井上雄彦のレビュー一覧
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井上雄彦先生のバスケ漫画で、スラムダンクと違っていろいろと人間の深いところまで差来るような作品となっている かつて学生の頃、世の中と同じく私自身も井上雄彦先生の「スラムダンク」に夢中であった。
その井上先生が、新たな連載でこのリアルを書かれている。
同じ井上先生でもこの作品はスラムダンクのように笑いがあるような感じではない。
この作品の主人公が何をしてもまるでだめな奴で、ある日突然交通事故をに合い、それをきっかけに車いすバスケに出会い、さらに色んな人に出会い、その中でそこそずつ成長していく。とだいぶ大雑把だけどそういう風になりたっている感じ。だいぶ大さっぱでゴメンなさい…
同作品は漫画 -
Posted by ブクログ
ネタバレ高橋くんが、母親とは似ているけれど
父親とは似ていない、と医師に指摘されるところが印象に残っている。
夫婦が血が繋がっていないのに似てくることがあるのと同じで
一緒に暮らしていれば自ずと似てきてしまうもの。
似ていない父、幼い高橋が求めた父と
数日であれ暮らすことで、何か彼が得るものがあれば良いと思う。
ラストで感情が噴出する様子に鳥肌がたった。
次巻に非常に期待。
また、野宮くんがバイトを一生懸命頑張っていて
つまらない飲み会で、コミュニケーションをとりたがらない若者達に
会話をしようとしたり
おまえが踏みにじろうとしている今を自分は大切にしようと思った
と言ったりするところも素敵なシー -
Posted by ブクログ
いいなあ、この巻!
皆が前進している。成長。努力。
『リアル』って、想像はしていたけれど、その想像よりも熱い作品ですね!
熾烈で凄惨だったし、今もその真っ只中ではあるのだけど、確実な一歩一歩が見てとれる。
少なくとも野宮や清春や高橋より恵まれた環境・状況にいる私。
彼らほど何か一つの目標に向かって死ぬ気で努力したことがあるだろうか?
「また1年生き延びた」なんて喜べるほど精一杯生きているだろうか?
そんなこと考えちゃいますよね…。
みんな頑張ってほしい。本当にみんな。
骨肉腫って、骨の癌みたいな病気なのか…切除してもどこかに転移してるかもしれないってことなのかな。
医者の見落としで去年 -
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今回は高橋と野宮。
高橋くん、徐々に色々な表情を見せてくれるようになってきて良かったなぁ。
野宮くん、君もいい男だなぁ。
男っていうか漢って感じかな、どちらかといえば。
心のままに従え、自分だけが進むべき道を知っている。と、いった感じだろうか。
彼らの中心にどかんと腰を据えてるのはバスケットなんだな。
それに気づけるかどうか、か。
私の中心にあるものはなんだろう?私の心だけが知っている道ってなんなのだろう?ってちょっと考えてしまいますね。
安西義輝…ちょっと気になる。元全日本プレーヤーの父を持つ?安西?
スラムダンクを知ってるとちょっと面白さが増しますね。
きっとバガボンドも知ってたらもっ -
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今回はバスケットの巻ですね。
タイガース、みんなかっこいい。
車椅子バスケって、ランク?点数?の制約があるんですね。
普通のバスケと違って好きに選手交代できるわけじゃないし、強い人ばっかりスタメンにするわけにもいかない。
選手が車椅子に乗ってるってだけでルールは普通と変わらないのかと思ってました。
そういうところが面白いなぁ。
野宮も、どうして彼はこんなについていないんだろうなぁ…。運が悪いんだよなぁ。
しかし、バスケットのコーチとしてはなかなか。
なんだか毎回毎回泣ける…。
余談ですが、井上先生ネーミングセンスいいですよねあだ名の(笑) -
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この巻すごく目頭が熱くなった…!
寝たきりだと自分の背の高さも忘れてしまうって本当なんでしょうか。
高橋の苦悩だとか後悔だとか屈辱だとかが痛いくらい伝わってくる。
終始シリアスムードなので読んでいて辛いです。辛いですけど読みたくなる魅力。
そして野宮くんは心機一転するのにどうしていつも髪型から入るんでしょうか(笑)
君の顔でスキンヘッドは、いくらジョーダンスタイルでもおっかないって!
(笑)
それから君のお母さん旅行行きすぎ!(笑)
「あきらめたら…」の台詞といい、ちゃんと緩和材があるのはいいことです。
スラムダンクネタは特にいいなぁ。 -
Posted by ブクログ
高橋につきつけられた事実。
清春の過去。
いやあ、凄惨だ…。
とことん突き落してくるなーこの漫画。
突然脚を失う絶望って計り知れないですよね…。想像もできません。
清春はどうやって乗り越えてきたのか、そして新たに立ちはだかる壁をどう乗り越えていくのか。
高橋はどうやって絶望から這い上がるのか。
そして野宮の歩むべき道は見つかるのか。
すごく続きが気になります。
余談ですが、スラムダンクを挟んできたりするのがユーモアあっていいですよねー。
スラムダンク大好きなので、嬉しくてクスッと笑ってしまいます。
緩急がしっかりあるところがとても好きです。 -
Posted by ブクログ
ずっと気になってた作品。
井上雄彦先生の作品は『スラムダンク』が自分の中で一番好きな作品で。
表紙がコワモテのおにーさんだからちょっとおっかなびっくりだったんですけど、ちゃんとユーモアがあるしとても面白くて夢中で読んでしまいました。
車椅子バスケットの話です。
主人公は野宮朋美(表紙のコワモテおにーさんw)、戸川清春、高橋久信。
野宮は顔は怖いけれど、純粋で心優しい。高校は中退。
清春は片足がなく、車椅子で生活しておりバスケもめちゃ上手い。
高橋は西高バスケ部のキャプテンだったが…。
それぞれになにやら複雑な事情があり、設定がとても凝っていて面白い。
面白いけれども、凄惨だ。
なんだか読