大島清昭のレビュー一覧

  • 影踏亭の怪談

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    怪談作家・呻木叫子の活躍を描く連作短編集。
    表題作は叫子が自宅で瞼を髪の毛で閉じ合わされて昏睡状態で発見された事件を彼女の弟が調べてゆくという話だが、意外なオチに驚いた。どの作品も派手な怖さはなく、事件のほとんどに人為的な解決が提示されつつもじんわりとホラー要素があるという構成で面白かった。続編もあるようなので読んでみたい。

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    2024年10月30日
  • バラバラ屋敷の怪談

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    怪談作家・呻木叫子のシリーズ。
    なにげなくたまたま選んだのが先日読んだばかりの本のシリーズで結構びっくり。

    調べたら今回のは第三弾で先日読んだ「影踏亭」との間にまだ一作あるようで。
    おもしろかったです。なんか第一作と比べて話がこなれてきた感じで没入感であったり最後のまとまりがより綺麗になった印象。呻木叫子というキャラクターも前はなんともいえない不気味さみたいなものがあったんですが、今回はそれほど・・・冷静になってみると探偵役というほどでもないんだな。。ていうか前のラストの「ああああああああ」はどうなったんだろうか?読んでない第二作にそのあたりは書いてあるんだろうか?

    ところで異界駅のベクト

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    2024年10月23日
  • 影踏亭の怪談

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    ネタバレ

    実録系のホラー作家がフィールドワークの最中に、その曰くのある怪談を下敷きにしたような事件があってその裏に・・・みたいな。
    その事件そのものはコテコテの密室殺人だったりでミステリ好きとしてはほっこり。そしてどの事件も肝心の部分ははっきりせずに怪異の存在をほのめかして・・・というよくあるつくりと思ったら連作短編で最終話でああああああああああああ
    というそういう。
    なかなかに面白かったです。主人公である呻木叫子がなんとも不気味に感じました。一話で弟亡くなっても全然心動かされることもなく。終始、人となりがよくわからなくて・・・密室殺人の謎解きとかは短編だけにさらっと軽めですねえ。

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    2024年10月18日
  • バラバラ屋敷の怪談

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    久しぶりに読んだホラーミステリー。
    分からないままのホラー要素と謎解きがされるミステリー要素が混ざり合う感じは面白いが、やはり怖い(私にとっては)。
    シリーズものらしいのだが、この作品から読んでも特に支障はなかった。

    八人もの女性を殺害しバラバラにしてあちこちに遺棄するという事件の犯人が住んでいた通称『バラバラ屋敷』に肝試しに行った中学生たちが、鍵のかかった屋敷内で見つけた同級生の生首
    血なまぐさい事件が頻発する古墳で起きた、監視カメラに出入りの様子が映っていない被害者の不審死
    異界駅『にしうり駅』に迷い込んだ大学生グループの一人が密室状況で殺害された事件

    ここには挙げていないが、一番怖か

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    2024年10月05日
  • 影踏亭の怪談

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    2024-10-05
    1作目だけ読んだらやはり気になるもので、つい。
    期待通り、連作を通じての仕掛けがあって良き。その大仕掛けがやっぱり怖い。
    手触り的には雨穴作に近いけれど、ミステリの部分はこちらの方が骨太。
    惜しむらくは2作目のみ大仕掛けとの絡みが薄いことかな

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    2024年10月05日
  • 赤虫村の怪談

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    ネタバレ

    愛媛県山間部にある赤虫村には、独自の信仰と妖怪伝説が存在する。
    古くから伝わるクトル信仰と、暴風を呼ぶ「蓮太」、火災を招く「九頭火」、無貌の「無有」……。
    フィールドワークの為赤虫村を訪れた怪談作家の呻木叫子は、そこで妖怪伝説の災いを再現するかのような不可能状況下での連続殺人に遭遇する。


    『影踏亭の怪談』で新人賞を受賞した大島さんの初長編。
    『影踏亭の怪談』と呻木叫子という登場人物を同じくする同世界線でのお話ですが、時系列的には『影踏亭の怪談』よりも前になるのかな。

    H・P・ラヴクラフトの作り出したクトゥルフ神話世界に属するような、独自の信仰形態と妖怪伝説の残る村で起こる不可解な殺人事件

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    2024年09月28日
  • 赤虫村の怪談

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    ネタバレ

    密室殺人のトリックが妖怪や怪異と絡んだ民俗学ホラーミステリ長編だった。犯人は本当にあっていたのか?最後の終わり方が意味ありげで、ますます気になるし、謎が残る・・・。

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    2024年08月04日
  • 影踏亭の怪談

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    ミステリとホラーの融合の塩梅がよい。またあることは解決するが多くのことは「怪異なので理解できません」とあっさり手放されるのが実話怪談を読んでるなぁという気分にさせて実話怪談好きにもおもしろく読めた。ただ時々、同シーン内で視点主が一部分だけ変わる、という視点の混同が見られたので少し気持ちが途切れるところがある。

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    2024年07月20日
  • 赤虫村の怪談

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    ハウダニットに徹している感じだろうか。例えば、このロジックでこの犯人ならフーダニットを期待する読者はお呼びじゃない。その上で、ホワイの部分さえ、とってつけたような、明らかに破綻した(この理由なら最後の殺人は、自殺の偽装が完璧でなければならないはずである)理由が提示されるだけのいい加減さだから、ミステリとしては過大な期待はしないほうがよさそう。モキュメンタリーホラーとしては良い味を出してて楽しく読んだ。けれども、クトゥルー神話からの引用だよ? 愉しかったけれどさ、リアリティを気にしてはやれないはずで、こんなのとモキュメンタリーを組み合わせるのかい? とは思う。

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    2024年06月16日
  • 地羊鬼の孤独

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    遺体が入った棺が市内に放置されるという連続殺人事件が発生。手掛かりは人間の臓器を奪うという中国の「地羊鬼」という妖怪の名前のみ。
    妖怪をモチーフにしたホラーミステリーという最高の設定。
    ただし、後味は最悪と言えるでしょう…

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    2024年05月30日
  • 地羊鬼の孤独

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    全裸遺体の入った棺が市内で次々に発見された。動機の見えない一連の殺人を繋ぐものは、現場に残された中国妖怪「地羊鬼」の名前のみ。新米刑事八木沢は警部補林原とコンビを組み捜査を進めるのだが…。
    ホラーミステリーと銘打っているのですが、どっちも中途半端な感じ。どうせならホラーに振り切って欲しかった!読後感、あまり良くありません。

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    2023年11月03日
  • 地羊鬼の孤独

    ネタバレ 購入済み

    最後

    終盤最後の何ページまでかは非常に楽しく読みました。ぐんぐんページめくって、、でも結末。納得できなかったです。一気にファンタジーぽくなるというか、登場人物たちへの感情移入が全く出来ないんです。え、そんなことで殺しを?こんな結末のために何ページも読んでたのかと思うと意気消沈してしまいました。

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    2023年08月24日
  • 地羊鬼の孤独

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    ネタバレ

    本や帯の装丁が好みで、あらすじが面白そうだったため購入
    全体的な感想としては非常に読みやすい文章で面白い内容ではあった
    作者の出身地ということもあってか、舞台となった栃木県の風景描写がとても丁寧で、没入感と臨場感を味わえた
    怪異のモチーフだけでなく、時代背景や人物描写をよりリアルに見せるためのアイテムも丁寧に描写されており、しっかりとした取材や調査をされて書かれたのだなと感じた(商業向けの小説を書く上では当たり前のことだとは思うが)
    ただ、個人的には最終的に真相解明の時点では怪異はただの装飾となって、もっと現実味のある科学的な解答が用意されているのかと思っていたため、最後の最後まで怪異要素をし

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    2023年05月05日
  • 地羊鬼の孤独

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    ネタバレ

    推理小説は大抵犯人が捕まって綺麗にまとまり終わる物しか読んだことがなかったから、結末に驚き。
    サイコパスと呪いが噛み合わさって、そういう世界観もあるのだなと。心霊現象は信じてないけど、人の念は存在するしそれで人が殺せてしまうのかと、考えてしまった。あと人死にすぎ。
    続編でも出て、犯人は捕まって欲しいなぁ。

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    2023年04月24日
  • 地羊鬼の孤独

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    内臓が木製の模型と入れ替えらた遺体の入った棺が次々と見つかる。所轄の八木沢刑事は県警の林原警部補とコンビを組み捜査にあたる。
    犯人の動機はなんなのか。過去に起きた女児連続誘拐殺人事件と関連はあるのか?

    謎自体は魅力的な謎だったが、伝奇的な要素と推理的な要素がどちらも中途半端な感じがした。

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    2023年01月22日
  • 地羊鬼の孤独

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    最後の着地点がわかりやすかったので個人的には物足りなかった印象です。
    最後の着地点のためにか、案内図を見て目的地まで自分で歩く(考える)というよりかは、各所に案内人が立っていて「こちらに進んでください」と強引に誘導される感じがあまり好きではなかったです。(ひねくれているので……)

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    2023年01月18日