武富健治のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
いやぁ、堪能させてもらった。1冊という本の中に入っている情報としての量は他の追随を許さない密度。いや情報というより想い…パルス?すごかったです。最終巻である11巻は思いもよらぬ展開に最後まで目が離せませんでした。
教師モノ作品の枠を遥かに超えたこの「鈴木先生」は、今後自分の子供の成長と接していく立場として無視できない存在であり続けるだろうなぁと。色々考えさせられ、そして学ばせてもらう事も多かったです。
思い込みや価値感の違い、色々なものが世の中にはあって、それら1つ1つが構成の中に入っている。その中で生きていく術として教育がどうあるべきか、それをエンターテイメントたっぷりに描いてくれたこの作品 -
Posted by ブクログ
生徒会選挙編!面白かったです。鈴木裁判編後半くらいからちょっと読んでいなかったのですが、9巻は新しい展開を見せてくれていました!
中学校の生徒会選挙を舞台に、立候補した生徒達の恋模様や、互いの思惑・駆け引きが絡まりまくり、すさまじい緊張感の中で、投票の日を迎えます。確かに考えてみれば、政治って、政治学ではないんですよね。正しいか正しくないか、ということでは割り切れない。立候補者にも投票者にもそれぞれ背景となる生活・思想があって、利害関係もかなり複雑。その中で、一体だれに投票すればいいのか?そもそも今の投票制度(政治システム)でいいのか?ということを、改めて考えさせてくれます。