井上雄彦のレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
戸川を中心にしたタイガースの話は車椅子バスケを熱が凄く伝わってきます。
何も悪い事をしていなく一番くさってもいい筈の戸川ですが一番前向きな所が頼もしいです。
戸川の成長に野宮が大きく関わっているのが良いですね。 -
ネタバレ 購入済み
高橋の圧倒的な悲しみには強く感情移入してしまいました。
「膝の感覚がわからない」「漏らしていてもわからない」
「風呂に入る時は冷凍マグロのように扱われ、体は熱さを感じない」
とても色々考え指せられました -
ネタバレ 購入済み
車いすバスケに興味を持って読み始めましたが
実際惹かれたのはそちらよりも高橋の描写でした。
元気な時はバスケの実力や容姿やとりまきを従えられる権力を傘に着た
調子に乗ったいじめっ子だった彼が
下半身不随になったことで深い悲しみに突き落とされ
人生観が変わっていくのです。 -
ネタバレ 購入済み
リアルを読めばそんなもんはリアルでもなんでもないと分かる。
ちなみに、同情して泣いたわけでなく、
自分の(私の)弱さがどんどん浮き彫りになって、くやしくて泣いた。自分の貧弱な体と心を変えたいと思った。 -
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さまざまな事情で挫折した人たちが、それぞれ思い悩みつつ前に進んでいく。いや、ひょっとしたら、まだ進んでもいないのかもしれない。素人がどんどんうまくなって活躍するスラムダンクとか、斬った張ったの命のやりとりを描くバガボンドからすると、爽快感とか高揚感はあまりないのかもしれない。でも、読み進むうちに、そうだよなぁ、自分が現実に出会う問題って、そんなにすっきりとは乗り越えられないよなぁ、なんて味わいながら読み進める。すっげぇかわいい美女もかっこいいスーパーヒーローも出てこないけど、自分と地続きで感じられる苦みとか深みとかしみだしてきて、物語にひきこまれる。もちろん、交通事故とか警察につかまるとか、彼
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Posted by ブクログ
ネタバレ13巻よりは感動しなかったけれど、ちょこちょこ良いシーンがあった。
特に、このシーン。
漫画家を目指している女の子(この子は主人公のバイク事故で車椅子に)が、編集者(集A社)にマンガを見せにいって、
うちの漫画、王道は三人(いつもアンケート、トップ3)いるから、
「少しゆるくて、エロいのを描いてきて。隙間を狙おう、ニッチを」
と言われて、
でも、ファミレスで、主人公の男の子(プロバスケをあきらめつつある)に
「こりずに王道、ど真ん中」
「だって、あたしの真中にあるのが王道ならしかたない」
「真中をつきつめるしかないもの」
「それで負けたらしかたがない」
「それもしないで描きたくないものを描い