あらすじ
ミツルの逮捕を受け、どんどん精神の暗黒面にはまっていってしまう勝野ユウジ…一方、緋桜山中学の面々の演劇勝負もさらにエスカレートし、文化祭での披露に向けての猛練習が続いていた。そしてついに、文化祭を目前に控え、ユウジが行動を開始する。緋桜山中学へ武装して侵入し、小川蘇美を人質にとるユウジ。彼の凶行を止めることはできるのか…感動と興奮のエンディングが待つ、「鈴木先生」最終巻!!
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Posted by ブクログ
本来なら排除すべきものをあえて残すそのスタイル
正直読むのに時間がかかるけど老若男女問わずに読んでほしい
現実世界のいろいろな答えへのヒントがあちこちにちりばめられているかと思いますので
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指導要領の内容盛りだくさんで、現場の教師たちの苦悩がわかる。
深く深く考えることができる漫画だった。
教師志望だけでなく、親にも読んでほしい。
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これまでにないドラマチックな展開と大団円。
過去の回で起こった問題、それらから学び得たこと……すべてがここで活かされ、魅せられた。
漫画としても、学校教育としても、素晴らしいフィナーレでした。
名作でした。
武富先生の漫画、他にも集めてみようと思います。
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物語の展開にはあまり興味がなく、悶々と悩める人に対する鈴木先生の言葉が本当に良かったです。勿論、鈴木先生の思考も、考え方の一つとして、持っておきたい。他者を傷つけてしまいがちな人におすすめします。
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最後まで素晴らしい流れだった。映画の方の派手さと噛み砕いた表現も好きだけど、漫画の色んな人物に光を当てて物語を動かすってやり方もとてもいい。終わるのが惜しい。
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たくさんの人が登場して、対立したり思いやったり時に事件が起きたりして、完璧な解決があるわけでもない。それなのに、すべての人に救いがある。
登場人物への細やかな愛情がいい。
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中学生の時にこんな先生にあいたかったなぁ…って思うけど、実際に中学生の時の担任だったら、先生の言ってる事の意味が理解出来なかったかもとも思う。。
なにわともあれ、映画が楽しみです
Posted by ブクログ
数々の試練や演劇指導により精神を鍛え上げられてきた2-Aの生徒達は、緋桜山中に起こる未曾有の大事件に対してどういった立ち振舞いを見せるのか!?
ある意味答え合わせとも言えるラストエピソード、そして名残り惜しい「鈴木先生」最終巻です。
他人を異形視することの危険性……
最後はちょっと駆け足気味…!?
長くなってもいいから、文化祭の本番はちゃんと読みたかったな~。
読むたびに新しい「気づき」がある、本当に深すぎる作品です。
「鈴木先生 外典」として、しばらくは続くらしいので、そちらにも期待!
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鈴木先生を読んでると、よく書かれた評論を読んでいるときの気分を思い出す。マンガという形式を使いつつ、読者に自分の頭で思考するよう働きかけるという点では、評論と言って差し支えないのだろう。
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ちょうどいい所で完結したと思う。
それまでの、本来伏線のつもりだったかどうか怪しいエピソードなんかも巧みに利用していて、
で、例によって笑えて、
無事、古典となるべき漫画として終わったように思う。
次回作はここまで上手くいかないんじゃないかとさえ思ってしまうが、
まあ期待したい。
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すごい。もうすごいとしかいいようがない。
ただ、他に類を見ないほどかなり高いレベルの読解力や理解力が要求される漫画なので、
普通の漫画のように流し読みをしていては内容が理解できないかもしれないという点では勿体無い気もする。
表紙の裏、見返しに書かれているのは「以和爲貴」。
この言葉にふさわしい最後だった。
うーん、本当すごい。
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いやぁ、堪能させてもらった。1冊という本の中に入っている情報としての量は他の追随を許さない密度。いや情報というより想い…パルス?すごかったです。最終巻である11巻は思いもよらぬ展開に最後まで目が離せませんでした。
教師モノ作品の枠を遥かに超えたこの「鈴木先生」は、今後自分の子供の成長と接していく立場として無視できない存在であり続けるだろうなぁと。色々考えさせられ、そして学ばせてもらう事も多かったです。
思い込みや価値感の違い、色々なものが世の中にはあって、それら1つ1つが構成の中に入っている。その中で生きていく術として教育がどうあるべきか、それをエンターテイメントたっぷりに描いてくれたこの作品には深い感謝を示したいと思います。
Posted by ブクログ
とうとう読み切ったぞ! 後半は、そこだけ抜き出すとぎょっとするようなシーンもあるが、そこまで真剣に読んでいると、そこにこめられている熱いテーマを感じられ、必然性をもって迎えてしまうのよね。面白かった!!! 作者もすげー
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漫画でこんなにも台詞が多いものを久しぶりに読んだ気がする。
予想と違って大分硬派だった。
途中GTOみたいなハッピーエンドの学園ドラマで終わるのかと思ったらガラスの仮面化してきてきて、仕舞いには社会派の番組になっていた。
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7巻から11巻まで。性欲からまないところはずいぶんおもしろいのだが、からむとキモい。最後はそんな非日常的に盛り上げずに淡々と終ればいいのにね。続木先生は登場させてはみたものの使えなかった感じ。
しかしまあよくも悪くも教育関係者は一読の価値がある。
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鈴木先生完結。1巻に出会ったのは大学1年のときだから、もう3年前かぁ…懐かしい。真面目な部分がたまにギャグとして笑える。いままで色々な人が巻末によせていた解説がとても面白かったけれど、この11巻には作者のあとがきもある。そこで作者があることを告白していて、泣けた。
Posted by ブクログ
神の子は本当に神の子だった…!
非常にスリルのあるボリュームに負けない読み応えのある最終巻だった。
しかしそのスリルとは『鈴木先生』独自の討論劇ではなかったことが最大の難点だと思う。
鈴木先生が苦難に満ちて葛藤するのが見所であって、このような展開の是非はさておき、
その後の文化祭開催の是非を問う会議で『奇跡を起こしてみせる』部分が見たかった。特に「来たーー!!」の後。
『議論を進める事の出来る』保護者と先生の議論、そして感情的になっている保護者達が説得される場面を、対中学生の議論とは違う所を見たかった。
『議論を進める事の出来る』保護者が全員賛成派に回るとは限らない。そういった苦悩もあったはず。
その部分をうやむやにされてしまった感が少し納得がいかない。
ラストには『奇跡を起こしてみせる』偉業を、苦難を乗り越え成し遂げる『鈴木先生』らしく締めてほしかった。
Posted by ブクログ
最終巻。すごい漫画で好きな漫画だけど、人には薦めない。読みたいという人がいたら覚悟して購入しろとアドバイスする。広島では見られないがTV東京でドラマ化されているらしいので、さらに評判は上がってくるだろうけど、やっぱり読み始めるときは覚悟しろと言わざるをえない。
所謂普通の教員の話
大半が、本当に教育現場では役に立たない教員の対応。
いくつも「それポイント外れてる、それ許しちゃ教育じゃない」って点があるので、全く実戦に向かない。
所謂“普通の教員”の物語。常に無能扱いされる現代の、普通の善意の市井の住民である彼らの一般的にある愚痴。
Posted by ブクログ
時代が小山田いくのような作品を求めていたが、さすがに「すくらっぷ・ブック」ではこの厳しい21世紀にノスタルジーは産んでも芯には響かない(再読しようとは思ったが)。
その声無き声に応じて、少しエキセントリックに過ぎるこの作品が産まれ、評価されたのだろう。
理論武装し過ぎだし生徒のものわかりが良すぎるが、中学時代にはこれ位してくれる先生がいても良い、と一人もいなかった身としては思う次第。
やり切ったかのように文化祭で終わってしまったが、身を削ってでも卒業まで面倒見てやって欲しかった。