井上雄彦のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
今まで友達から借りたのと中古で買ったのとだったので、初めてリアルタイムで新品で買って読みました。
待ちきれなくて学校で読んでしまったのですが、またしても公共の場で涙してしまいそうになりました。
今回のテーマは「変化」ですね。
なんでかわからないけど、『リアル』って読むといつも現在の自分の気持ちや悩みとリンクしているんですよね…。
高橋エピソードが本当に感動した。何か目標ができた時、人は大きく前進するのかもしれないですね。
あと、リョウ君にも泣けました。
次は地元が舞台で。前巻からものすごく楽しみでした!
見たことのある風景に興奮(笑)
「うわ~!!宇都宮に戸川が!!みんみんに野宮が!! -
Posted by ブクログ
野宮が入団テストを受けたことにより、触発された戸川と高橋が、自身の目の前の目標に、がむしゃらになって取り組み始める。そしてその様を見る周りの人が、更に影響を受け、変わり始める。
今回は特に、戸川と高橋にスポットライトがあたる。
友の、そして自らの骨肉腫を振り切る為かのごとく、ただひたすらに前進しようと、もがく戸川。
他人を自己評価し、見下していたが、今の自分を見つめ直し、子供の頃のようなひたむきな努力を黙々とするようになった高橋。
その2人にとって、足りていなかった、共に隣を歩んでくれる他人の存在。まだ2人は気づいていないが、だが確実に、引き寄せてきている。 -
Posted by ブクログ
精一杯汗かいて生きる人達。それを見て感化される人達。
和気藹々とした「友達」としての繋がりではないけど、
独力で乗り越えようとする気持ちが重なりあうことで、何より「仲間」としての繋がりになっていくのかなと感じた。
自分の力を高めることに固執し続けた戸川はチームの分裂を引き起こしたけど、自分の「変わりたい」という気持ちを打ち明けることで、最終的にチームの結束をもたらした。
でも、チームがここで結束できたのは、戸川が「独力で乗り越えたい」という意思を行動として示し続けていたからこそだと思う。だからこそ、「変わりたい」という言葉に大きな意味が生まれた。
「変わりたい」と思っていない人などいない