三香見サカのレビュー一覧
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そうか、薫子の為だけにケーキを作ろうとすれば自然と彼女の家族も食す形になって、それに凛太郎が巻き込まれる構図となるのか
普通のラブコメなら彼女の家族との対面というニヤニヤイベント
でも千鳥と桔梗という壁を持つ二人の場合は親から妙な目で見られる可能性もあったのか
それを多少理解しつつも、薫子の家族に「ちゃんと挨拶したい」と立ち上がった凛太郎は立派だね。…裏では超ビビってたけども(笑)
緊張する空間。けれど、薫子の家族は本当に良い人だったね
凛太郎を引っ張って家に連れてきてくれた洸介、凛太郎の外見ではなく中身を見てくれた楓子
特に楓子の言葉は何もかもが染み渡る良さを含んでいるね
第1巻では声を掛けただけで相手を怯ませる迫力を備えていると描写されていた凛太郎の外見。それは偏見を抱くのも仕方ないかも知れないもの
けど、凛太郎が心を込めて作ったケーキから楓子が彼の中身を知っていたなんてね
それは奇しくも薫子が凛太郎に魅了されるきっかけと似たようなもの。凛太郎のケーキや人との接し方は彼の優しい中身をこれ以上なく伝えてくれるもの
それに気付いてくれる人が居るという事実にこちらまで優しい気持ちになってしまったよ
凛太郎が薫子の家族に受け容れられて又一つ恋人として良い変化を踏み締めた状況で薫子が気にしていたのは名前呼びか
そういや、薫子って初期から一貫して「凛太郎くん」呼びだったけど、凛太郎は「和栗さん」呼びだったっけ。恋人になったからと言って名前呼びする必要はないだろうけど、薫子は名前呼びされた瞬間に喜びを感じてしまったわけで
もう一度呼んでほしいと「むん…」となる彼女は可愛らしかったね
……というタイミングでとんでも無い事態に
そりゃ二人が付き合っていればいずれ生じる問題だったのだろうけど、幾ら何でもこのタイミングで起きるなんて…
千鳥と桔梗の壁、翔平達は薫子や昴に悪気が無かったと知って彼女らを受け容れた。それは薫子達も同様
でも、そうした背景を知らない桔梗の生徒なら凛太郎を見てあのような反応をするのは当然の話で
だというのに、凛太郎を気遣って何でも無いような表情をする薫子は強いね…
でももっと強さを意識しているのは昴なわけで
薫子が遅れて登校した際に昴は何と言って亜由美達の相手をしていたのだろう……。薫子を護りたいという昴の覚悟が突破口になったのは確かだけど、その行動はどこか危うさが有るよ……
兎も角、用意された話し合いの場でも亜由美達の態度に変わりはなく。ああいった姿を見ると、むしろ薫子を入り口に凛太郎達を受け容れた昴の方が特殊だったんだろうなぁと思える
だからこそ、あの空気の中で堂々と「千鳥のこと 特になんとも思ってないし」と言えたまどかの存在が本当に特異点であると感じられるね
桔梗の教師によって刷り込まれてきた千鳥への嫌悪感。それに呑まれず薫子達の主張する「いい人たち」を信用する
そのようなまどかが居たから、積極的に和解へ動く昴が居たから、空気は変わったのだろうね
この感じだと文化祭で彼らと彼女らは出会う感じになるのかな?余計な騒動に発展しないと良いのだけど…… -
Posted by ブクログ
思いがけない告白の続きをする為に夏祭りに出向いた凛太郎と薫子。二人共これから先に自分達が何を口にするかなんて判っているから緊張してしまう
でも、それではこの一瞬を楽しめないわけで
まずは夏祭り巡りをする二人の様子は良かったな
そして訪れた告白の瞬間
凛太郎が付き合う意味とか、自分の身勝手さとかに向き合って、それでも欲した薫子との踏み込んだ関係
凛太郎が告白したなら、新たな関係を望むのは凛太郎の我儘という事になってしまうかもしれない。だからこそ薫子が凛太郎を好きになったのはもっと前なのだと、当たり前のような優しさを自分に捧げてくれた人を好いたのだと伝えてくれた展開は本当に良かった
「好きです」「付き合いたい」は凛太郎だけが思っているわけじゃなくて、薫子だけが思っているわけじゃなくて
二人が同じくらい想っているから一方通行にならない。そこに籠められた温もりにこちらまで心がじんわりとしてしまうね
あと、薫子って凛太郎と会う時はちょっとお洒落した感じに整えているとは以前から感じていたけど、それが凛太郎が薫子の存在をしかと認識する前からだったなんて思わなかったな
この子の健気さにはいつも感嘆してしまうよ
そんな彼女でも諦めかけていた時期に何の気無しにレジに現れた凛太郎は薫子にとってどれだけ救いの存在であり、もう一歩の勇気を与えてくれる存在だったろうね
第1巻を読んだ際は大食いしているシーンを見られた恥ずかしさとか、凛太郎との会話に慣れてないと単純に受け取っていたのだけど、どうやら真相は可愛らしいものだったようで、そこにも微笑ましさを感じてしまうね
あの瞬間にこそ二人の本当の始まりはあったんだねぇ
そうして新たに始まった恋人としての日常。メッセじゃ物足りなくて直接通話して、会える時間を大切にして
以前と同じようにできる部分も有るけど、以前と違うと思えば緊張してしまう部分もあって
そういった初々しさを伴う二人の逢瀬は瑞々しさに溢れているね
二人の時間は落ち着きを保ちつつも良い雰囲気に昇華しつつ有る
なら気になってくるのは二人が属するグループでの立ち位置か…
色々な事に気を回す二人だから気付いてしまう皆が気を遣うのではないかという点。だからきちんと話そうと思う
もうその時点で温もりに溢れていると思うのだけど、これに対して翔平が至極当たり前のように喜ぶ様子は良いなぁ。というか良すぎるなぁ…!
他の三人も凛太郎達の想いを汲み取って、「気にするな」と言葉にして伝えてくれるのは最高ですよ!
…と、人のぬくもりに感動させられた光景の横で昴だけは現実的に物事を見ていたようで
この一線を引く感じがいずれ昴だけが辛い目に合うなんて事態を呼び込まなければ良いのだけど……
話は変わって朔の誕生日に移りますか
ていうか、サプライズにしたいと言った先からグループチャットに書き込んじゃう翔平がウケる(笑)
これ、朔はどんな顔で見ていたんだろう(笑)
そんな面白おかしい会話の中で凛太郎に課された大切な人の為のケーキ作り
まだ上達途中の凛太郎にとっては負担の多い荒行。それでも「笑ってほしい」と奮闘する凛太郎は良い顔をしていたね
そうして訪れた夏沢家。もしかして妹さんは曲者だったりするの……? -
Posted by ブクログ
凛太郎を中心に集った薫子達桔梗の生徒と翔平達千鳥の生徒。以前は確かに壁が存在した筈なのに、何の垣根も感じさせずにゲームに興じる様はとても良いものだね
しかもその繋がりを基に勉強会まで開催されますか
…まあ、そこで学力差が如実に出てしまうのは流石に笑ってしまったけど。千鳥の中では頭が良い部類に入る朔が問題は解けても人に教えらる事は出来ないとか意外な弱点も明言されたし
明るい雰囲気の中で催された勉強会のお陰もあってか、参加した6人は中々に良い成績を残せたようで
ここで各々に対する両校の生徒への接し方の違いが印象に残ってしまったな…
千鳥の教師は冗談を交えつつ凛太郎達の努力を称え、更には夏休みを全力で楽しんでこいと勧める
桔梗の教師は笑顔も見せず生徒も褒めず、そして脅すように夏休みも勉学に励むように戒める
以前、桔梗と千鳥の対立は桔梗の教師が抱く感情が原因みたいな事がちらっと言及されてたけど、その一端を見た気がしたよ…
だからこそ、その直後の両校生徒のリアクションに目を見張るものがあったかな
桔梗の生徒は千鳥を下に見つつも楽しんでいる様を「…いいなぁ」と呟いた
千鳥の生徒は桔梗の噂話に花を咲かせつつ、勉強ばかりの日常を「すげーことだよな」と称賛した
両校の間にあるカーテンはまだまだ壁のように分厚いままだけど、それがいずれ変わるのではないかと思えたよ
翔平の問いかけを契機に薫子への気持ちに悩み始めた凛太郎
本人としては薫子に惹かれる気持ちは有るようだけど、「付き合いたい」はまだ遠い感じかな
自分達の関係に求める光景が控えだから、付き合う自分と薫子も想像できないし意味も思いつかない
でも絢斗が言うように或いはそこまで考える必要はないのかもね
そうして凛太郎は絢斗との会話で幾らか持ち直したようで
グループトークの最中に「付き合ったらどんな会話するんだろう」と想像するようになれたのなら、少しは進展した証かもしれない
凛太郎達と薫子・昴が同じグループを形作って更に両者の繋がりが深まる様子に微笑ましい気持ちになっていたら、昴から驚きの情報が
気になる子の誕生日。あっさり終わらせたくないが、かと言って何を贈れば良いかも判らない
ここで倫太郎が自分にとって身近なものであり、薫子との出会いのきっかけともなったケーキに回帰するのは良い展開
倫太郎は薫子の為にケーキ作りを学び始め、薫子は自分の誕生日に倫太郎から誘われた事にドギマギして
次巻もまた心温まる描写が所狭しと展開されそうだ -
Posted by ブクログ
凛太郎に詰め寄る昴の存在は凛太郎に忘れてはならない事を突き付けるね
桔梗と千鳥には酷い対立が有る。凛太郎と薫子が青春溢れる感じに距離を詰めれば、その様を見た両陣が何を言い出すか判らない。それはもしかしたら薫子を傷つけるものになるかもしれない
…そう考えると、本作は少し「ロミオとジュリエット」っぽさが有るかも。中心にいる若い男女は純粋に愛を育もうとするけど周囲が許さない
ただ、昴は本当の意味で二人の恋愛を邪魔しようとしているのではなく、心から薫子が心配だから凛太郎にもキツく当たっているようで
不器用で余裕がなくて、でも一生懸命。そこに籠められた昴の人柄を凛太郎は感じ取れたようだけど、だからって「はいそうですか」と従える程に凛太郎の感情は軽くない
その矛盾する感情の矛先が向いてしまった先が朔達か…
彼らだって友達として凛太郎を心配しているし、隠し事をされている点を悲しいと思う。それを多分判っていてなお拒絶した凛太郎による苦しみは両者を傷つけるもの
なのに、あんな手酷い言葉は「凛太郎が自分達に感情を伝えたもの」と解釈する絢斗は良い奴だなぁ
優しい人の周囲には優しい人が集まる法則でも有るのか
なら、優しい薫子の近くにいる昴が優しい人間で無い訳がなくて
凛太郎との間に生じた諍いを明かすに留まらず、自分の身勝手を薫子に謝った。それは昴の誠意の現れなんだけど…
薫子はそんな昴以上に優しい人間なんだなと10話を読んで再認識。でもそれはもしかしたら自分の望みを押し隠す事で発せられる優しさかもしれなくて。104ページの笑顔は辛い…
行き詰まりかけた薫子と昴。そんな二人を救うのはこれまでに培われた二人の関係性ですか
雲梯から落ちて痛そうな薫子に涙してしまった時、「へーきだから」と笑ってくれた薫子に救われた昴
雲梯から落ちて痛かったけど、自分の代わりに大泣きしておまじないまでする昴のお陰で痛みが引っ込んだ薫子
薫子は昴の優しさに助けられて、昴は薫子の優しさに助けられてきた。どちらかがどちらかに寄り掛かるのではなく二人が二人を支えている
なら、薫子を支える昴が薫子の「好き」を邪魔するわけがないんだよね。気持ちを切り替えて凛太郎に向き合い直した昴は素敵
昴に薫子との逢瀬を許されて、彼女とも友達になる約束をした。中間テストでは赤点を回避しているし、目先の問題はある程度クリアした状態
残っている大きな問題は友達と仲違いした状態の解消。母との会話も有って、そこへ向けて動き出した凛太郎は果たして何を言うのだろうか?
まあ、まずは密会現場を押さえられた点への言い訳だろけど(笑) -
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や~もう~かっわいい。
こういうむずがゆいほどの少女まんが読むの久しぶり、と思ったら少年誌で(笑)。
タイトルで文学風だし気になってました。なるほど二人の名前が入ってるんですね、素敵。凛と言う名であのルックス、そしてケーキ屋さんとギャップで笑わせるの上手いなぁと思ってました。 -
匿名
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主人公の紬凛太郎は付近でも有名な底辺校である都立千鳥高等学校に通う16歳の少年。
何故有名なのかというとそのとなりに建っている学校が私立桔梗学園高等学校という由緒正しきお嬢様学校だからだ。
桔梗の生徒たちは千鳥の生徒たちを露骨に嫌っており、それが千鳥の生徒たちから反感を食らっているという悪循環だった。
ただ校舎が隣り合っているだけだが桔梗の校舎のカーテンは硬く閉じられたままで両校の溝の深さを象徴しているようだった。
凛太郎には同じ学校の友人たちには秘密にしていることがある。
実は家がケーキ屋ということもあり仕事が忙しい時は親の頼みで店番に駆り出されているという事だった。
ある日店番をしていた凛太郎が見たのは小さな身体の女子がそのキャパに見合わないような量のケーキを食べているという光景だった。
自分の見た目の怖さからか彼女を驚かせてしまったと思い込んだ凛太郎だったが彼女はまた店を訪ねてくるのだった……。
凛太郎も薫子も真面目で一生懸命なところがかわいかった。
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思い出
誕生日プレゼント!上手くいってよかったー。流石はケーキ屋の息子というのか、クオリティが高い…。商品ですと言っても良いくらいでは?お父さんの指導が良いのかしら?その後のケーキ屋を継ぎたい発言に対する夏休み全日修行できるな?からのデコピン。冗談だったのに…。をお話とプロフィール2回で回収しているところが好きです!お父さん真面目なお茶目さんや…。
海での昴ちゃんの告白。そして線香花火の事件…。
さて、夏祭りでは何が起きるのか。次巻のお話が楽しみです! -
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みんなで作る思い出
紬くんが金髪なのはやはり遺伝的なものではなく、染めたからだとわかり、あれ?お母さんは??と思いましたが、理由がわかり感動しました。母の愛は偉大でした…。赤点回避!勉強会では、みんなが思い思いに勉強を頑張っており、青春してるなぁと感じました。クラスメイトとボーリングに行く際、紬くんのことをいじった宇佐美くんが2人に肩を叩かれていたシーン。その後普通に過ごしていたので何も気づかなかったのですが両肩が痛いという間話のイラストがあり、あ!ケンカ強い2人加減しなかったのか…と気付きました。宇佐美くん、うたれづよくなってね!
さて、紬くんの初めてのケーキ作り。上手くいくのか、どんなものができるのか次回が楽しみです! -
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紬くんの過去
隣接する二校は仲が悪い為、凛太郎は薫子ちゃんと昴ちゃんのことを友人に打ち明けられずにいた。そして、この隠し事がきっかけですれ違いが生じてしまう。悩み抜いた末、凛太郎はある日の放課後、薫子ちゃんと昴ちゃんを呼び出し、お願いをします。あいつらに、この関係の話をしていいか?居場所がないと思った俺に初めてできた居場所なんだ。
2人は紬くんの信頼する人なら大丈夫!もちろんいいよ!と返してくれました。
その後喧嘩に巻き込まれたりとハプニングがありましたが、紬くんの友人達と薫子ちゃん達の交流がスタートしました。そこで明かされる紬くんが金髪・ピアスにした理由。それはとても素敵なきっかけでした。 -
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第一関門突破!
見た目ヤンキーな紬くん。前巻で図書館に行った際、学生の子たちが勉強しやすいように席をそっと譲っていました。そのことを電車で感謝され、
「電車、冷房聞いてないのかな」と一言。
かわいい!!真っ赤な顔が出るより、言葉の方が
照れが隠れてさらに照れ度が増す気がします!
保科さんとの会話をキッカケに仲が悪い高校の
生徒と言う言葉の重さを感じる紬くん。和栗さんとの距離を掴みかねています。そんな紬くんに
「元気がない時はいっぱい食べるといいよ!」と
励ましの言葉。彼女の優しさが全面に出ており、悩みがどこかへ行ってしまうくらい癒されました。
そして、ロミオとジュリエット展開は互いが一緒にいたい。周りなんて気にしない!ではなく、周りに指を刺されない、平和に2人が一緒にいる方法を探す展開に。ひとまず遠く出会うことになり、解決しましたが、紬くんsideの悩みが発生。仲良し4人組に戻ることができるのか?次巻の展開が楽しみです!