武富健治のレビュー一覧

  • ルームメイト 上

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    「鈴木先生」で知られるあの武富健治先生の、初の週刊連載作品は、なんとミステリー小説のコミカライズ!
    11月からは北川景子&深田恭子主演で映画版も公開。

    萩尾春海は偶然知り合った西村麗子という女性とルームシェアすることになる。ところが、ある日麗子が失踪してしまう。足取りを追ううちに、彼女の秘密が徐々に明らかになり……
    という、わりとオーソドックスなミステリー作品。

    長ゼリフのシーンも「鈴木先生」で培ったネーム力ですらすら読ませる。
    人物のタッチ、描き込まれた背景も、先生の作風と作品との相性の良さを感じます。

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    2013年12月05日
  • 掃除当番

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    特に一話目が心を打つ。
    掃除当番をやる人・やらない人。
    やり方の問題・姿勢のこと。
    そういうモヤモヤの表現が秀逸。

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    2013年10月21日
  • 鈴木先生 1巻

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    作者がまじめなのかなんなのか??と思った。シュールで結構笑えるところもある。
    ガロのにおいもすこーしするような。。。
    すごい作品なのに、きっとたくさんの人に読まれる(理解される?)作品ではないだろうな。読み手を選びます。仕方ない。論理を理解するために頭フル回転です。。とても疲れますが、本を読む人ならついていけると思う。確かに、文芸漫画と言っても過言ではない。

    鈴木先生が生徒を手の内に入れるのがうますぎるからか(必死なのだが)、少しもやもやする。だけど、鈴木先生(作者)ほど「人間」について考えに考えているなら、当然かも。

    下手な自己啓発系の本よりずっと、効きます。本質を理解すれば応用はいくら

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    2013年08月12日
  • 鈴木先生外典

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    本編ではスポットの当てられなかったキャラクター達をとりあげた外伝的連作短編。
    「真説!ポケットにナイフ」のエピソードが個人的にお気に入り。小川さん大好き。
    最後の同窓会でのエピソードがなんとまあ見事に本編の総まとめになっていて感激。
    続編作ってください、武富先生!!!
    そして映画版も見なきゃ……忙し忙し(幸せ!)。

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    2013年07月04日
  • 鈴木先生 11巻

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    これまでにないドラマチックな展開と大団円。
    過去の回で起こった問題、それらから学び得たこと……すべてがここで活かされ、魅せられた。
    漫画としても、学校教育としても、素晴らしいフィナーレでした。
    名作でした。
    武富先生の漫画、他にも集めてみようと思います。

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    2013年07月03日
  • 鈴木先生 10巻

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    ネタバレ

    順調に進む鈴木学級の演劇特訓。そしていよいよ役決めが近づく中で鈴木先生の言い放った「演劇」というものの在り方……!!
    これはあらゆる創作について言えることだと思います。
    胸に刻みました。
    それから公園にたむろする男に事件が……???
    11巻にも期待が高まる。

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    2013年06月30日
  • 鈴木先生 9巻

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    ネタバレ

    波乱の生徒会役員選挙!
    様々な思惑が入り交じる中、西が主張する「選挙体制」への在り方。
    考えさせられました。
    そんなこんなで選挙も終わり、今度は演劇!
    足子先生も帰ってきて事態はいっそう荒れる……!!
    10巻が楽しみ!!!

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    2013年06月29日
  • 鈴木先生 8巻

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    選挙戦と演劇の問題が複合的に絡み合いテンションが上がっていくストーリー!!!
    毎巻のことながら、常に続きが気になって仕方がない!!!
    本当にいい漫画だ!!!

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    2013年06月29日
  • 鈴木先生 7巻

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    相変わらず脳をかき回される感覚が心地良い!
    この巻は「鈴木裁判」のとりあえずの決着がつく。
    いやー、本当に長かった。でも、それだけ多くのことを得られたエピソードでした。
    それに加えて足子先生が大変なことに!!!
    気になる8巻!!!

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    2013年06月28日
  • 鈴木先生 2巻

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    重たい! でも、ずっしり面白い! 頭使って、ちょっと気持ち悪くて、ときどきドキッとする、ところどころ痛快。

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    2013年06月18日
  • 鈴木先生 1巻

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    どこだかの美術館にあるのをみてから気になってた作品。絵がこゆいので読みにくいかと思ったら、腰をすえて読むと内容も濃厚で面白い。鈴木先生は、考える男だなぁ。

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    2013年06月16日
  • 鈴木先生 11巻

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    物語の展開にはあまり興味がなく、悶々と悩める人に対する鈴木先生の言葉が本当に良かったです。勿論、鈴木先生の思考も、考え方の一つとして、持っておきたい。他者を傷つけてしまいがちな人におすすめします。

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    2013年04月28日
  • 鈴木先生 11巻

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    最後まで素晴らしい流れだった。映画の方の派手さと噛み砕いた表現も好きだけど、漫画の色んな人物に光を当てて物語を動かすってやり方もとてもいい。終わるのが惜しい。

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    2013年04月05日
  • 鈴木先生 5巻

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    手のかからない子供の心の摩耗の上に支えられているって言葉はやっぱり印象的だなぁ。表現の仕方がすごいなぁと思う。
    そして読めば読むほどドラマは忠実に強調するところは強調して作ってあったんだなと感心。

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    2013年03月30日
  • 心の問題

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    『鈴木先生』本編連載中~終了後に様々な媒体に点在して発表されていた最新
    短編がこの1冊にギュッとまとまっています。短編というスタイルならではの自
    由度が活かされた、まさに著者の「攻め」の姿勢を味わえるはず。『鈴木先
    生』直系の濃厚学園ドラマから、平山夢明・原作のディープホラーまで、"漫画
    "って本当に何でもできる!

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    2013年02月15日
  • 鈴木先生 11巻

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    26.1.14 聖職に相応しい聖職者。現実にいたら芯の強いとても賢い人なんだろう。経験率を上げつつ、立派な人に,

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    2013年01月15日
  • 鈴木先生外典

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    ネタバレ

    あの「鈴木先生」が帰って来た!

    アクション誌に不定期掲載されていた「鈴木先生 外典」が1月に公開となる実写映画に合わせて単行本化。
    収録されているのは「@真説!ポケットにナイフ」「@体育祭、五月晴れ」「@紺野…演劇特訓!秋の邪念」「@戸塚24才、3-Cクラス会へ行く」の4編です。

    「@真説!ポケットにナイフ」
    かつてからあった独立した短編「ポケットにナイフ」を「鈴木先生」の中の作品として再構築させた作品。
    地続きの物語として、各キャラクター達のBeforeがいたるところに挿入されていて面白いです。
    さらに「普通」の代表のような関先生の「心の声」により、作品がよりポップなものになっています。

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    2012年12月20日
  • 心の問題

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    ネタバレ

    柳染の背景に山本沙羅の立ち姿が麗しい、武富健治先生の短編集。
     
    鈴木先生と同時期または直後に描かれたという「心の問題」と「ごめんねロック」、「連鎖の形」。
    「心の問題」は、鈴木先生と同様に、細やかな心の機微を扱う作品ですが、そこからの転がり落ちるようなオチにも注目。絵もかわいらしい感じです。12年後に何が起こったのかも気になります。
    「ごめんねロック」は、関先生と役者が同じという体で、疲れから安易な目先の解決策へと逃げてしまう教師の話で、教員向けの雑誌に掲載されたもの。足子先生を思い出します。
    今回初めてタイトルが与えられたという「連鎖の形」。藤井誠二・著『「「悪いこと」したら、どうなるの?

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    2012年12月12日
  • 鈴木先生 11巻

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    たくさんの人が登場して、対立したり思いやったり時に事件が起きたりして、完璧な解決があるわけでもない。それなのに、すべての人に救いがある。
    登場人物への細やかな愛情がいい。

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    2012年11月19日
  • 鈴木先生 1巻

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    ネタバレ

    鈴木先生1巻~4巻までを読んで。

    鈴木先生の教育方針は独善的だと言う意見もある。
    でも、このマンガで言いたいのは、鈴木先生の意見や、マンガの中で出した結論が、常に正しいわけではない、ということだと思う。

    ・どんな些細な事についても論理的に考え、自分の意見を持つこと
    ・違う意見の人を尊重し議論すること
    の大切さを訴えているマンガなのだ。

    4巻で生徒たちを説得するために出した、「経験/体験=経験率」という式。
    体験したことを活かすかどうかは、その人の心持ち次第、という意味である。詭弁のような気もするが、面白い考え方だ。
    将来、自分の子供にも伝えたい。

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    2012年05月29日