話。
    ミステリーとホラーの中間位の印象。結局人も怖いしお化けも怖いってことだな。
    変調課のメンバーが皆なんともいいキャラだったのが怖さの中で安心出来た。

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    2026年07月02日
  • 冷蔵庫婆の怪談

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    冷蔵庫婆と言いつつ、最初はハザコ男かよって思ったらちゃんと冷蔵庫から見つかっちゃうし。お探しのものって。
    あと、失踪が語られてた。年取らないみたいなのはなんか裏があるんだろうなぁ。しかも怪談に対する異様な熱意みたいな描写が強調されてる気がした。メロンのあと何があったか気になるなぁ。
    それにしても面白いんだけど、読んでるうちに伏線忘れちゃうんだよなぁ。メモ取りながら読むしかないのか。

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    2026年06月30日
  • 冷蔵庫婆の怪談

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    初読みの作家さん。
    シリーズとなっているようで、すでに4弾目なのに気づいて(しまった!)となるが、読み始めれば問題はない。

    四つの怪異の連作短編

    ハザコ男の怪談
    蘆野家の怪談
    冷蔵庫婆の怪談
    満月館の階段

    怪談作家・呻木叫子が、民族学を説明しながら不可解な謎を解き明かしていく。
    今までにはない切り口なので、戸惑いながらも奥深い民俗学に知らない世界に紛れこんだかのような気分になる。
    怖さもありつつ、ミステリーである。
    警察じゃないので結末はどうなんだ⁈という終わり方なのも気味の悪さを引きずる。
    蘆野家は…娘だけが生き残るのか?






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    2026年06月25日
  • 冷蔵庫婆の怪談

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    ネタバレ

    アイドルの淵脇飛鳥は呻木叫子を誘い、UMAハザコ男(オオサンショウウオ男)について話を聞きに行くことにした。数日後、話を聞いた人物が首なし遺体となって発見され…『ハザコ男の怪談』。
    蘆野蛍は、娘が25歳で死ぬという蘆野家の呪いについて調べ続けている。准教授の瀬島囁に呻木叫子を紹介してもらい…『蘆野家の怪談』。
    幻のミイラのロケに赴いた淵脇飛鳥は、冷蔵庫の中で屍体が見つかった事件から小学生の間で冷蔵庫婆という怪談が流行っていることを知る…『冷蔵庫婆の怪談』。
    蘆野蛍は友人の別荘に調査が入ると聞かされ、泊まりに行くことに。翌朝、友人の兄が頭部を切られた遺体となって発見されてしまう…『満月館の怪談』。

    呻木叫子シリーズ新作。
    呻木叫子生きてた!前回は時系列よくわからなかったから一作目より前なのか?とも思ったけど、今回は数年行方不明だったと記載があったので確実に最新。
    1話目で提示された冷蔵庫に詰め込まれた小学生の遺体、そこから始まる冷蔵庫婆に関する話が少しずつ広がり、4話目で真相が明かされる。なんとも言えない結末が悲しい。

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    2026年06月14日
  • 影踏亭の怪談

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    事実と怪異と過去が融合し、そして、一つの答えを浮導きだしてくる。独特の論理と倫理の世界観が強く印象に残る。怪異の霧に見え隠れする事実を見抜けるか。ある意味特異な構成は癖になりそうだ。

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    2026年06月14日
  • 冷蔵庫婆の怪談

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    呻木叫子シリーズ第4弾。連作短編集だが今回は各話がかなり密接に関係している。なんといってもタイトルのインパクトがすごい。
    ミステリとホラーが融合する作風で、怪異や呪いが存在する背景で人間が犯罪を犯すところがゾクゾクする。特に大足様の呪いは強烈で、ラストで選択を突きつけられた彼女はどうするんだろう…

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    2026年06月05日
  • 最恐の幽霊屋敷

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    2026.04.23

    あまりホラー部分には期待してなかったので深夜1人で読んだら怖かったー!ホラーメインのミステリはあまりないので、貴重な小説。
    そして自殺、他殺のオンパレードでこんなに死人が出る小説もないんじゃない?というほど。
    大島さんの小説は「影踏亭の怪談」以来だったけれど、よくも悪くもやっぱり登場人物が淡々としているなあという感じ。
    そして最後の潔い終わり方!

    一気読みする時間がなく何日かかけて読んだのもあって、登場人物と怪異と死人が多すぎてどれがどれだっけ?となるのでメモ取りながら読んだ方が良かった。再読しないと最後らへんどの怪異で誰が死んだか(殺されたか)わからなくなりました。

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    2026年04月23日
  • 一目五先生の孤島

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    これまでと作風はほぼ同じなのだが、展開がいつも以上に斜め上を行く作品。基本ホラー&ミステリだが、オカルティックバトルみすらある。
    この作者の作品は全て一定の超常現象ありきのスタンスなので、どこまで「アリ」かは意見が分かれるところだが、自分の場合はギリ「ナシ」かなあ。それはやりすぎよ…。けどシリーズ化必至だろうな。

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    2026年04月12日
  • 影踏亭の怪談

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    ネタバレ

    怪談作家の主人公が様々な事件に遭遇する話。

    一発目から襲われるわ弟が死ぬわで飛ばしてる。

    ドロドロ坂が好きだった。
    冷凍メロンはシュールだけど凶悪性が高め。

    最後に話が繋がったと思ったら行方不明でザ・ホラーな終わり方。

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    2026年04月12日
  • 冷蔵庫婆の怪談

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    ネタバレ

    【収録作品】
    ハザコ男の怪談
    蘆野家の怪談
    冷蔵庫婆の怪談
    満月館の怪談

    民俗学のフィールドワークの手法を用いて怪談を執筆する作家・呻木叫子が関わる四編のミステリ×ホラーを収録。
    解き明かせたとしても、みんなは救えないのがホラー。理不尽な選択が突きつけられる。

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    2026年04月12日
  • 最恐の幽霊屋敷

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    「最恐の幽霊屋敷」という触れ込みで貸し出されている物件。
    この設定は、なかなか面白いなと思いました。
    事故物件を逆手に取れたら不動産屋にもメリットありだわって。

    入居してしまうと引っ越しは大変ですが、幽霊好きの方には、アイランドキッチン付きのようなプレミアム物件なのではないでしょうか。

    しかし、物語はそうそう面白い方向には進みません。それらしき原因による不審死が相次ぎ、屋敷にまつわる怪異の歴史が、ルポルタージュのような形で語られていきます。

    帯には「ホラーミステリー」とあります。
    確かにそのようなラストを迎えるのですが、ホラー自体も続いていくような終わり方で、少々わからなくなってしまいました。


    全く関係ないのですが、
    むかーし読んだコミックで 大工さんのお父さんが自分の建てたよそのお宅の天井に隠し部屋を作って暮らすってのを読みました。
    「少年アシベ」だったと思う。

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    2026年03月07日
  • 地羊鬼の孤独

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    過去に事件があった場所で遺体の入った棺が次々に発見され、その棺の蓋には赤字で「地羊鬼」と書かれていた…
    中国の妖怪“地羊鬼”を扱ったミステリですが結構アッサリ目で読みやすい。怪異と事件の謎を絡めての二転三転の展開が楽しめた!

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    2026年03月07日
  • 冷蔵庫婆の怪談

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    怪談作家・呻木叫子シリーズ第四作。

    失踪から何事もなかったように帰ってきて、何事もなかったかのように仕事を再開している呻木に最後までドキドキしながら読んでいた。これまでのシリーズの内容から、何かあるんじゃないかと勘ぐってしまった。

    今回は児童が何人も殺され、冷蔵庫の中に閉じ込められるという連続殺人事件をベースに、様々な怪談話が展開される。

    サンショウウオ(ハザコ)になった男が次々と人を襲い喰らう「ハザコ男の怪談」
    大足様に守られる代わりに、その家に生まれた女性は必ず25歳の誕生日に自殺するという言い伝えのある「蘆屋家の怪談」
    小学生たちの間に流行っていた『冷蔵庫婆』の怪談を模倣したかのような連続殺人事件「冷蔵庫婆の怪談」
    幽霊屋敷との噂がある館で起きた異様な殺人「満月館の怪談」

    妖怪や霊や不可思議な出来事を取材した結果の呻木の原稿編と、実際の出来事や事件編とが交錯するように、不可解なことと物理的に解釈できる部分とが交錯し展開するのはこれまで通り。
    ただ怖さという点においてはそこまではなかった。
    後味の悪さや気味の悪さの方が残るという点では怖いと言えるかも知れないが。

    犯人は分かっても動機が分からないままだったり、理不尽な状況を回避する方法が分かっても、別のジレンマに陥ったり。

    そして何故呻木は年を取らないのか。行方不明中に彼女に何が起きたのか。知りたいような知りたくないような。

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    2026年03月03日