井上雄彦のレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
リアルを読めばそんなもんはリアルでもなんでもないと分かる。
ちなみに、同情して泣いたわけでなく、
自分の(私の)弱さがどんどん浮き彫りになって、くやしくて泣いた。自分の貧弱な体と心を変えたいと思った。 -
Posted by ブクログ
さまざまな事情で挫折した人たちが、それぞれ思い悩みつつ前に進んでいく。いや、ひょっとしたら、まだ進んでもいないのかもしれない。素人がどんどんうまくなって活躍するスラムダンクとか、斬った張ったの命のやりとりを描くバガボンドからすると、爽快感とか高揚感はあまりないのかもしれない。でも、読み進むうちに、そうだよなぁ、自分が現実に出会う問題って、そんなにすっきりとは乗り越えられないよなぁ、なんて味わいながら読み進める。すっげぇかわいい美女もかっこいいスーパーヒーローも出てこないけど、自分と地続きで感じられる苦みとか深みとかしみだしてきて、物語にひきこまれる。もちろん、交通事故とか警察につかまるとか、彼らの出会う事件も自分に起きたらたいへんだと思って、走って逃げるようなこわさがあるけど、感覚的な話でね。
前の話、ほぼ忘れていたけど読むうちに思い出す。開いたところから楽しめる、マンガって偉大だなぁ。
続きが読みたいけど、いつ読めるんだろうね。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ13巻よりは感動しなかったけれど、ちょこちょこ良いシーンがあった。
特に、このシーン。
漫画家を目指している女の子(この子は主人公のバイク事故で車椅子に)が、編集者(集A社)にマンガを見せにいって、
うちの漫画、王道は三人(いつもアンケート、トップ3)いるから、
「少しゆるくて、エロいのを描いてきて。隙間を狙おう、ニッチを」
と言われて、
でも、ファミレスで、主人公の男の子(プロバスケをあきらめつつある)に
「こりずに王道、ど真ん中」
「だって、あたしの真中にあるのが王道ならしかたない」
「真中をつきつめるしかないもの」
「それで負けたらしかたがない」
「それもしないで描きたくないものを描いちゃったら最初から自分に負けたのと同じ」
って言うところ
私もがんばろう、と思った