大島清昭のレビュー一覧

  • 最恐の幽霊屋敷

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     『最恐の幽霊屋敷』と謡われる物件で次々に起きる入居者の不審死、一人の霊能力者の殺害事件と彼女がかつて封じた強大な八つの霊、囁く人形達や謎の足音といった怪異の数々など様々な恐怖が襲い掛かるホラーで、思わず戦慄する怪異の描写と不可能、不可解が入り交じったミステリー要素が面白く一気読みだった。

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    2025年10月24日
  • 影踏亭の怪談

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    久しぶりにホラーを堪能しました。近年稀に見る面白さに、私は本書を誰かに紹介したくてうずうずしています。怪談話には、不可解で、奇妙な出来事がつきもので、日常的にはあり得ない珍事が起こったりするものです。本書は、それが幽霊や祟りの仕業で片付けるのではなく、謎解きをしているところが多いのです。おそらく、著者の心中には、結局いろんな悪さするのは生きている人間であり、悪霊とか祟りはそれぞれの土地の歴史伝承である、というものがあるのではないかなぁ。でも、怪談なので、不可解な出来事も残され、恐怖を掻き立ててくれます。
    著者の他の作品も読みたくなりました。

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    2025年09月02日
  • 最恐の幽霊屋敷

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    最後、プツって急に終わってる…
    だけどこの終わり方でいいんだと思いました。
    フジテレビで放送してた「憑きそい」みたいに、深夜枠ドラマでそうっと映像化して欲しい。。

    栃木にある幽霊屋敷のお話で、そこに住んだり訪れたりした人々の様子が年代ごとにまとめられていました。
    時系列で進んでるから、とても読みやすかったです。
    それでも、幽霊屋敷となってしまった過去の出来事とか、各話に出てくる人同士関係があったりとかで、ページ戻って確認しながら読まないといけなかったけど。
    (でもそんな苦痛な作業ではない)

    途中で、多分この人が災いの関係者なんだろうな…って予測できたけど、予想を上回る展開になったのが面白か

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    2025年09月02日
  • 赤虫村の怪談

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    ネタバレ

    大島清昭の呻木叫子シリーズ第二弾。前作「影踏亭の怪談」から、まさか続編が出るとは。。。嬉しい限り。

    様々な妖怪、怪談が蔓延る愛媛県の過疎村、赤虫村。その村の名家、中須磨家の一族が妖怪になぞらえて順番に死んでいく。。。

    ラブクラフト×怪談。
    赤虫(アーカム)、苦取(クトルゥ)、無有(ナイアル)等、もう駄洒落じゃないかと笑。それぞれの邪神たちの特徴を捉えた怪談となっており、クトルゥ神話が好きな人は楽しめたのではないか。
    前作のように、ラストに向けて伏線がこれでもかと言うほど回収される様な作りにはなっておらず、ミステリ色は薄い(というか、あのトリックは今の時代怒られるのでは笑)。ただその分、クト

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    2025年09月02日
  • 赤虫村の怪談

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    怪談パートは怖くって、それよりも謎が本格的で最後はどうなるのかすごくワクワクして読みました!

    ………謎解明部分にはもっとチカラをいれれば神作となったであろう作品。

    だけどこれはこれで、素晴らしい作品。


    次作もあるから楽しみ。


    ぜひ〜

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    2025年08月11日
  • 最恐の幽霊屋敷

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    なかなかどうして。ミステリとしてはいろいろな死と密室が絡み合いながらホラーの道具立ても抜群でめっちゃ好き。

    2974冊
    今年202冊目

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    2025年07月30日
  • 最恐の幽霊屋敷

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    これ、これ!やっぱりこういうのです。ホラーに求めているのは。怖い。怖いけど面白い。旧家のいかにもという雰囲気、これぞジャパニーズホラーというべき作品。目の端を過ぎる影、深夜に鳴らされるインターホン。日本語ではない人形からの囁き声。ホラー好きには、たまらないシチュエーションばかりです(°▽°)家族が寝静まっている真夜中に1人で読んでいると、なんか本当に出てきそうで怖かった。そして終盤はミステリー要素も加わり。でも、この辺はあってもなくても、どちらでもいいようには感じました。また、続編も出してほしいです!

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    2025年07月19日
  • 影踏亭の怪談

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    いきなりの猛暑がやってきたので怪談を読みたくなり手をだす。

    「影踏亭の怪談」「朧トンネルの怪談」「ドロドロ坂の怪談」「冷凍メロンの怪談」が収録されてます。

    怪談でもあり本格ミステリー!!

    怖いままでは終わらなく最後はスッキリと解決……そして…最後にまたゾクゾク。

    2作目も楽しめそう。


    ぜひ〜

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    2025年07月01日
  • バラバラ屋敷の怪談

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    初めて読んだ作家さんで、
    はじめの「バラバラ屋敷の怪談」は
    ミステリー要素強めだったけど、
    全体としてはホラー寄りかな。

    タイトルとしては青いワンピースの少女の
    方が良いのではと思った。

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    2025年04月29日
  • 一目五先生の孤島

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    ミステリーとホラーとエンタメが上手く融合してて最後まで楽しめた。欲を言えば、館の見取り図が欲しかったかな。ブンブンとハッチはいいコンビになりそうなので、次作も楽しみ!!あのラスト、8作続くっていう伏線ってことで期待!!

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    2025年03月03日
  • 一目五先生の孤島

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    ネタバレ

    この作者さんの本は全て読んでいます。
    今回も凄く怖く、面白かったです。
    シリーズかしてくれたら嬉しいです、ありがとうございました!

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    2025年02月04日
  • 地羊鬼の孤独

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    ネタバレ

    連続未解決事件、中国の妖怪、怪奇現象、都市伝説などホラーとミステリー好きにはたまらない要素がたくさん詰め込まれた作品でとても面白かった!!

    物語の合間に、その地域に伝わる都市伝説をインタビュー形式で載せていたのもその後のストーリーに繋がる良いスパイスになっていて読んでて飽きない。

    10年前の連続児童殺害誘拐事件と地羊鬼事件、その被害者が関わっていた自殺として処理されていた事件、いろんな謎が謎を呼び、そして起こる怪奇現象。。
    容赦なく人が亡くなってしまうから恐怖が増した。

    そしてまさかの結末……
    私も船井が怪しいと思っていたけれど、まさかまさかの林原だったとは、、、!!!
    でも船井もやはり

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    2024年11月09日
  • 赤虫村の怪談

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    民俗学の知見を生かしたルポ形式の実話怪談を著す作家・呻木叫子が主人公の二作目。前作『影踏亭の怪談』は短編集だったのに対し、こちらは長編。
    愛媛県の山間部にある"赤虫村"。廃寺に現れ、見たものに災厄をもたらす"無有"。空を歩き、冬の間の神隠しの原因とされる"位高坊主"。明るい光を放ち飛び回り、火災を招く"九頭火"。黄色い雨合羽姿で現れ暴風雨を予言する"蓮太"。そして、村の名家によって奉られ、名家の一族の願いのみを叶える"苦取"…。
    独自の妖怪伝説がある赤虫村に叫

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    2024年08月20日
  • バラバラ屋敷の怪談

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    シリーズ物のようだけれど、前作を読んでいなくても問題なさそう。本当の怪異と人による事件がうまいこと絡み合う展開。空飛ぶ生首や瓜頭など、どこか荒唐無稽に感じられてあまり怖くはなかったかな。

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    2024年08月11日
  • 影踏亭の怪談

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    怪談作家・呻木叫子。民俗学の知見を生かし、ルポ形式の実話怪談を著している。叫子や叫子の周りの家族・友人たちが見舞われたのは、密室に関連した怪談だった。
    連作短編集。

    表題作「影踏亭の怪談」
    叫子が自宅で拘束されて、瞼が髪で縫い付けられているところを弟が発見する。ラストが驚きだった。いつの間にそんなことに…。
    「朧トンネルの怪談」
    入り口付近を撮影していた…ということにはこんな抜け道があるんだな。
    いくら好きな人のためとはいえ、そこまで出来るのか。
    「ドロドロ坂の怪談」
    色々な怪異が混じった怪談という感じがした。お化け?幽霊?は、誰を探しているのだろう。
    「冷凍メロンの怪談」

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    2024年08月09日
  • 影踏亭の怪談

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    ホラーとミステリが融合した傑作短編集。「ホラー」パートの奇妙な現象は心をざわつかせ、「ミステリ」の解決編パートは「ホラー」パートの怪奇な現象の謎が氷解するカタルシスが得られる。特に標題作『影踏亭の怪談』と最終話『冷凍メロンの怪談』はラストの衝撃が大きかった。ミステリ・ホラーファン必読の一冊。

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    2024年06月08日
  • 地羊鬼の孤独

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    ネタバレ

    日本や中国の鬼や妖怪や幽霊の蘊蓄は楽しく読めたけど、うーん。とりあえずサイコパスがいっぱい的な話だった。

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    2023年01月02日
  • 地羊鬼の孤独

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    今までのシリーズとは別の新作。前作も読みましたが、こちらは間違いなく最高傑作。最後に「怖っ!」と震えて終われて、妖怪、呪い、幽霊と盛り盛りで、満足感が凄いです。次回作も買います!

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    2022年12月05日
  • 地羊鬼の孤独

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    ホラー、心霊スポット、呪い、中国妖怪、連続猟奇殺人…。興味をそそられるワードたち。
    話が進むにつれて、怖くなる作品でした。
    様々な要素が混ざっていて、とても楽しめます。
    ホラー多めですが、新米刑事視点で話が進むミステリーでもありました。

    でも、いちばん怖いのは
    ホラーじゃない部分なのかも知れないですね。

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    2022年11月21日
  • 紙魚の手帖Vol.23

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    とりあえず、読みたいイギリスのミステリー特集の所は読んだ!
    早速、5冊チェックして何冊か買ってしまった。

    なるほど、年6回刊行の本の雑誌だった
    小説新潮とかと同じように、連載小説も有る
    まあでも、今のところ定期購読へしない

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    2025年11月09日