大島清昭のレビュー一覧

  • 影踏亭の怪談

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    ネタバレ

    ホラー小説かと思ってたら、ミステリー要素もガッツリ入っていて面白かった。怪異は起こるのだけど、人を殺めるのは人。怪談作家の主人公、「呻木叫子」(もちろんペンネーム。本名は梅木杏子)が、怪異と人の謎を解き明かしていく。
    短編が少しずつ繋がっていて、積み残された謎の真相が後の話でわかったりする。上手い。

    びっくりしたのは、最初に語り手として登場した杏子の弟が、1話目で殺されてしまったこと。杏子が追っていた事件の真相に肉薄した為、口を塞がれたのだ。そしてもっとびっくりしたのは、杏子が弟の死にさほどダメージを受けていない事。普通なら、自分のせいで、と自己嫌悪に陥いるところだ。怪異や犯罪に対する洞察力

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    2025年03月28日
  • 一目五先生の孤島

    ネタバレ 購入済み

    面白かったですー、最後まで一気に読んでしまいました。
    ミステリー、ホラー、2つのだいすきなものが融合してるお話、素晴らしかったです。
    シリーズになるんでしょうか?そんな感じの終わりだったので、、シリーズなら嬉しいです。

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    2025年03月02日
  • 影踏亭の怪談

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    めっちゃちゃんと本格ミステリーで、めっちゃちゃんと怪談でした。モキュメンタリ―に近い感じなのかな?表題作がデビュー作だそうで、それに連なる作品がちょっとずつ手を変え品を変え続く。こういうのにありがちな特化したキャラもいなくて正統派。たぶん主人公が一番やばい人なんだろうなぁ…

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    2025年02月13日
  • 一目五先生の孤島

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    ネタバレ

    倭文。ブンブン。葉月。ハッチ。リブラ。娘。まご。花。占い。未来の罪。かいち。正義。霊。ホラーっぽさも面白い。建物。扉。

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    2025年02月08日
  • 一目五先生の孤島

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    ネタバレ

    怖いけど曰く有りの無人島に霊の調査にやってくる現代の人達と三十年前の被害者の手記が交錯するストーリーはかなりワクワクした
    でも実際に3人も亡くなってるのに今の事件じゃなく三十年前の事件のほうの心霊調査を続けるのはさすがに逃げたりしたほうがいいのでは…!?と心配になった(船ないし部屋も密室なのに事件起こってるから逃げ場ないけど)
    これから8つの事件を解決しろというお達し、シリーズ化だよねきっと 楽しみ

    ちょうど今中国の歴史の本読んでるから楽しかった
    春秋左氏伝ってたしか殷時代からの年表が載ってる本だよね 妖怪の話も実際の話として本当の年表とごっちゃに書かれてるんじゃ歴史学者は苦労しただろうな

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    2025年02月07日
  • 地羊鬼の孤独

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    ミステリーをやりつつ、ホラーもしっかりやってて、最後はすべての余韻をホラーで押し流していくような話。色々あったけど読み終わった後の後味の悪さと薄ら寒さはホラーだなぁーと思った。
    個人的にミステリーの皮を被ったホラーは好きじゃなかったんですが、この本に出会って考えを改めました。面白かったです。

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    2025年01月14日
  • バラバラ屋敷の怪談

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    ネタバレ

    実際に人が起こした事件に、怪異が潜り込んでいる。または、怪異の中に人のリアルな行為がからんでいる。怪談作家・呻木叫子が採集した4つの短編。幽霊コワイ!人もコワイ!

    表題作である「バラバラ屋敷の怪談」。50年前に8人の女性が殺されバラバラにされ遺棄されるという、凄惨な事件が起きる。犯人は死刑になるが、15年後、現場に肝試しに向かった中学生達が、同級生の生首を発見。殺された女性達の怨念が?と思いきや、2つの事件には、意外な真相が隠されていた。連続殺人犯が、実は女性だったのもオドロキ。現場に出る女性の幽霊が4人しかいない理由も明かされる。この辺りは、怪異も絡んでいてゾワゾワする。中学生の生首事件も

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    2024年12月12日
  • 影踏亭の怪談

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    怪異は実在している。怪異現象もたくさん起こる。しかし殺人事件は人によるもの。
    怪異とミステリーが混在している世界観が面白く、そして恐ろしい。話自体は割と淡々と進んでいくのに、思わず声が漏れるほど怖かった。ホラー好きにもミステリー好きにもお勧め。

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    2024年11月24日
  • 影踏亭の怪談

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    怪談×ミステリーがパラで進む。4章の短編で構成されていて、最後の章での回収はお見事。活字で表現されて自分の想像力と相まった時に、こんなに怖いのかと驚いた。殊更に、最後の1ページビクッとした。

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    2024年10月20日
  • 影踏亭の怪談

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    ホラーが苦手な人でもミステリー要素があるため読みやすい作品。
    最後の冷凍メロンの怪談はタイトルで拍子抜けしたけど、割りと最後までしっかり楽しめました。

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    2024年10月18日
  • バラバラ屋敷の怪談

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    ネタバレ

    最後の最後までほんとにバラバラの短編集なのかと思ってたけど話が繋がっててオォ〜ってなった

    にしうり駅というのは創作なのかな
    荒唐無稽すぎてなんだったんだ…?という読後感

    呻木叫子さんシリーズは全編通じてクトゥルフ神話で日本に渡って土着神っぽくなっててイヤさがすごい

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    2024年10月16日
  • 影踏亭の怪談

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    YouTube【ほんタメ】で紹介されていた作品。怖いもの見たさで読みましたが、単純に怖いだけでなく、ミステリー要素もある作品で、ついつい読んでしまいました。ただ怖い作品ではあるので、読む人を選ぶ作品かなと思います

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    2024年10月09日
  • 影踏亭の怪談

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    久しぶりにかなり良い本に出会った。
    ホラーというか怪異や超常現象と本格ミステリーの融合。融合?ではなく、怪談作家の呻木のルポ形式な語りと事件が同時並行的に行ったり来たりして大変良い作品。4篇の短編集になってるが、4作目の後半で…いやぁすごいね。

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    2024年09月29日
  • 影踏亭の怪談

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    感想
    グロテスクでシュールな恐怖。だけれど確かにミステリーの風味。怨念を抱くのは死んだ人間も生きた人間も同じ。どう実現するか。それが違い。

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    2024年09月24日
  • 赤虫村の怪談

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    ネタバレ

    トリックは非常にわかりやすく、大掛かりと言うほど大掛かりではないし、ヒントとなる要素も張り巡らされてるので、そういう意味では読みやすい作品でした。

    ただ、叫木の原稿が随所に出てくるのがなんとも水増し感というか、この部分が読みづらくしている感じは否めない。
    ここ部分がなければもう短編だしなぁというところでもあり、物語をある程度分厚くするのには貢献しているので、一種のフレーバー要素なのですが…。

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    2024年09月18日
  • 影踏亭の怪談

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    ルポタージュ形式で綴られる実話怪談風ミステリ。
    特に『影踏邸の怪談』から『朧トンネルの怪談』へ繋がる展開で衝撃を受けた。こうきたか!
    そして「最強の幽霊屋敷」同様、最後の最後まで油断できない。
    このラスト、好みです!!
    あれ?この文章、矛盾してない?と思わせる矛盾した手法(らしい)でいっそう気味の悪さを増幅させる。
    おもしろかったです。

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    2024年09月16日
  • 影踏亭の怪談

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    ホラー(非現実的)とミステリー(現実的)のどちらも両立させながらちゃんと融合できててとても良かった。

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    2024年09月03日
  • 影踏亭の怪談

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    4.2点
    こっわ!おもろ!
    ミステリーとホラー(怪談系)が絶妙な塩梅でミックスされており、ミステリーファンもホラーファンも、どっちも満足させてくれる最&高!な作品でした!

    ラストの衝撃と鳥肌をみんなにも感じて欲しい!

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    2024年08月16日
  • 影踏亭の怪談

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    主人公のルポと取材時の状況などを交互に読んでいくような作品。
    ホラー(怪談)とミステリーを掛け合わせた短編集。
    ホラー(怪談)としてゾクゾクするような作品でありながら、ミステリーとしての側面も持ち合わせていて面白い作品。
    最後の終わり方もまたこの作品のホラー(怪談)とミステリーの部分を表しているのではないかと感じた。

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    2024年08月07日
  • 地羊鬼の孤独

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    ネタバレ

    この作者さんの他の小説、淡々とした語り口に怪談や怪奇現象と人間の犯人がいたりと両方楽しめてかなり好きだったのでこちらも読んでみた

    女刑事さん、最初の廃墟の病院で笑ってたりかなり変だったからこの人が犯人の場合もありそう…と思ってたら黒幕だった
    密室の作り方が言葉だけの説明だからなかなかピンとこなかった(いまもよくわからない)

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    2024年07月29日