大島清昭のレビュー一覧
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呻木叫子シリーズが怖くて面白かったので、こちらも読んでみた。
暑くて堪らないので、この作品で少しは涼しくなるかと思ったが、呻木シリーズほどの怖さはなかった。
ただ、孤島で起きた連続殺人事件、密室、見立て…とかつて読みあさった本格ミステリーの要素てんこ盛りでワクワクした。
また孤島の歴史と中国の妖怪が絡んだり、舞台となった館が凄腕占い師が建てたとあって癖がありそうだったり、現代パートでは調査会社の面々がゴーストバスターズみたいに様々な機器を駆使して科学的に現象を解明しようとしたり、興味深い。
過去の未解決連続殺人事件と、現在の調査パートが交互に描かれる展開で、どちらも一人また一人と殺されて行 -
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ネタバレ独特の妖怪伝承と固有の民間信仰が生き続ける愛媛県の山村、赤虫村。取材で訪れた怪談作家の呻木叫子は村の名家、中須磨家で連続して起きた、妖怪伝承をなぞるような不可能状況下での連続殺人事件を調査することとなる。
舞台となる赤虫村他の地名、登場人物、各「無有(ないある)」「九頭火(くとうか)」「蓮太(はすた)」といった妖怪、そして中須磨家に伝わる"苦取(くとる)"信仰……全編これクトゥルーネタがふんだんにちりばめられている(妖怪のディテールも元ネタの邪神に準じていたり)。パロディ的に用いただけかと思いきや、終盤になるとにわかに妖怪譚、実話怪談風にとどまらない様相も見せて、日本 -
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ホラー下地のミステリーとして読んでいくと?となるけれど、ホラー小説として読むと大変楽しい。
多分オカルトを否定しつつも都市伝説とかの噂ではなく生活の下地として浸透している部分が見えるかなのではと思う。小説だから端折っているとはいえあまりにも簡単に受け入れすぎている気がするし。
現在に起きた儀式的な殺人事件の源流を探すために、過去の同じ場所で起きた事件を捜査する主人公と、憧れを深めていく先輩の刑事。凄惨な現場なのに、主人公の安直さというかアホさがあって重くならずに読める。
最後は、ああとなりつつも呪いの使い方に驚いたけれど、畑の箇所を読む限りそういうことかと怖くなる。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ孤島で館で殺人事件。でもってそこでは昔からのオカルト的な言い伝えがあって、そんな感じの見立て殺人。その30年前に起きた事件を調査しに来たらまたもや殺人事件が。
いいですね。あらすじだけでも大好物です。
オカルトミステリとしては「霊」という存在をあるものとして使ってるのが特徴でしょうか。あと前作となる事件があったっぽくてそちらは未読でしたが楽しむうえでは問題なかったです。
で。面白かったですけども・・・特に中盤くらいまでの展開は大変好みでした。
ただ犯人はあれ推理できる?そんな手がかりというか伏線とかありましたっけ?読み逃したかなあ?いかにもそれっぽい人を除いたらまあこの人なんだろうけど・・そ -
Posted by ブクログ
ネタバレ怪談作家・呻木叫子が取材した4つの怪談とそれにまつわる事件を収録。
8人の女性が殺害され、遺体を解体、遺棄された事件の現場でもある犯人宅、通称「バラバラ屋敷」。事件の15年後、肝試しに訪れた中学生が同級生の遺体を発見する「バラバラ屋敷の怪談」。とある少女の怪異「青いワンピースの怪談」。呻木叫子が取材に行った先で事件に遭遇する「片野塚古墳の怪談」。大学生が友人を探しに異界駅へ行ってしまう「にしうり駅の怪談」。
怖かった。普段ホラーはほとんど読まないものだから、モキュメンタリー(フィクション)であると知っていても怖かった。表題作については、もちろん怪談話自体も怖いのだけれど、それよりも事件の真相を