武富健治のレビュー一覧

鈴木先生 6巻

武富健治

5巻で、夏祭りの見回り中に生徒と恋人が鉢合わせしてしまった鈴木先生。。
恋人の妊娠が発覚して結婚に向けての挨拶や準備をする反面、生徒のことが気になる先生。。
って私もすんごく気になってたよ！

どうなるんだよ、6巻ーっ！！

と思っていた第6巻ようやく発売しました！
遭遇してしまった中村と小川以外にも目撃していた生徒がいたため、あれよあれよと登校日に先生を囲んで集会（つーか弾劾裁判（汗））を行うことに‥。

これが、また‥なんというか、1巻から‥いや、1巻以前から鈴木先生が生徒達に巻き続けていた種が、それぞれの生徒の中で芽吹く瞬間が多々あり、同時に「できちゃった結婚は是か否か」に絡んだいろんなあらゆる考えや問題が発生してきて、一瞬も眼が離せないほどスペクタクルで面白い！！

ただ一つ懸念が、中村と疎遠になってた入江を抱き込んで神田マリが集会の現場を盗撮していること。

もちろん、集会自体河辺の「うひゃ〜〜！！」な発言で以下次回！！！なんだけどね。
これがこのあとどう転ぶのか、ますます眼が離せません。

でもこの巻を読んで改めて1巻から5巻までを読み返したくなっちゃった。相変わらずめっちゃくちゃ面白い「鈴木先生」でした。

掃除当番

武富健治

この人の書く少女日常は凄すぎる。
誰も書かなかったことを描いた。

ぎょっとした
とても衝撃を受けた。

鈴木先生 5巻

武富健治

「手のかからない子の心の摩耗」、深いなぁ。

この漫画は切り口が鋭いを通り越して『怖い』のレベルにまで達してるわ。まだ５巻は既巻に比べて鈴木先生の苦悩っぷりが抑えられてましたけど。なんだろうなぁ、作者の、怨念というか。漫画なんだけど、あー、ジャンルも方向性も内容も全然違うけど、つげ義春に雰囲気が似てる、あくまで雰囲気。つげはシュール系ですけど、漫画としては全然違うよ、でも、何となく直感的に受けるものが。

ところで鈴木先生、できちゃった結婚ですか……そこで５巻終了とは。いつも思うんですけど「次の巻に続く」の切り方が絶妙なんですよ。

鈴木先生 5巻

武富健治

これまでの内容を思い出すため前巻から読んだのだけれど、ものすごくお腹一杯になった”ヘビー級”マンガ（苦笑）。個人的には小川一家がツボだったり、「夏休みって良いなぁ」とか思ったり（？）、かなり楽しむことができた巻。

鈴木先生 5巻

武富健治

でましたね！！『鈴木先生』最新刊！
時間がなくて、まだ読んでないんですが、すごく愉しみだーっ。
『鈴木先生』を読むとものすごく集中してしまって他のことが出来なくなるんで、ちゃんと時間が作れるまで、手にしたくないんですよ。

鈴木先生 4巻

武富健治

1〜3巻も持ってます。たまぁに漫画も読みますよ、と。奇妙に感じるタッチの絵なんだけど、話の中身、主人公の鈴木先生の考え方や話方など、独特のものがありひきつけられる。

鈴木先生 4巻

武富健治

普通のマンガだと20〜30分で読み終えるのに、「鈴木先生」だけは毎巻1時間近くかけないと読み終えることが出来ない。そして読み終えた後のなんとも言えない読後感…。ホントすごい作品。マンガというか、”人生感”みたいなのを体感している気分。

鈴木先生 4巻

武富健治

今日の買い物

なんだろう、読んでいてスッキリしてるのにスッキリしない。や、自分でも変な事を書いてると思いますけど。

この漫画、作者の、静かで深い狂気が詰まっているというか、なんだろう、漫画でも表現できないけど、漫画が創作活動の中では最も表現に幅があって、作者の自由がきくから、仕方なくっていうか、漫画くらいしか狂気についていける表現が現在では存在してないから、なんとか漫画という枠の中に納めている、というか。

読む価値、凄くある。あと、それとは別の見方ですけど、鈴木先生が苦悩すればするほど、我々はワクワクするって２巻の帯にあるんですけど、その通りだと思います。苦悩しすぎて、ある面では笑いに転嫁できる。正直、傑作。

鈴木先生 3巻

武富健治

「鈴木先生」は、”自分自身”について考えさせられる非常に貴重な作品。読むたびに新鮮な刺激を与えてくれ、いろいろなことを教えてくれる。自分にとってはまさに「マンガ界の聖書」なのだ。

鈴木先生 2巻

武富健治

現在の教育現場が物凄くリアルに描かれている感じが、あくまでも感じがする。
加速するリビドーを押さえ込む教師達の姿が痛ましく面白い。
いまなら一笑に出来る悩みが中学時代はどれほど重大だったか思い出すなあ。
熱いよ。

掃除当番

武富健治

読み終えた後の心地よい「満足感」。まるで自分自身が”体験した”ような錯覚を覚えてしまうほど心の奥底に響いてくる登場人物の言葉たち。”珠玉の名篇集”の名のとおり素晴らしい作品集に仕上がっている。

鈴木先生 2巻

武富健治

読み終わった後は必ず考え込み、その日から人生観が変わってしまうくらいの影響力を持つ作品。組み立て方が絶妙で、次の展開が気になって気になってしょうがない。読んで損はない秀作。

古代戦士ハニワット 1

武富健治

[ワシントン]

これから！

これから始まるってところで一巻おわり。
さて、どうなるんだろう。
どんな風に読ませる漫画になっていくんだろう！

心の問題

武富健治

[ワシントン]

ワールド

鈴木先生好きな人におすすめ。
本人による後書きが相変わらず凄い詳しくて、なるほど、とまた読み返したくなる。
なんてストイックな人だろう…。

＃ダーク ＃シュール

鈴木先生 1巻

武富健治

[mitten]

こんな角度から！

ドラマを観て非常に面白かったので読んでみました。
今までにない角度から様々な問題を切り取っていて、とても面白いです。
お箸を持たない方の手をどこに置くかについての問題は非常に根深く深刻な問題だと思います。またナイーブな問題です。
一度気にしてしまったら視界に入れたくない気持ちはよく分かります。頭がおかしくなりそうになりますが、それを本人に告げることは大変難しいことです。共感できる話が多くおすすめです！

＃深い

掃除当番

武富健治

「屋根の上の魔女―武富健治作品集（2007）」に続き・・・　武富健治氏の作品『掃除当番―武富健治作品集（2007）』を読んでみた。　武富健治氏は、個人的にヒロイン等の表情が凄くうまくて・・・　この作品で特に大好きな話は・・・ラストの”カフェで”がGood！！　あの喫茶店でのあのキャラクターがマジで憧れる理想の女性なんですよね。

ルームメイト 下

武富健治 / 今邑彩

意外な展開にダマされた。
賛否両論あるようだけど、個人的にはかなり面白かった。
映画版も見てみようかな？

掃除当番

武富健治

「康子」が一番すき。あー康子みたいなことは、身に覚えがー…って、うっ、となってた笑
太宰治「女生徒」の影響を受けた作品と知って(こちらも大好きです)、あーたしかに自分に素直になってみたときの爽快感というか、自分の意志で未来に希望を持てる感じとか、通じるものがあるよなって。
「本の虫とシャイ子」もすき、私も現実のほうが小説よりキレイなのかなって思いたくなる笑

ルームメイト 下

武富健治 / 今邑彩

いや～ラスト怖いよ～。現実的な展開ではないけど、作品としてはとっても楽しめる内容でした。絵がおどろおどろしいので、原作の雰囲気とよくマッチしていたと思う。

惨殺半島赤目村（2）

武富健治 / 中島直俊

完結編。１巻では抑制気味だったタッチが一挙に爆発する。７０年代日本映画の荒唐無稽な娯楽性を見事に再現し２１世紀にブーストしている。ヒロイン祥子の描写に距離感があるというか、「鈴木先生」の小川に近い神格化された存在に終始しているが、もう一人のヒロインがあれだけ豹変するのにこちらのキャラだけ恒常性が強すぎるって感じもしないでもない。「脱出装置？！」で大爆笑。