大島清昭のレビュー一覧
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ネタバレう〜ん微妙…。ミステリ、オカルト、意外性、色々と要素を入れたが上手く纏まらずにとっ散らかってる印象を受ける。オカルトに見せかけたミステリ、もしくはその逆という内容の面白い小説は色々あるが、これは個人的にあんまりだった。
味方に犯人がいたというどんでん返しが見所だと思うんだが、登場人物が少ないせいでそこまで意外性が無い。過去3件の密室殺人も読み応えが足りない。(マッチポンプ推理なので当然だが)
倫理観の無い犯罪者を野放しにするというストレスを打ち消すほど結末が強くないのが一番問題かも。
主人公が警察にしては純真すぎる。途中のたびたび挟まる自戒パートはこの可哀想な結末に向けてのものだろうが、それが -
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栃木県北西部の田舎町で、8人の女性が殺害され、体の部位ごとに遺棄されるという事件が。
その15年後、犯人の元自宅、通称「バラバラ屋敷」へ肝試しに訪れた5人の中学生男子たち。
鍵の掛かった屋敷内を覗いたところ、リビングに同級生の生首が置かれているのを発見する。
密室でどうやって、また何故彼は殺されたのか。
青いワンピースの少女の目撃談と、不気味な溺死の自殺。
人形の石が乱立する片野塚古墳で起きた撲殺事件。異界駅に迷い込んだ4人の大学生の悲劇。
呻木叫子もの第3弾。
2作目を読み忘れてる、と途中で気付いたけど、問題ないようなので読み進める。
連作短編で各事件の関連がジワジワと染み出してくる感じ -
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実はわたし、怪談は、あまり読まないんです。
でも、この本は本屋さんで見かけた時にあらすじを読んで、何か…気になったんですね。呼ばれた、とでも言いますか…。
感じるものがあったんです。あらすじを読んで改めて表に返した時、まず、装丁から目が離せなくなりました。指先は、本に触れたまま、もう離れませんでした。
なんて。
何書いてるんですかね。レビューを書けという話ですよ。
実はこの本、シリーズ3作目だったのにジャケ買いしてしまったせいで、そんなことも知らずに読んでしまったのですが、結果的にそれについては、全く問題なかったです。
4作の短編から構成されており、それぞれに呻木叫子と言う怪談作家が出てく -
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呻木叫子シリーズが怖くて面白かったので、こちらも読んでみた。
暑くて堪らないので、この作品で少しは涼しくなるかと思ったが、呻木シリーズほどの怖さはなかった。
ただ、孤島で起きた連続殺人事件、密室、見立て…とかつて読みあさった本格ミステリーの要素てんこ盛りでワクワクした。
また孤島の歴史と中国の妖怪が絡んだり、舞台となった館が凄腕占い師が建てたとあって癖がありそうだったり、現代パートでは調査会社の面々がゴーストバスターズみたいに様々な機器を駆使して科学的に現象を解明しようとしたり、興味深い。
過去の未解決連続殺人事件と、現在の調査パートが交互に描かれる展開で、どちらも一人また一人と殺されて行 -
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ネタバレ独特の妖怪伝承と固有の民間信仰が生き続ける愛媛県の山村、赤虫村。取材で訪れた怪談作家の呻木叫子は村の名家、中須磨家で連続して起きた、妖怪伝承をなぞるような不可能状況下での連続殺人事件を調査することとなる。
舞台となる赤虫村他の地名、登場人物、各「無有(ないある)」「九頭火(くとうか)」「蓮太(はすた)」といった妖怪、そして中須磨家に伝わる"苦取(くとる)"信仰……全編これクトゥルーネタがふんだんにちりばめられている(妖怪のディテールも元ネタの邪神に準じていたり)。パロディ的に用いただけかと思いきや、終盤になるとにわかに妖怪譚、実話怪談風にとどまらない様相も見せて、日本 -
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ホラー下地のミステリーとして読んでいくと?となるけれど、ホラー小説として読むと大変楽しい。
多分オカルトを否定しつつも都市伝説とかの噂ではなく生活の下地として浸透している部分が見えるかなのではと思う。小説だから端折っているとはいえあまりにも簡単に受け入れすぎている気がするし。
現在に起きた儀式的な殺人事件の源流を探すために、過去の同じ場所で起きた事件を捜査する主人公と、憧れを深めていく先輩の刑事。凄惨な現場なのに、主人公の安直さというかアホさがあって重くならずに読める。
最後は、ああとなりつつも呪いの使い方に驚いたけれど、畑の箇所を読む限りそういうことかと怖くなる。