あまりに自分と物語の距離が近すぎて、客観的なレビューは出来ないと思う。
絶望と希望のせめぎ合いの中、挑戦する登場人物たち。
今日を生きるのが精一杯な私。やっと立ち上がっては、行動するが、自分の生き方に嫌悪し、落ち込む日々。少しうつ病がひどい。これが私の「リアル」。
しかし、それでも生きていこうと思わせてくれる、川の底流の動きのような力強さが本書には描かれている。
読み終わった後、最後のページから、前に向かってページをめくるだけで、ジーンとしてしまう。
私は私のリアルと向き合って行くのみ。闘志を燃やす。