井上雄彦のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレまたバスケの漫画なんだ、というのが、当時広告を見た時の初めての印象。
車椅子バスケを扱っているというのできょうみが増したものの、やっと今回機会があり手に取った。
なぜこの漫画のタイトルが『リアル』なのか。
少しずつわかりかけてきた気がする。
圧倒的な迫力で畳み掛けてかるリアル。
障害者だ、と周りが引いたり遠慮したり
かと思えば卑怯だと言って見たり
残念ながら日常によくある光景だと思う。
その中で、車椅子はこいつの「マシン脚」で
個性だし、羨ましいからって僻むな
というシーンはすっとした。
拙い、世間から見れば中卒の落ちこぼれと呼ばれる主人公であっても
本当のことがわかっている。
それを素直に言うことができる。
言葉にするととても安っぽいけれど
人間の価値は五体満足だとか有名大学卒だとか
そんなことで決まるものではけしてない。
恰好悪く足掻いて、それが恰好良い。
だからこそのリアル。
次巻以降を読むのが楽しみ。